- 最新の報告書
- 中国の中央銀行は国内のトレーダー及び、投資家達が国外の仮想通貨取引所を使用する事を禁止するために、さらなる効率的なファイアーウォールの構築を進めている。
- 中国の仮想通貨取引完全撤廃
- このファイアーウォールの構築により、GoogleやFacebookなどと同じくインターネットでのアクセスが完全にできなくなることが予想される。
- 中国禁止の影響は?
- 多くの中国系仮想通貨企業やマイナー達の、より柔軟な管轄を持つスイスやカナダへの移住をしており、市場占有率も低いため、ニュース単独での影響は少ない可能性がある。(記事下の表を参照)
中国は、国内外の全ての仮想通貨取引及び、ICO関連のウェブサイトへのアクセスをブロックすることを決定し、この業界の最終取り締まりを進めている事をレポートで公表しました。
中国人民銀行(以下、PBoC)は、2017年初頭から国内取引所の精査を進めています。
州資本のウェブサイトである ThePaper.cn で使用されたPBoCによる記事の引用:
「金融リスクを緩和、そして防ぐために、規制当局は、関連するビジネスや国内外の取引所のウェブサイトの廃止、処置を含む、ICOや国内外の仮想通貨取引所に対して、禁止政策を適応させます。」
中国と仮想通貨
中国は当初ICOを全面的に禁止する”警告”を9月4日に公表しましたが、その後すぐに国内仮想通貨取引所の停止命令を行い、9月30日までに取引を完全に廃止する指令が出されました。
「この禁止及び、施行後に、世界で90%を占めていた人民元での仮想通貨取引高が、一時期1%以下にまで落ち込み、大きくリスクレベルを低下させました。」と報告書に記述されました。
しかし中国の国家インターネット財政協会が1週間で仮想通貨への投資を根絶する政策が失敗に終わった事を認め、北京では、国内の仮想通貨ビジネスや国外の取引プラットフォームの廃止やアクセス禁止への取り組みを続けています。
その後規制当局は、投資家達に対し、国外での仮想通貨取引やICOへの参加のリスクを警戒するよう公的に警告を行なっていました。
2月4日の報告書によると、中国の中央銀行は国内のトレーダー及び、投資家達が国外の仮想通貨取引所を使用する事を禁止するために、さらなる効率的なファイアーウォールの構築を進めています。
国内取引禁止が行われた後に、国内投資家達が国外プラットフォームに目を向けた事からも、規制は”警告の精神”と共に適用されていると記述されました。
中国の仮想通貨トレーダー達が日本及び、香港に目を向けていることに対して報告書では以下のように述べられています。
「国外での取引及び、規制回避、仮想通貨トレード、ICO活動は、再起のトレンドを見せています。国外ICOに対する参加を例に取っても、”警告”によって指摘されている違法な発行、非現実的な商品、詐欺やネズミ講、損失の際の補填などを含む多様なリスクや課題が未だ残っているのです。」
中国の影響は
大きな損害を与えた抑制策は、多くの中国系仮想通貨企業やマイナー達の、より柔軟な管轄を持つスイスやカナダへの移住を引き起こしました。
よって、少なくともしばらくの間は、中国が国際仮想通貨価格に与える影響は、衰え続けていくと言えるでしょう。
下の表で見てもわかるように、すでに中国の市場占有率はかなり低く、大きな相場への影響はないと予想されます。
しかし、この下落相場への追い風となってしまう懸念点も海外メディアで大きく報じられています。
PBoCが取引所に人民元銀行預金を禁止 | PBoC取引所取締BTCの出金が4ヶ月間凍結 | BTCCがサービス提供を停止。全国内取引所停止の噂 | |
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日時 | 2013年1月 | 2017年1月 | 2017年9月 |
事件前高値 | 138,238JPY | 153,576JPY | 556,627JPY |
事件後安値 | 15,546JPY | 84,380JPY | 312,926JPY |
価格下落率 | 88.75% | 45.04% | 43.76% |
中国市場占有率 | NA | >98% | <15% |
China to Ban & Block Foreign Cryptocurrency Trading Platforms, ICOs: Report
Feb 5, 2018 by Samburaj Das
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