- スペイン大手銀行がxCurrentの利用を発表
- サンタンデール銀行が、Ripple社の技術であるxCurrentを用いて、顧客向けに国際決済サービス「Santander One Pay FX」を開始することを発表しました。同サービスは4ヶ国でリリースされ、数ヶ月後にはより多くの国での展開が開始される予定です。
- XRPの価格上昇
- 4/13 17:00現在、XRPの価格は前日比で30%ほど価格が上昇しています。12日から13日にかけて、仮想通貨は全体的に上昇ムードではありましたが、今回の報道がXRP価格のさらなる価格上昇の好材料になったものと考えられます。
スペイン大手銀行がxCurrentの利用アプリのリリース発表
スペインの大手銀行であるサンタンデール銀行が、Ripple社の技術であるxCurrentを用いて、4ヶ国にわたる顧客向けに国際決済アプリのサービス提供を開始することを、同銀行のプレスリリースにて発表しました。
「Santander One Pay FX」と呼ばれる同サービスは、スペイン、イギリス、ブラジルおよびポーランドの顧客向けにリリースされ、数ヶ月後にはより多くの国での展開が開始される予定です。
同銀行の最高経営責任者であるAna Botin氏は、今回の発表について以下のように言及しています。
One Pay FXでは、ブロックチェーン技術を利用し、簡便で強固な即時国際送金のソリューションを提供する事ができます。
我々の目的は、国際送金サービスを頻繁に利用する多くの人々への助力となることであり、数ヶ月後には、現在よりも多くの通貨や送金先を追加する予定です。
ブロックチェーン技術は、従来のサービスを根本的に変える可能性を秘めており、Santander One Pay FXは、同技術を利用した国際送金サービスの”先駆け“となるでしょう。
※サンタンデール銀行プレスリリースより抜粋
同サービスの開発は以前から報道されており、昨年の11/16にRipple社とサンタンデール銀行の提携が発表されています。
また、2018年1月下旬に行われた2017年度の決算発表では、€100億(約1.3兆円)の国際一般支払い市場をターゲットにし、「3クリックと40秒」で国際決済が完了するサービス開発が進行中であると報告されています。
CoinPostの参考記事
サンタンデール銀行のフィンテック向けベンチャーキャピタルであるInnoVenturesは、2015年にRipple社へ出資を行なっており、同銀行は以前からブロックチェーン技術に大きな関心を持っていた事が窺えます。
xCurrentとは
xCurrentは、Ripple社が開発した、金融機関とRippleNetを接続するためのツールです。
このツールの利用により、銀行は国際送金の決済を瞬時に完了させることができ、そのすべての送金プロセスが可視化されます。
金融機関がxCurrentを利用した過去の例として、2/14に、サウジアラビアの中央銀行がRipple社と提携を結んだ事が挙げられます。
CoinPostの参考記事
XRPの価格上昇
4/13 17:00現在、XRPの価格は前日比で30%ほど価格が上昇しています。
13日、仮想通貨は全体的に上昇ムードではありましたが、BTCの価格は20%程度であることからも、今回の報道がXRP価格のさらなる価格上昇の好材料になったと考えられます。
また、Fundstrat社のThomas Lee氏は、12日の急激な仮想通貨価格上昇の一因として、サンダンデール銀行の今回の発表が関係しているだろうとの見解を示しています。