はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米債権回収企業、返済手段にビットコインを導入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインでB2B債権回収を可能に

米国の金融調査・債権回収企業Corporate Intelligence Services LLC(CIS)が、商業債権回収部門で新たな決済方法として暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)の受け入れを開始した。そのために会社のビットコインウォレットも作成したという。

CISの共同オーナーRoger Barter氏は「ビットコインは支払い方法としてますます受け入れられるようになった」として、その利点を次のように挙げている。

取引は即座に検証可能で、第三者の仲介のないP2P(ピアツーピア)で行われる。P2Pでは取引手数料が大幅に安くなる。さらに、クレジットカードのように取引を取り消したり、顧客や債務者に支払いを返却できる第三者機関もない。

CISは、最先端のテクノロジーを積極的に活用して顧客により良いサービスを提供することを探っており、支払いメカニズムとしてビットコインを採用する時期が来たと判断したとしている。

決済大手がビットコインの取扱い進める

ビットコインは投機的な側面に注目されることが多かったが、次第に決済手段としても実用プラットフォームが整備されつつある。

世界的なクレジットカード大手VisaのAlfred Kelly CEOは、今後の注目分野としてコモディティではなく「決済で使える仮想通貨」であると発言。また「仮想通貨が広く認識される価値の交換手段になった場合、(Visaの)ネットワークにそれを追加しない理由はない」として、クレジットカードで使える決済手段の一つに、ビットコインなど仮想通貨を組み入れる可能性を示唆した。

VisaはすでにウォレットプロバイダーZenGo、大手仮想通貨取引所コインベース、P2P取引所Paxfulなど様々な仮想通貨企業と提携してVisaカードを発行済。Visa加盟店でこれらのカードにより仮想通貨決済が可能だ。

またMastercardも、2020年7月により多くの仮想通貨企業が同社のカードを発行できるよう、パートナープログラムを拡充。フィンテック領域のパートナー企業が、よりシンプルに速く決済用カードを発行できるようにするもので、仮想通貨利用の簡素化も目指すと発表した。

この際には、仮想通貨への関心や投資に対する需要が高まっていると説明。小売店や金融機関なども仮想通貨決済の可能性を探っていることを、プログラムの背景として説明している。

関連:マスターカード、仮想通貨企業のサポートを拡充 決済の多様化実現へ

決済大手PayPalも、仮想通貨売買サービスを開始しており、PayPalに対応している世界の2800万以上の店舗で仮想通貨を決済に使えるようにする計画もある。

関連:PayPalの仮想通貨サービス、今後の事業展開と収益への影響は?

こうした決済大手企業の相次ぐ仮想通貨分野への参入もCISのBarter氏が言及したような「決済手段としてのビットコイン」が広まっているという感触を支えているものとなりそうだ。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
04/27 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米CMEのXRP先物提供やSOLの企業購入事例など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン10万ドルも視野、貿易摩擦懸念緩和が支援材料に|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏によるビットコイン週次レポート。ドル安進行と米中関係改善期待を背景にビットコインは200日線を突破し三役好天を形成した。今後の重要経済指標と共に注目される節目の10万ドル到達の可能性を解説。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金の最高値とBTC上昇の関係に高い関心
今週は、金の最高値更新と仮想通貨ビットコインの価格上昇の関係分析、ビットコイン価格とM2マネーサプライの相関関係、42,000BTC保有予定の21キャピタル設立に関するニュースが最も関心を集めた。
10:00
Sui(スイ)ブロックチェーンのDEX「Cetus AMM」の使い方、ウォレット準備から取引まで
Suiブロックチェーン上の主要DEX「Cetus AMM」の使い方を解説。OKJでのSUI購入からウォレット設定、Walrus(WAL)を想定した、トークンスワップの使い方まで初心者にもわかりやすく紹介します。
04/26 土曜日
13:20
米ナスダック、SECの仮想通貨規制緩和を歓迎も有価証券分類の明確化求める
米ナスダックがSECに対し、仮想通貨が「実質的に株式」である場合は同等の規制を適用すべきとのコメントレターを提出した。
12:30
米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど
ビットコインやイーサリアムに続き、ソラナやリップルなど多数のアルトコインETF申請が進行中。2025年の米国規制環境で加速するETF審査状況を整理しました
11:40
世界初のXRP現物ETF、ブラジルで先行取引開始 米国承認前に実現
ブラジル証券取引所B3で世界初のXRP現物ETF「XRPH11」の取引が4月25日に開始。Hashdexが運用する本ファンドはナスダックのXRP指数に連動する。
11:25
スイス中銀総裁がビットコイン準備金提案に反対表明、国民投票イニシアチブの行方は
スイス国立銀行総裁が、ビットコインは準備金として不適合だとの見解を示した。一方で国民投票を目指す「ビットコイン・イニシアチブ」は署名活動を継続中だ。
11:15
オソフ上院議員が批判 トランプ大統領のミームコイン晩餐会は「弾劾されるべき違反」
ジョージア州代表のオソフ上院議員がトランプ大統領のTRUMPコイン保有者向け晩餐会を「弾劾に値する犯罪」と批判。上位220名の保有者を招待する計画に対し、民主党議員からは利益相反の懸念が高まり、SECへの調査要請も行われている。
10:45
「1000万BTC保有でも問題なし」─アモウズ氏、ストラテジー社のビットコイン寡占懸念を一蹴
サイフェディアン・アモウズ氏が、企業によるビットコイン寡占リスクについて見解を示した。トランプ関税政策を批判し、ビットコインによる米国債務問題の解決策についても言及している。
10:15
世界経済の不確実性はビットコインにとって追い風=ブラックロック幹部
ブラックロックの幹部が世界経済の不確実性がビットコインの価値上昇につながると指摘。フィンクCEOは先月、米国の債務管理失敗によりドルの準備通貨地位がビットコインに奪われる可能性を警告。市場の地政学的分断が進む中、低相関資産としてのビットコインの役割が注目される。
08:40
ブラックロックのビットコインETF、BTC総供給量の2.8%を保有
世界最大の資産運用会社ブラックロックのビットコインETF(IBIT)がBTCの総供給量の2.8%を保有。58万2000BTCに到達し、今週単日で6.4億ドルの資金流入を記録した。
08:02
リップル社のトップ「現時点でIPOの必要はない」
リップル社のプレジデントは、同社がIPOを行う計画は現在はないと語った。財務は健全な状態にあるとし、買収などを行なって事業を成長させることに集中すると話している。
07:55
2026年までに世界の企業が300万BTC保有を予測 ビットコイン・マガジンCEO
ビットコイン・マガジンのベイリーCEOが上場企業によるビットコイン保有が急増すると予測。現在の70万BTCから2026年末には200万〜300万BTCに拡大の可能性。
07:25
ドラゴンチェーン(DRGN )価格が2倍以上急騰、米SECの訴訟取り下げを受け
米SECとドラゴンチェーンが4月24日、新政権下の「政策的観点」を理由に2022年から続く未登録証券訴訟の取り下げを共同申請した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧