はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

Binance懸賞金:ハッカー逮捕に繋がる情報提供者に25万ドルを提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Binance ハッカー賞金
Binanceは、3月7日に起きたハッキング未遂事件の情報提供を呼びかけ、関係者の逮捕に繋がる情報提供者に$25万(約2650万円)相当の賞金を与えることを発表しました。
増えるサイバー攻撃
近年仮想通貨業界へのサイバー攻撃が急激に増加しており、BInanceは同業界内の他の取引所や仮想通貨ビジネスに犯罪者達に対して積極的な対応を行うよう促しました。

先日のBinance事件

3月7日に、取引量で世界第2位の仮想通貨取引所であるBinanceが大規模攻撃の標的にされました。

同社によると、その攻撃では、約2分程度の時間で行われ、非常に巧みなフィッシング及び、盗難を行うものであったとされています。

バイナンスのシステム作動により、ユーザー達の資金は安全であると公表されています。

実際何が起きたのか

ハッカー達は、数カ月に渡るフィッシングによってアカウント情報を取得し、VIA/BTC取引において戦略的に大規模の買いポジションを取り、価格を押し上げる一方で、事前にVIAを入金させておいた31アカウントでVIAを高値で売却、フィッシングしたアカウントからハッカーによって所有されている31アカウントにビットコインを移動させようと試みました。

その後、ハッカーはアカウントから出金の申請を行なっています。

Binanceはその後どのような対応をとったのかをブログにて以下のように明らかにしました。

「出金申請は自動的に私達のリスク管理システムによって棄却され、その出金申請は一つとして実行されていません。さらに、ハッカーによって預金されていたVIAコインは凍結されました。つまり、ハッカーはコインを盗めなかっただけでなく、自身のコインも差し押さえられてしまったことになります。」

Binance ハッカー懸賞金

Binanceは「Binance ハッカー懸賞金」というものを発表しました。

その中でBinance社は、ハッキングなどの攻撃から、業界は守りに徹するだけでは不十分だと説明しました。

同社は、流動性の低いVIAを用い、利益を最大限にするために、機が熟すまで行動を起こさなかったことから、ハッカー達が非常に巧みで計画的であることを指摘しています。

このようなことから、Binanceは以下のように提案しました。

「$25万(約2650万円)相当の賞金は、2018年3月7日に行われたハッキングに関係するハッカー達の法的逮捕に結び付く情報を提供した者に贈呈されます。」

同社は、この賞金がどのような流れで支払われるのかも明示しました。

まず逮捕に繋がる情報提供者は、Binance自体が発行するBNBで支払われ、もし対象者が複数いる場合、企業は賞金をその対象者に分配します。

さらに、Binanceは将来的な取引所に対するハッキングにおいて1000万ドル(約10.6億円)ほどの仮想通貨を確保し、情報提供の賞金に当てるとしています。

それに加え、同社は、業界内の企業に、将来起こり得るハッキングに対する攻撃的な施策に参加することを以下のように促しています。

「私達は、他の取引所や仮想通貨ビジネスもこの先駆的な取組みに招待し、彼らの参加をいつでも歓迎しています。」

この取組みが、世界中の仮想通貨企業を結束させ、業界内で問題となっている規約や安全性の問題を解決する糸口になるのではないでしょうか。

そして、他の取引所もBinanceに続き、それぞれの積極的な対応を行い、ユーザー達を最近急激に仮想通貨業界で増えているハッカーやサイバー犯罪者達から守る意識をし始めることが必要となる時期でしょう。

Binance Hacker Bounty: $250K Offered for Information Leading to the Arrests of Those Responsible for Attempted Hack

Mar 11, 2018 by THOMAS DELAHUNTY

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧