はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインが相対的な強さを堅持・韓国市場取引高の大幅下落がアルト価格に影響|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
アルトコインの値動きが軒並み冴えない中、ビットコインは相対的に堅調。今までの市場拡大の流れから、ビットコインの高騰とドミナンスの上昇は、前兆として現れやすい傾向にある。アルトコインの下落に影響を及ぼしている主因を考察した。

仮想通貨市場

仮想通貨市場は20日、アルトコインに前日比マイナスが目立つ状況となり、2日前に記録した全面高から反落が継続しています。

一方、数日間で出来高が2倍強まで上昇したビットコインは、依然として高い取引高の水準を維持、相場にも強さが見られ、20時半時点でも前日比プラスで推移しています。

このように16日からビットコイン価格の上昇率に影響される形で、アルトコイン市場にも地合いの良い状況が続き全面高を記録して以降、BTCとアルトで価格推移に顕著な違いが出始めています。

Coinmarketcapのチャートを参照すると一目瞭然です。

出典:Coinmarketcap

ビットコインが出来高を維持する中で、出来高の下落も目立つアルトコインに影響している大きな要因の一つは、韓国市場全体の出来高の減少であると言えるでしょう。

7/17の仮想通貨市況でも報じたように、韓国最大手Bithumbは、当時ビットコインの数倍アルトコインに取引高が集中した上に、世界取引高1位を記録しており、世界のアルトコイン価格に影響する形で、韓国市場の復活を臭わせる動きをしていました。

当時は、最大手Binanceが1400億JPY(JPY換算)の出来高となる中、Bithumbが1523億JPYとかなりの勢いを記録していましたが、現在ではBinanceが安定した取引高1600億JPYを維持する中で、Bithumbは467億JPYと大きく勢いを落とすなど、差が鮮明になっています。

出典:Coinmarketcap

韓国市場は、よりボラティリティの高くハイリスク・ハイリターン傾向にあるアルトコインペアの取引が人気傾向にあり、昨年末の仮想通貨バブル時にアルトコイン市場の高騰を大きく引き上げた要因として注目されていました。

今回アルトの下落は、数日で取引高が1/3まで落ちた韓国市場の影響、またバイナンスで22%など、各取引所で継続して取引が行われており、出来高が高い水準で維持されたビットコインとで明暗を分け、現在の逆行高の状況を作ったと言えるかもしれません。

このような傾向はドミナンスにも反映される

市場全体の地合いが良い状況では、よりアルトコイン市場の盛り上がり、その可視化としてBTCに対するドミナンスに影響することが多々あります。

しかし、実際に現在のドミナンスの推移は、ビットコインのドミナンスが継続している状況が続います。

出典:Coinmarketcap

このドミナンスの推移が示すものは、アルトコイン市場も上昇したものの、フィアット建での上昇は、ビットコインに引き上げられたことを指しており、その後も平均してビットコインの高騰率を抜くことはなく、下落に転じたことで、ビットコインドミナンスの続伸となった格好です。

しかしこの状況は懸念すべき状況ではなく、今までの市場拡大の流れから、ビットコインの高騰とドミナンスの上昇は、市場拡大の前兆として現れやすい傾向にあります。

これから数日は、ビットコインの価格推移がより注視される状況になることが予想され、ドミナンスの推移も注目材料の一つとして重要視されるでしょう。

本日の重要ニュースも合わせてどうぞ

マネックスがコインチェックの米国進出に関するライセンス取得準備に取り掛かる|日刊工業新聞報道
マネックスが仮想通貨取引所コインチェックの米国進出に関するライセンス取得準備に取り掛かったと日刊工業新聞が7月20日に報じた。コインチェックのサービスを英語化して、ローカライズを目指す。
英投資銀行が、仮想通貨の違法利用の欠点を補う革新的な特許申請へ
300年近い歴史を持つバークレイズが仮想通貨関連特許を申請した。通貨破棄用の秘密鍵を使用することで、資金洗浄やテロ資金支援などの違法行為を行う「悪意の第三者」に対する資金押収も可能にするとされる。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

中国人民銀行(中央銀行)が20日、人民元の売買の基準値を米ドルに対して約1年ぶりの元安水準に設定したことが伝わり、地政学リスクの悪化で一時200円超下落するなど足元不安定な相場でしたが、上海株が上げ幅を広げたことで後場は日本の株式市場も下げ渋る展開に。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株のなかで、本日下げが目立っていたのは、直近高騰を見せていたグノシー(6047)で、利確売りに押されるなどして5.56%安。

弱含みの銘柄が多く散見される中、REMIX(3825)が6.22%高と続伸、終値で1298円まで株価を戻しています。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
マネックスがコインチェックの米国進出に関するライセンス取得準備に取り掛かる|日刊工業新聞報道
マネックスが仮想通貨取引所コインチェックの米国進出に関するライセンス取得準備に取り掛かったと日刊工業新聞が7月20日に報じた。コインチェックのサービスを英語化して、ローカライズを目指す。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧