はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨、次のキラーアプリはなに? イーサリアム創業者ヴィタリック氏らが議論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のキラーアプリはなに?
仮想通貨のキラーアプリ(普及させる程の魅力を持ったアプリケーション)はなにか?イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが自身の見解を述べた。

仮想通貨のキラーアプリはなに?

仮想通貨のキラーアプリ(普及させる程の魅力を持ったアプリケーション)はなにか?

イスラエルのテルアビブで15日に開催されたイーサリアル・サミットにて、イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリン氏や米ブロックチェーン企業大手ConsenSys創設者のジョセフ・ルービン氏、eToroの創設者Yoni Assia氏のトークセッションで新たな市場を見る質問が投げかけられた。

仮想通貨のキラーアプリについての見解は、三者三様。ルービン氏は「ビットコインとイーサリアムこそが(今後も)キラーアプリだ」と答えた一方で、ブテリン氏は、次のキラーアプリはUniswapや分散化金融(DeFi)のような「リンク=繋げるもの」にあると発言。「すべてのアプリケーションは、将来のエコシステムを支える構成要素となりえる」と述べた。

分散化金融(DeFi)は、現代の金融領域において業務が分断されていたシステムを置き換えることで、資産やサービスへのシームレスなアクセスを目指しているもので、プログラム化することで仲介管理者や人間を介さずにプロトコルで実行する分散化された金融の実現をゴールに置くものもある。

プロジェクトには、分散型取引所やステーブルコインといった良く名前を聞くものもあれば、レンディング(賃借)や資産運用のファンドなども含まれる。ヴィタリック氏が名前にあげたUniswapは、この中で分散型取引所(DEX)に属するプロジェクトで、2018年のDevconで発表された。

固定レート(板を介さない取引)で即時交換を実現、コントラクトアドレスに不特定多数が貯蓄したトークンを交換することで対応した。出来高の面で、適正価格での取引が問題点として上がるDEXにて、注目が集まるプロジェクトだ。

リブラとの相互運用性は?

また、市場参加者のブレイクポイントとして、キラーアプリとして注目されるフェイスブックのリブラについて、イーサリアムとの相互運用性をサポートすることになるかと質問も行われた。

壇上では「今、話し合い中だ」と答えたブテリン氏であったが、のちに行われた単独インタビューにてリブラを迎え入れる姿勢を次のように表明した。

「イーサリアムブロックチェーン上で実行されるLibra Litecoinの作成を検討している人々がいることは確かだ。 我々が望むよりも、さらに分散化されたシステムを受け入れるよう、寛大な態度を示すべきだと思う。」

一方、リブラプロジェクトが公表された当時、「非中央集権の羊の皮を着た中央集権の狼のようだ」と厳しい批判をコメントで示していたルービン氏は、「リブラはイーサリアムに関心を持つための、優れた”新人研修”プラットフォームだ」と述べた。

皮肉として捉えることもできる発言のように思えるが、「信頼されるインフラを構築するには、最大限の分散化が必要だ」と分散化の重要性を強調するルービン氏が、リブラに一定の歩み寄りを見せたことに、参加者からは前向きな見解が見られていた。

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
14:00
ブラックロック「BUIDL」で利回り増やす取引戦略 BounceBitが実証試験
BounceBitがブラックロックのトークン化米国債「BUIDL」を担保に利用して、年利20%を実現した取引戦略を公開した。ステーブルコインを担保とするよりも利点があるとしている。
13:10
個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは
仮想通貨イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が新L1スケーリング計画を発表。個人のノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」でガスリミットを10~100倍に拡張する革新的アプローチを提案。
12:35
米上院、ステーブルコイン規制『GENIUS法案』の審議進行可決
米上院が仮想通貨ステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」の審議を66対32で可決。消費者保護や倫理規定を強化した修正案で超党派合意が進展。
11:59
ビットコイン下髭で押し目買い意欲旺盛か イーサリアムにも機関投資家の強い関心
過去最高値の更新まで目前のビットコインは米国債格下げなど不透明感のある中、下髭形成し押し目買い意欲の強さを示した。50日・200日移動平均線のゴールデンクロスが目前に迫る中、イーサリアムには機関投資家の資金が集まり、CMEグループのXRP先物は初日に1,560万ドルの取引高を記録した。
11:20
SEC新委員長、仮想通貨規制を全面見直し
SEC新委員長ポール・アトキンス氏が仮想通貨規制の抜本的見直しを表明。前政権の執行措置を批判し、発行・保管・取引の3分野で明確なガイドライン策定へ。
10:35
リップル社、UAEの金融企業2社と提携
リップル社は、UAEのZand BankとMamoの2社が顧客になったことを発表。両社はリップルペイメントを使用すると説明しており、中東市場の事業を強化していく。
10:05
ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ
ソラナ開発スタジオAnzaが新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」を発表した。処理時間を理論的に約150ミリ秒まで短縮し、Web2と競合できる高速処理を実現するとしている。
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。
06:05
SEC、ソラナ現物ETFへの決定を延期 21SharesとBitwiseが対象
米証券取引委員会が21SharesとBitwiseのソラナETF提案について決定期限を延期し、パブリックコメントを求めると発表。Canary、VanEckも含む複数企業が仮想通貨ETF承認を競う中、SECの審査が本格化へ。
05:45
米メガバンクJPモルガン、顧客のビットコイン購入を許可
CNBCによると、JPモルガンのダイモンCEOが顧客によるビットコイン購入を許可すると発表。長年の仮想通貨批判にも関わらず顧客選択の自由を重視。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧