はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「機関投資家参入の扉が開かれる」仮想通貨仲介業務の詳細が明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Uberの共同創立者が機関投資家向けの仮想通貨仲介業務を開始
米国の有名経済誌Business Wire の報道によれば、Uberの共同創立者Stephen Ehrlich氏が立ち上げたVoyager Digital Holdings Incは子会社である仮想通貨取引所Crypto Trading Technologiesに、機関投資家向けの仲介(ブローカー)部門を増設し、業務を開始する模様。

機関投資家に向けた仮想通貨仲介取引業務

米国の有名経済誌Business Wireの報道によれば、Uberの共同創立者Stephen Ehrlich氏が立ち上げたVoyager Digital Holdings Incは子会社である仮想通貨取引所Crypto Trading Technologiesに、機関投資家向けの仲介部門を増設し、業務を年末(Q4)に開始した模様です。

Ehrlich氏は著名金融経済メディアTradersの取材にて、『Voyager Institutional』と名付けられた新部門は、大口投資機関へ「ベストクラスの仮想通貨取引ソリューション」を提供すると、以下のように語りました。

「当社のインフラから機関コミュニティへ拡大するのは元より我々の長期的戦略となっていた。そして、我々は、個人向けの取引所を開始して以来、仮想通貨市場へアクセスを求めるクライアントの需要を満たす、機関投資家に向けたサービス分野が真空状態であることは明らかになっている。しかも第三者に仮想通貨取引における既存サービスやインフラが求められる」

Ehrlich氏によれば、新たな仲介業務の対象は、「ヘッジファンド・買い手企業・マーケットメーカー」などだそうです。

さらに、同部門を統括するGlenn Barber氏は、メガバンクドイツ銀行ニューヨーク支部の証券/グローバルセールスデスクのトップを務めていたとのことです。

Barber氏はこのように新しい部門に見据えた展望をこのように言及しました。

「我々の目標は、機関投資家が有効に仮想通貨取引ができるように、それに相応しいサービス水準を実現することだ」

個人向け取引サービス『Voyager』

二か月ほど前に、コインポストで取り上げたように、CoinbaseやRobinhoodに対抗するために、同社は、『15以上のトークン通貨を対応する、手数料無料で取引できる仮想通貨取引所Voyager』の開設計画を発表しました。

また、プラットフォームの特徴として、様々な取引所からベスト価格を見出す「ルーティング・エンジン」が挙げられます。

現在、そのプラットフォームはβ版とあり、アプリ版は今年Q4にて公開する予定とされています。

つい先ほど、、コインポストで報道したBitGo社の機関投資家向け仮想通貨カストディサービスや、先日報道した米国金融大手、Northern Trustがすでに仮想通貨投資をポートフォリオへ追加し、ヘッジファンドや機関投資家への投資・法律アドバイスを提供する参画などから、実に機関投資家による完全なる参入が期待できると思われます。

最も必要とされたカストディも動き始める

ハッキングが相次いだ2018年、機関投資家が業界に参入する上で最も必要とされていた保管サービスが、米国の、サウスダコタ州の銀行部によって、セキュリティ会社BitGoが公式なカストディアンとしての認可を受けました。

ビットコインやイーサリアム、リップルを始め、機関投資家に向けに、75種類以上の仮想通貨を取り扱う予定としています。

BitGoのCEOも本日のCNBC番組内にて、今回発表をしたように、政府認定のカストディサービス提供業者が出てくることで、機関投資家の参入を招致しやすくなり、もし2年前にこの様な(カストディなど)セキュリティ面の解決方法があれば、仮想通貨市場の規模は現在より拡大していただろう。と語っています。

詳しいカストディの詳細は以下の記事にて

CoinPostの関連記事

機関投資家向け仮想通貨カストディサービス、米公式機関から初の認可|ビットコインやリップルを含む75種類に対応へ
世界有数の仮想通貨関連セキュリティ会社BitGoが、サウスダコタ州の銀行部から公式なカストディアンとしての認可を受けたことが明らかになった。BitGo Trustは、今後機関投資家に向け、75種類以上の仮想通貨、トークンに対応し、365日24時間体制でのサポートを備えたカストディサービスを提供すると記述された。
【速報】モルガン・スタンレー、ビットコインスワップ取引の提供を計画|ブルームバーグが報道
ブルームバーグの報道にて、情報筋の情報提供の元、米国大手投資銀行モルガン・スタンレーはビットコインに準拠したデリバティブ取引を提供すると計画していることが判明した。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
03/31 月曜日
14:10
メタプラネットがビットコイン購入へ 総額20億円の第10回普通社債を発行
株式会社メタプラネットは総額20億円の第10回普通社債を発行し、調達資金をビットコイン追加購入に充当。24日時点の保有量は3,350BTCとなり、積極的な買い増しを継続する方針だ。
13:03
米バンカメ「貿易戦争の資産逃避先ではゴールドが圧倒的優位」
バンク・オブ・アメリカのファンドマネージャー調査で、トランプ関税を背景とした貿易戦争時の避難資産として、金(ゴールド)が仮想通貨ビットコインより圧倒的に好まれていた。投資家の避難先として注目されているのが、パクソス社が発行するPAXG(Pax Gold)やテザー社が発行するXAUT(Tether Gold)、国内では三井物産デジタルコモディティーズ株式会社が発行するジパングコイン(ZPG)がある。
11:16
仮想通貨市場など全面安 命運を左右するトランプ関税発表が4月2日に迫る
4月2日に迫るトランプ米大統領の関税発表が株やビットコイン(BTC)市場に大きな不確実性をもたらしている。著名投資家は今年最大の市場イベントと位置づけ3つのシナリオを提示した。一方、ピーター・ブラントはビットコイン(BTC)の65,600ドルへの下落リスクを警告している。
09:51
金融庁、仮想通貨のインサイダー取引規制導入か 「金融商品」に分類する法改正案提出へ=報道
日本経済新聞の報道によれば、金融庁が2026年を目途にビットコインなど仮想通貨を金融商品とする金商法改正案を提出予定。暗号資産(仮想通貨)のインサイダー取引規制も新設する見込み。
03/30 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、米州政府や企業のBTC投資動向やリップル社のSECへの追加上訴撤回など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次市況:1300万円台で揉み合う展開と今後の見通し|bitbankアナリスト寄稿
bitbankアナリスト長谷川氏による週次分析。トランプ政権の相互関税懸念と米経済指標の動向を背景に、1300万円台で揉み合うビットコイン相場。現物ETFへの資金流入が続く中、今後の展望を詳細に解説
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ関税の影響分析に高い関心
今週はSBI VCトレードによるステーブルコインUSDCの取引開始、トランプ関税の影響分析、世界最大級のオンライン証券会社によるトランプ氏言及の仮想通貨4銘柄追加に関するニュースが最も関心を集めた。
03/29 土曜日
13:45
イーサリアム創設者ヴィタリック、L2セキュリティの進化と「2-of-3」証明システムを提案
ヴィタリック・ブテリン氏が新たなブログで、L2セキュリティの現状と将来展望を公開。ブロブスペース拡張、ZK・OP・TEEを組み合わせた「2-of-3」証明システム、証明集約レイヤーの必要性について詳細に解説。
12:55
南カロライナ州で新たにビットコイン準備金法案提出 対コインベース訴訟取り下げも
米国サウスカロライナ州が、コインベースへのステーキング関連訴訟を取り下げた。また同日には州がビットコインなど仮想通貨の準備金を持てるようにする法案が提出されている。
10:45
ブラックロックのビットコインETFを保有、トランプ大統領の息子が顧問の米上場企業
米ドミナリ・ホールディングス社がビットコイン保有戦略を開始し、ブラックロックのETFを購入。機関投資家の仮想通貨投資最新動向は。
10:00
欧州保険・年金機構(EIOPA)、保険会社が仮想通貨を100%裏付ける義務提案
EIOPAが保険会社の仮想通貨保有に100%の資本要件を提案。高リスクに対応するためとしている。欧州では特にルクセンブルクで保険会社の仮想通貨エクスポージャーが確認されている。 。
09:30
SEC、イーロン率いる政府効率化省(DOGE)と連携開始
米証券取引委員会(SEC)がイーロン・マスク氏の政府効率化省(DOGE)との連携を開始。トランプ政権下での規制機関改革と仮想通貨政策転換の最新動向を解説。
08:30
ビットコイン80万円下落、BTCメジャーSQ通過で需給悪化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時80万円の下落となった。アルトコイン市場も、ビットコインの急落に連動するかたちでほぼ全面安の展開となった。
07:45
トランプ大統領、仮想通貨取引所BitMEXの共同創設者3名に恩赦
トランプ大統領は、アーサー・ヘイズ氏ら仮想通貨取引所BitMEXの3名の共同創設者に恩赦を与えたことがわかった。同氏らは、意図的にマネーロンダリング対策を導入せず銀行秘密法に違反したと告発されていた。
07:15
アバランチ現物ETF、米グレースケールも申請
VanEckの後に申請 米ナスダックは3月27日、グレースケールのアバランチ(AVAX)現物ETFに関する19b-4申請書を米証券取引委員会(SEC)に提出した。この申請は、既…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧