はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

2018年末までにビットコインマイニングのエネルギー消費量は世界電力消費量の0.5%に達する予想

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Alex de Vries氏による記事
5月16日にジャーナルJouleにて、Alex de Vries氏は、ビットコインの拡大するエネルギー問題についての査読された記事を公開しました。その記事では、ビットコインのマイニングに使用される電力が2018年中に世界電力消費量の0.5%に達すると予想されています。
ビットコインマイニングの今後
もし今後もビットコインマイニングのエネルギー消費問題について解決策が提示されず、ビットコイン価格が上昇していけば、そのエネルギー消費量は、世界電力消費量の5%に達すると予想されています。

“Bitcoin’s Growing Energy Problem”(ビットコインの拡大するエネルギー問題)が発表

5月16日にジャーナルJouleにて、ブロックチェーン支持者であり、金融経済学者であるAlex de Vries氏(以下、de Vries氏)は、「Bitcoin’s Growing Energy Problem(ビットコインの拡大するエネルギー問題)」という記事を発表しました。

その記事によると、仮想通貨ビットコインのマイニングに使用される電力は、2018年中に世界電力消費量の0.5%に達すると予想されました。

この研究は、ビットコインのエネルギー消費に関する厳格に査読された最初の記事となっています。

私にとって、0.5%という数字は非常に驚くべき数字でした。既存の金融システムとは大きく異なり、この高まる電力需要は、私達の環境改善目標を阻むものとなるでしょう。

と彼は語りました。

ビットコインマイニングの今後

ビットコインは、コンピューターが複雑な数式パズルを解くことによってマイニングされます。

その数式パズルは、約10分に1回解かれるように難易度が調整されており、それを解いた人には報酬として12.5BTCが与えられます。

そして、ビットコイン価格が上昇するに連れて、さらに多くの人々がマイニングに参入し、マイニングの成功、失敗に関らず、その参入したコンピューター1つ1つによって電力が消費されるのです。

常に数字は計算され、その計算に使用されるコンピューターも常に電力を消費するのです。そして、もしその報酬を得る確率を高めたいと考えれば、コンピューターの計算能力も高めなければなりません。

と、de Vries氏は語り、

今後人々は、機器、そして、電力において、さらなる消費を行う十分な報酬が用意されているのです。

と続けました。

De Vries氏は、BTCネットワークが現時点で2.55GW(ギガワット)もの電力を消費し、将来的には、7.67GWにまで達するのではないかと予想しています。

この比較対象として、アイルランドは3.1GW、オーストリアは8.2GWの電力を消費しています。

このBTCネットワークは”大きな問題を抱えており、その問題は急激に悪化しています”と彼は答え、ライトニングネットワークのような解決策も“現状を緩和させる可能性”を持っていると記述しました。

もし、一部の専門家達が予想したようにビットコインの価格が上昇した場合、de Vries氏は、将来的にビットコインマイニングが世界電力消費量の5%を消費する日が来る可能性を示唆しています。

しかし、de Vries氏は、自身の予想に自信を持っているものの、製造会社などの情報が非公開であることから、以下のように述べています。

時に、私達が得られた最善の情報は、信頼性に欠けるアカウントのものでした。そのような情報源を考慮すると、未だ改善の余地があると言えます。

それでも彼のビットコインエネルギー消費に関する記事は、初めて査読されたものであり、その記事が“議論を巻き起こすきっかけ”になればと主張しました。

そして、彼は、”封筒の裏に走り書きするような計算”ではなく”このネットワークが今後どうなっていくのかについて、より科学的な根拠に基づかれた議論”が必要であると言及しました。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧