はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マスターカードが仮想通貨関連の特許取得:仮想通貨の決済スピード向上へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Mastercardが特許獲得
マスターカード社は17日、仮想通貨決済の処理速度向上に関する特許を取得した。処理速度のみならず、安全性向上が期待されており、将来的にクレジットカードで仮想通貨決済ができるようになることが期待されている。
Mastercard社とは
Mastercard(マスターカード)社はニューヨーク州に本社を構える世界最大級のクレジットカード会社。以前から、ブロックチェーン技術や仮想通貨業界に関心を寄せている企業の1つとなる。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

Mastercard社が特許取得

マスタカード社は17日、仮想通貨決済の処理速度を向上させる方法に関する特許を取得しました。

もし、この方法が確立された上で市場に持ち込まれれば、将来的にクレジットカードで仮想通貨決済ができるようになるかもしれません。

7月17日に、米国特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office)によって発行された文書によると、匿名性や安全性を重んじる利用者によって、仮想通貨の使用用途は増えてきたものの、仮想通貨の高い価格変動率が、決済処理の際に「欠点」になると説明されており、ブロックチェーンを使用する通貨の取引の保管や処理を向上させる必要性が指摘されています。

さらに続けて、次のように説明されています。

ブロックチェーンを使った取引を処理するには、10分程度の時間を要する。

対照的に、従来の決済ネットワークを使用した法定通貨での決済は一瞬で処理される。

したがって、商品・サービスの売買に従事する会社や個人はブロックチェーンを使用した通貨や取引を利用することを躊躇しているのではないかと考えられる。

ネックとなる処理時間を短縮するために、マスターカード社は法定通貨用の既存のシステムを使って、仮想通貨を取引できるようになる新しいタイプの口座を提供するようです。

したがって、法定通貨の決済ネットワークやセキュリティ機能を利用しますが、取引は仮想通貨で行われるということです。

さらに、この方法で仮想通貨の取引を処理することで、ブロックチェーンネットワークでは手に入れることのできなかった詐欺などに関するアルゴリズムや情報を活用して、起こりうる詐欺や危険性を精査することが可能になると、マスターカード社は説明しています。

マスターカード社は以前から仮想通貨業界に関心を示しており、先月は匿名取引システムの特許申請をしています。

CoinPostの関連記事

Mastercard:ブロックチェーン上での「匿名取引システム」を特許申請
クレジットカード業界2位の米Mastercard社が、ブロックチェーンネットワーク上で「匿名トランザクションを容易にするシステム」の特許申請を行っていたことが判明した。IDと秘密鍵なしに、その内容を見ることができないようにしたもので、管理と制御は中央サーバーが行います。
マスターカードがブロックチェーン技術を適用した決済システムを導入
大手クレジットカード提供会社であるマスターカードが支払い処理システムにブロックチェーン技術を導入決定しました。最大の特徴は、既存の多くのブロックチェーンとは違い、仮想通貨を使用せず、国家の通貨を使用します。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧