はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Bittrexも被害に、DDoS攻撃がもたらす仮想通貨取引所への影響

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DDoS攻撃とは
DDoSとは(Distributed Denial of Service attack)の略で、ネットワークを通して複数のコンピューターから標的のサーバーに大量の処理要求を送り付けてサービスを停止させる攻撃です。
最悪のタイミングで攻撃が行われる
2つの取引所がビットコイン強気市場後という大変な時に最悪のタイミングで DDoS攻撃を受けました。

仮想通貨取引所はユーザーの大量流入対応に加えて、DDoS攻撃を常に警戒していなければなりません。

ビットコインの価値が上がり続ける中(新高値の$12,000(約135万円)以上に到達)、仮想通貨を手に入れようとする人が増え、取引所のサーバーに重い負担がかかっています。

取引所は成長し続ける顧客基盤のニーズを満たすため最善を尽くしていますが、取引所はコインを盗もうとしてサービスの弱点を探しているハッカーとも戦っています。

取引所のウェブサイトとプラットフォームに対する最も多い攻撃はDDoS攻撃です。

分かりやすく説明すると、DDoSは分散型サービス妨害攻撃です。

通常処理できるリクエストを越えてサーバーに大量の処理負荷を与えることでサービスを機能停止状態へ追い込むサイバー攻撃の一種です。

複数のコンピュータからサーバーを攻撃するため、DDoS攻撃は1つのソースから始まらず阻止しにくいという特徴があります。

タイミングは悪くない

ビットコインの超強気市場により需要が過去最大となり、世界中の取引所は大損害に遭いました。

ビットコインの価値が2週間前$11,000(約123万7千円)に近づき、様々なサービスプロバイダが激しい取引量やニュース利用者によるトラフィックの増加に対応するためシステムのアップグレードを試みる中、2つの取引所がサイバー攻撃を受けました。

Bitfinexは定期サーバーメンテナンスを予定しており、そのタイミングを狙ってDDoS攻撃を受けました。

Twitter訳

【Bitfinexは現在分散サービス拒否攻撃を受けています。攻撃はメンテナンス中に始まり、まだ続いております。】

その間にBittrexもシステムへのDDoS攻撃を見抜きました。

Twitter訳

【DDoS攻撃が検知され、現在対応中です。ご迷惑おかけしてすみません。】

このような攻撃はオンライン生活には付き物で、銀行業務のシステム、オンラインショッピングプラットフォームや他のサービスプロバイダはDDoS攻撃の主要なターゲットです。

それに加えて攻撃は頻繁にあり、そしてほとんどが一番都合の悪い時に起きます。

10月下旬、ビットコインのオリジナルブロックチェーンの3つ目の分岐ビットコインゴールドで、大規模なDDoS攻撃が発生しました。

始まりは1分に1000万を超えるリクエストで混乱し、ウェブサイト自体がアクセス不可能になってしまいました。

5月にPoloniex取引所はユーザーが仮想通貨取引ができないことで閉鎖されました。

幸いなことにその攻撃で盗難はありませんでしたが、後に残る恐怖は無視できません。

皮肉なことに、ブロックチェーン技術こそがDDoS攻撃を阻止する答えかもしれないのです。

ブロックチェーンに帯域幅(通信速度)を貸し出すことでWebサイトのトラフィック対処能力を上げ、それらの攻撃を防ぐことができるのです。

How DDOS Attacks Affect Bitcoin Exchanges

Dec. 6, 2017, by Gareth Jenkinson

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/06 土曜日
13:46
仮想通貨市場構造を定める「クラリティ法案」を遅滞させる3つの争点とは? 専門家見解
仮想通貨に詳しい弁護士が、ビットコインなどについて米国の規制を明確化する「クラリティ法案」の年内進捗は期待薄だと見解。3つの争点が議論のハードルだと指摘する、
11:15
メタマスク、予測市場取引機能を導入 ポリマーケットと連携しウォレット内で完結
メタマスクが12月4日、トラストウォレットが12月2日に予測市場機能を相次いで発表した。ユーザーは自己管理型ウォレット内で実世界のイベント結果を予測し仮想通貨で取引できるようになる。
10:45
SBI VCトレードとサッポロビール、黒ラベルTHE BARリニューアル記念でNFT配布キャンペーン開始
仮想通貨取引所SBI VCトレードとサッポロビールがWeb3技術を活用した実証実験を12月5日に開始した。黒ラベルTHE BARのリニューアルを記念し、応募者全員にNFTを配布。保有者は店舗で特別なビール体験が受けられる。
10:10
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、5週連続で資金流出 4200億円規模に
ブラックロックの仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」から5週連続で約4200億円が流出した。上場以来最長の流出超過を記録。同社の事業開発ディレクターは「正常な動き」と述べた。
09:30
米SEC、仮想通貨プライバシー円卓会議を来週開催 ジーキャッシュ創設者も参加
米証券取引委員会が金融監視とプライバシーをテーマにした円卓会議を12月15日に開催予定。ジーキャッシュ創設者ゾーコ・ウィルコックス氏を含む専門家がパネリストとして参加し、仮想通貨の匿名技術と監視措置について議論を行う。
08:35
トム・リーのビットマイン、今週約9.8万ETHを追加購入 総保有額1.8兆円相当
ビットマインは今週もETHの押し目買いを実施し9万7650イーサリアムを追加購入した。アーカムのデータによると、同社の総保有額は1.8兆円に達しETH総供給量の3.16%を占めている。
08:00
KLab、ビットコインと金を組み合わせた財務戦略を発表
KLabは、仮想通貨ビットコインと金を財務資産に組み込むデュアル・ゴールド・トレジャリー戦略を実施すると発表。同日発表した資金調達で得る約51億円のうち36億円を充当する。
07:35
ウィズダムツリー、欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場
ウィズダムツリーが4日、Lidoプロトコル経由でミントされたstETHのみを保有する欧州初の完全ステーキング型イーサリアムETPを上場した。運用資産約5000万ドルでドイツ、スイス、フランス、オランダの取引所で取引が開始された。
06:30
ビットコイン保有企業の指数除外方針に反対、ストライブ社がMSCIに書簡
米ナスダック上場企業ストライブがMSCIに対し、ビットコイン保有企業を株式指数から除外する提案に反対する書簡を送付した。同社は7500BTC以上を保有する企業として、50%基準は不公平で実行不可能だと主張。
05:55
仮想通貨評価損不計上でフィスコとクシムに課徴金勧告 金融庁監視委が虚偽報告を指摘
証券取引等監視委員会が5日、フィスコとクシムに対し、仮想通貨の評価損を適切に計上せず有価証券報告書に虚偽記載を行ったとして、それぞれ1500万円と1200万円の課徴金納付を勧告した。
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧