はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米商業銀行CEO「3月から機関投資家が参入するだろう」|Bakktのビットコイン先物とフィデリティ仮想通貨カストディの日程に言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米商業銀行CEO、仮想通貨市場の展望を語る
米商業銀行Galaxy Digital社のCEO、マイケル・ノボグラッツ氏が機関投資家がカストディや先物取引などの発展を通して仮想通貨市場に「今後6ヶ月から1年をかけて参入してくる」と予想した。他にもビットコインがアルトコインと差別化した「デジタル・ゴールド」となる理由も語った。

機関投資家の参入が裏付ける仮想通貨の再浮上

Galaxy Digitalの創設者兼最高経営責任者であるマイケル・ノボグラッツ氏は、「来年までに機関投資家の資金が仮想通貨に流入し始める」との見解をブルームバーグとのインタビューで示した。

ノボグラッツ氏は2017年末~2018年初頭にかけて弾け飛んだバブルが多くの投資家にとって痛手となったことを認める一方、ビットコインに対する確信が変わらない理由ついて以下のように述べた。

(仮想通貨市場は)最初の革命だった一般投資家から大手の機関投資家などの金融機関を迎え入れるプロセスにある。

仮想通貨の誕生は金融の歴史を塗り替える「革命」として投資家から一般投資家まで幅広い層を熱狂させたが、「史上最大」のバブルが崩壊した後にある現在、再び仮想通貨市場が上昇するためには莫大な資金力をもつ大型金融機関など、機関投資家へバトンタッチする時期が訪れているとの見解だ。

機関投資家の参入

また、同氏は「機関投資家が安心して仮想通貨に投資するために必要な構造はすべて整った」と見ており、3月中旬には開始が予想されている世界最大規模の投資信託運用企業、フィデリティ社による機関投資向けカストディ(金融機関による証券の保管業務)サービスを挙げた。

その他にもニューヨーク証券取引所が提供するBakktも「3月頃に始動するだろう」と述べ、機関投資家に向けた環境が整っていくとしている。

しかしその一方で、既にカストディ業者が4-5ほどサービスを提供している点や、フィデリティが仮想通貨カストディのサービスを開始した直後に機関投資家は殺到するわけではなく、

これから6ヶ月から1年をかけて、徐々に運用資産のごく一部を仮想通貨に投じていくだろう

と述べた。

だが機関投資家などの大型金融機関の「ごく一部」の資産は、総額にすると相当な金額になるため、ノボグラッツ氏は「スマートマネー」の本格的な市場参入を待つ姿勢を示している。

ビットコインはデジタル版ゴールド

そのほかにも、ノボグラッツ氏は「仮想通貨の次なる動き」について、ビットコインとその他の仮想通貨の境界線がより浮彫になり、ビットコインがデジタル版ゴールドになる日がくると繰り返し述べた。

180種類ある仮想通貨の中でゴールド(金)はたったひとつしかない。

またビットコインが金に例えられる理由として、その独立性(Sovereignty)を挙げた。

ビットコインが他のどの法定通貨とも関連していない点や国境に縛られない点が、コモディティとして長く地位を保ち続けている「金」と類似しているとして、その独立性には「多少のコストをかけても利用する価値がある」と述べた。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米フィデリティの仮想通貨事業が遂に始動|機関投資家向けビットコイン保管サービス3月提供へ
米大型金融企業フィデリティ社が、3月中に機関投資家を対象にBTC保管サービス提供を目指していることが判明し。今後の予定としてイーサリアムのカストディサービスも視野に入れている。
JPモルガン・アナリスト「仮想通貨市場の将来性」について懐疑的な見方から態度を軟化|機関投資家の関心度回復のカギを語る
米大手投資銀行「JPモルガン」のアナリストが、米経済番組CNBCにて、ビットコインなど仮想通貨相場の低迷期に言及。米ウォール街の関心度に関して独自の見解を述べた。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者12,000名突破。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。
06:05
SEC、ソラナ現物ETFへの決定を延期 21SharesとBitwiseが対象
米証券取引委員会が21SharesとBitwiseのソラナETF提案について決定期限を延期し、パブリックコメントを求めると発表。Canary、VanEckも含む複数企業が仮想通貨ETF承認を競う中、SECの審査が本格化へ。
05:45
米メガバンクJPモルガン、顧客のビットコイン購入を許可
CNBCによると、JPモルガンのダイモンCEOが顧客によるビットコイン購入を許可すると発表。長年の仮想通貨批判にも関わらず顧客選択の自由を重視。
05:35
1100億円相当のビットコインを買い増し、セイラーのストラテジー社
米ストラテジー社は19日夜、2025年5月12日から18日の間に総額1,100億円を投じて、7,390 BTCを購入したことを報告した。
05/19 月曜日
18:00
Bitcoin革命、ZK技術で実現するBitcoinOSのアプローチ
ビットコインの可能性を広げるBitcoinOS(BOS)は、ZK技術を活用してビットコインのコードを変更せずにスマートコントラクト機能やスケーラビリティを実現。BitSNARK、Grailブリッジ、xBTCなどの革新的プロダクトで、ビットコイン中心の統合エコシステムを構築。
17:15
リミックスポイント、最大56億円を調達へ 44億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントがEVO FUND向け新株予約権で約56億円を調達。44億円で仮想通貨ビットコイン買い増し、12億円をWeb3バリデーター事業に投資へ。
16:50
変わるWeb3業界の投資地図 今注目のVC3社が語る「実需とインフラ」重視の新戦略
TEAMZ WEB3 AIサミットで取材したC² Ventures、DFG、Jsquareの3社が語るWeb3投資の現在地。実需・収益性・規制対応を軸に見極めが進む中、インフラやAIへの関心、そしてアジア市場の可能性にも注目が集まる。
15:05
アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨の強気相場を予測、今夏を目処にBTC20万ドルへの上昇とアルトシーズン開始を見込む。自身のポートフォリオは20%を金(ゴールド)に配分し「最終的に1〜2万ドルまで上昇」と展望する。米国債務拡大がビットコイン高騰の追い風になると分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧