はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ワイオミング州、デジタル・アセットの法的定義を明確にする法案を提出|仮想通貨が「お金」と同様に扱われるなど

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米ワイオミング州:デジタル・アセットを3つに分類
米ワイオミング州が日本時間で19日に新たに提出した法案にて、デジタル・アセットが3つに分類され、法的定義が明確となる。なお銀行を「SEC承認のカストディアン」として成立する監督体制に認める。

米ワイオミング州:仮想通貨を「マネー」と同様に扱う法案を提出

仮想通貨・ブロックチェーン関連技術を積極的に推進する米ワイオミング州は、日本時間で19日にデジタル・アセットの法的定義・分類を明確にする法案 を新たに提出した。

出典:wyoleg.gov

この法案によると、【デジタル・アセット】は3つに定義・分類される。

            
  • デジタル・コンシューマ・アセット=消費利用目的のトークン
  • デジタル・証券=企業への投資契約やトランザクション等
  • 仮想通貨=交換用の媒体、価値の保存、米政府が認可する法定通貨に該当しない

特に3により、州内で仮想通貨が「お金(マネー)」と同様に扱われることで、注目を集めている。

これらの分類は新しいものでは無いが、デジタル・アセットの法的立場を明確化するという点で大変重要である。現在、法的執行の届かないグレーゾーンで取引されている仮想通貨の発展に繋がるからだ。

また、この法案では、同州が銀行を、「米SEC承認のカストディアン」として成立するカストディ・監督体制として認めるという記述もある。銀行は仮想通貨の預金を扱うのではなく、カストディアを提供する立場として位置づけられる。

米有力誌Forbesは、この法案が信託企業ではなく、銀行をカストディの監督体制としてみなすことは、米SECにとっても都合のいい提案だろうとコメントし、「信託企業よりも銀行の方が倒産に関する法律規定がしっかりしているからだ」と説明した。

以前のいくつの仮想通貨・ブロックチェーン法案にも携わった、「ワイオミング・ブロックチェーン・連合」の会長であるCaitlin Long氏は公式SNSを通して、今回のデジタル・アセット法案の推進に関して、ワイオミング州にとって、非常に重要な一歩であると讃えている。

この法案により、仮想通貨における史上初のSEC承認のカストディアンが成立するだろう。

ワイオミング州議会と推進団体は、仮想通貨・ブロックチェーン技術のイノベーションを促進し、関連企業を招致するために、規制の緩和や法整備の動きは一向に加速を続けている。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米ワイオミング州 仮想通貨・ブロックチェーンの改革法案が委員会で可決|加速する法整備の動向
米時間11日、ワイオミング州議会の委員会はユーティリティ・トークンの改正案と金融技術のサンドボックス法案を可決した。米国内で仮想通貨・ブロックチェーン技術のイノベーションを推進するための法整備の動きが多く見られる。
米コロラド州、一部仮想通貨を有価証券ではなく「デジタルトークン」と見る新法案を提出
米国中西部コロラド州の上院議員2名が一部の仮想通貨を有価証券ではなく「デジタルトークン」として定義する新たな法案「コロラド・デジタルトークン法」が提出された。先月中旬にも同類の法案「トークン分類法」が米国会で提出されており、米国の規制整備に期待が高まる。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者10,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧