はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米Coinbase昨年末から出来高80%減少、ETH建はBinanceで顕著な減少|Diar最新仮想通貨レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

データ分析:Coinbaseは2018年1月以来取引高が80%減少
Diar社の調査結果で、大手仮想通貨取引所Coinbaseは2017年12月以来、80%の取引高減少を記録した事が判明、2018年1月から続いている下落相場の影響が浮き彫りとなった。

Coinbaseは80%の取引高減少を記録

米国有力紙ブルームバーグの報道 では、フィンテックベンチャーTribe Capitalの市場データは、大手仮想通貨取引所Coinbaseは、今年9月の時点で、昨年12月比、取引高は80%減少し、下落相場に最も影響を受けた取引所の一つであると明かした様だ。

この結論は、大手リサーチ企業Diarの最新調査による結果と一致している。

Diarが10月8日に新たな調査報告書を発表、「18年Q3:Coinbaseの取引高は年間最低値;イーサ建てはBinanceで暴落」とハイライトしている。

まずは、Coinbaseの四半期における取引高データ

出典:Diar

この図が示すように、Coinbaseが取り扱っている5通貨による全体取引量は17年第4四半期に比べ、18年第3四半期は約80%激減し、中でも、LTC(ライトコイン)の取引高は120億ドルから10億ドルと、なんと91%も下落したと判明した。

崩れないCoinbaseの強気な姿勢

弱気な仮想通貨市場と取引高の減少とは裏腹に、Coinbase社は最近様々な好ファンダを出しており、米国における仮想通貨業界をリードするように積極的に業務を推進している。

最近の例として挙げられるのは、同社がさらに大手企業になるために、ニューヨークにオフィスを設置し、ウォール街のベテランを積極的に採用していること、機関投資家が仮想通貨投資に触れやすくなるために独自のカストディサービスを提供し始めたことだ。

他にも先月末には現在5種類しか扱っていない仮想通貨銘柄を今後さらに増やしていく方針を明らかにした。

取り扱い通貨は顧客の在住国とその国の規制により変わるものの、以前から取り扱い銘柄の増加が期待されていた為、下落相場の中で朗報となった。

大手仮想通貨取引所Coinbase、各国規制に応じてアルトコインの取り扱いを急拡大する方針を発表
米国の仮想通貨取引所Coinbaseが9月24日に新規上場ポリシーを刷新。これまでの申請方法からオンラインの申請方式に切り替えることで、取扱通貨の種類を急速に拡大したい狙いだ。

また大手投資企業Tiger Globalから5億ドルの投資を確保し、Coinbaseが80億ドルの時価総額を誇る大型企業となる可能性は同社の野心と自信を示唆していると思われる。

他にもAxiosの報道によれば、下落相場でなかったら、Coinbaseの時価総額はそれより高くなっていると報道している。

ETH建ても打撃は厳重

なお、Diarによると、下図のように、世界最大の取引所Binanceでは、ETH(イーサ)建ての取引高は362億ドルから41億ドルとこちらも88%の減少を記録していたことが明らかになった。

出典:Diar

この激減の要因の一つは、ETHの右肩下がりの相場にあると考えられる。

時価総額2位のアルトコイン、イーサリアムは9月中旬に底値を記録。14ヶ月ぶり(昨年の7月以来)に一時2万円台を切るなど、苦しい状況が続いている。

仮想通貨界隈ではHODLというワードがあるほど、仮想通貨を忍耐強く保有する文化が定着しているが、この仮想通貨特有の習慣が裏目に出ている感じが否めなさそうだ。

CoinPostの関連記事

ドバイ:ブロックチェーンベースの決済手段を市民に提供する初の都市を目指す
ドバイの住民は現在、品物や各種代金、学費などをデジタル通貨で支払うことができる。ブロックチェーン基盤の支払いプラットフォームであるPundi XやロイヤリティプログラムのEbooc Fintech & Loyalty Labsは、ドバイの信用組合と提携している。
仮想通貨イーサリアム(ETH)、ICOによる売り圧力の終わり間近か|BitMEXの報告書
大手取引所BitMEXの最新研究報告書は、ICOプロジェクトによるETHの売却や保有データを解析。 「ICOプロジェクトはすでに当時調達したUSドル分のETHを売却した」との分析結果を公開した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
06:45
米バンガードが仮想通貨ETF取引を解禁、5000万人超の顧客にアクセス提供へ
ブルームバーグが報じたところによると、世界第2位の資産運用会社バンガードは12月3日から仮想通貨を主に保有するETFとミューチュアルファンドの取引を許可。遂に長年の保守的姿勢から転換。
06:25
米下院共和党が仮想通貨の「ディバンキング問題」を追及、チョークポイント2.0報告書を公開
下院金融サービス委員会の共和党議員が12月2日、バイデン前政権による仮想通貨業界への組織的な銀行サービス拒否を批判する53ページの報告書を公表した。ストライクCEOの口座閉鎖事例なども議論を呼んでいる。
05:55
ビットコイン8.5万ドル割れ、個人買い増しとクジラ失速が鮮明に=アナリスト指摘
ビットコインは12月1日深夜8.4万台まで続落した。大口保有者の購入鈍化と日銀の植田総裁によるタカ派発言が圧力となり、4億ドル以上の清算が発生。
12/01 月曜日
18:34
日経グループQUICK、ビットコイン指数の算出開始
QUICKは12月1日、円建てビットコイン指数の本格公表を開始した。試験運用から更新頻度を毎日に引き上げ、12月22日からはリアルタイム指数も提供する。暗号資産ETFなどでの利用を想定。
17:07
イーロン・マスク氏「エネルギーこそ真の通貨」、ビットコインは基づくと主張
テスラCEOのイーロン・マスク氏が「エネルギーこそ真の通貨」と主張し、ビットコインはエネルギーに基づいていると説明。一方、著名経済学者やピーター・シフ氏は「本質的価値がない」と批判を続けている。
17:01
政府・与党、暗号資産の分離課税導入を検討へ 調整開始─NHKなど報道
政府・与党が暗号資産投資の分離課税化を巡り調整に入ったとNHKが報道。現行は最大55%の総合課税で、制度見直し議論が年末の税制大綱へ進む見通し。
16:26
「チェーンリンク」の将来性は?トークン化市場に必須インフラ
チェーンリンク(LINK)の将来性を解説。2030年に16兆ドル規模が予測されるトークン化市場で、既存金融とブロックチェーンを接続するオラクルとして80%超のシェアを獲得。SWIFT・J.P.Morganとの提携事例も紹介。
16:00
スイ(SUI)のステーキングで高利率なのは?自分で行う方法と取引所比較
SUIのステーキング方法を徹底解説。取引所(年利最大4.28%)、ウォレット、リキッドステーキングの3つの運用方法を比較表付きで紹介。初心者向けのOKCoin Japanから、Slushウォレットでの自己管理、Haedalでの高度な運用まで、リスクと利回りを考慮した最適な選択をサポート。
15:55
ワールドコインの本人認証方法|マイナンバーカードでWLDを受け取る手順を解説
ワールドコイン(WLD)がマイナンバーカードでの本人確認に対応。World Appでの認証手順を画像付きで解説。所要時間約5分で完了し、Orb認証済みの方も追加のWLDを獲得可能。受け取ったWLDの現金化・運用方法も紹介。
15:43
ソニー銀行、米ステーブルコイン事業化に向けBastionと業務提携 子会社設立も視野に
ソニー銀行が米Bastionと業務提携し、米ドル建てステーブルコインの事業化を推進。日経報道によると2026年度の発行を計画し、ソニーグループの「経済圏」での決済活用を目指す。米国子会社設立とOCC銀行免許取得も視野に。
15:35
Ginco、Babylon Labsと提携「BTCFi 2.0」を推進
GincoがBabylon Labsと提携し、第三者への預託なしでBTCを活用できる「BTCFi 2.0」を日本で推進。業務用ウォレットGEWからBTCステーキングが可能に。
14:26
カザフスタン中銀、仮想通貨投資を計画 最大約470億円規模
カザフスタン国立銀行(中銀)のティムール・スレイメノフ総裁は、金・外貨準備ポートフォリオの一部として、仮想通貨へ最大3億ドルの投資を検討していると発表した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧