- 有名な存在の影響力
- 先週始まったMcAfee Antivirus製作者のツイートが仮想通貨市場に大きな影響を与えました。
- McAfee砲のBOTが登場し、誤爆
- 取引ボットはMcAfeeのツイートを読み取り、選ばれたコインを瞬時に購入し、その数分後に売ります。しかし12月27日、取引ボットがTRON(TRX)を読み違え、代わりにe-Guldenを購入しました。
- McAfee氏はツイッターのハッキングを訴える
- 私のアカウントはハッキングされました、とTwitterから通知を受けました。(McFee砲と呼ばれる)本日のコインについてのツイートは私ではありません。私は今後このツイートをすることはない。とコメントしました。
仮想通貨のような規制されていない市場では、悪質な行為や出来事が知識不足な人を困らせています。
これらの行為の被害者は経験不足な人が多いですが、時には精通している取引者もこれらの策略に騙されます。
McAfee Antivirus製作者のツイートが仮想通貨市場に大きな影響を与える
12月21日より、仮想通貨有力者でもあるMcAfee Antivirus製作者(John McAfee)が、約50万のフォロワーに対し、「本日のコイン」をツイートし始めました。
毎日行われるツイートの影響は想像通りでした。
技術開拓者フォロワーは、見逃してしまうかもしれないということへの恐れ(FOMO)から、選ばれたコインを急いで購入し、結果そのコインがポンプ(価格が押し上げられる)されました。
もちろん、そのポンプはすぐに消えるため、コインの価値が2、3倍になったとしても、同じペースで下がり、最終的にツイート以前の価格に落ち着きます。
1回目か2回目のツイート後、精通した取引者はMcAfeeが選んだコインを自動的および瞬時に売買するボットを作りました。
取引ボットはMcAfeeのツイートを読み取り、選ばれたコインを瞬時に購入し、その数分後に売ります。
McAfeeが選ぶコインのほとんどはBittrexで取引されていたため、ボット作成者はその情報を元にボットを作りました。
しかし12月27日、取引ボットがTRON(TRX)を読み違え、代わりにe-Guldenを購入しました。
e-GuldenはBittrex上ではElectronicGulden(EFT)と表記されています。
TRONはBittrexでは扱われていないため、ボットがコインを探しても見つからず、代わりにEFTにたどり着きました。
以前のポンプと違い、今回はMcAfeeフォロワーの知識不足から利益を得ていたボット操作者が一番損をしました。
しかし、ボット操作者が他人の経験不足から利益を得ていたことは、さらに重大な問題の一部でしかありません。
McAfeeのツイートは規制されていない市場に対する有名な存在の影響力を証明しました。
彼のツイートが市場を操作し、個人的利益を得る策略であったと推測している人もいます。
McAfeeは以前、裏書きと援助の見返りとして事業から大量のお金を支払われているとツイートしました。
他の有名なソーシャルメディアパーソナリティも(仮想通貨市場への影響力ゆえ)仮想通貨事業から裏書きの買収を要求されたことを証言しました。
もちろん、そのような悪質な取引は株や他の統制市場においては完全に違法です。
政府の介入を恐れる人が多いですが、逆に悪質な取引を防ぐことが可能になるため、仮想通貨市場が一般的なユーザーにとってより公平になると考える人もいます。
Trading Bot Mistakenly Causes e-Gulden Pump
Dec. 27, 2017 by Zane Huffman
参考記事はこちらから
CoinPostの考察
真偽は定かではありませんが、McAfee Antivirus製作者(John McAfee)は以下のようにコメントを残しました。
Urgent: My account was hacked. Twitter has been notified. The coin of the day tweet was not me. As you all know… I am not doing a coin of the day anymore!!!!
— John McAfee (@officialmcafee) 2017年12月27日
「私のアカウントはハッキングされました、とTwitterから通知を受けました。(McFee砲と呼ばれる)本日のコインについてのツイートは私ではありません。私は今後このツイートをすることはない!!!!!」