はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「まさに赤い月」BTCとアルトコインの最新市場分析=Binanceリサーチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスリサーチ
仮想通貨取引所大手バイナンスのリサーチ部門、バイナンス・ リサーチが仮想通貨市況を発表。今後は、アルト市場とBTCドミナンスに注意すべきとした。

バイナンスリサーチ:市場概況

9月中、大きな変動もなくほぼ横ばいだった仮想通貨相場は、9月24日に急落し、その後は低迷が続いている。

一方、業界ではいくつかの新たなデリバティブプラットフォームのローンチが行われ、取引方法の発展した月となった。

  • バイナンス:買収したデリバティブ取引所「JEX」を自社ブランドのBinance JEXとし、Binance Futures とともにデリバティブ取引プラットフォームとして開始。
  • Bakkt(ICE):9月23日のローンチ後の取引高は低かったものの、日々増加傾向を維持している。
  • シカゴ・マーカンタイル取引所(CME):来年第1四半期に、ビットコインのオプション契約開始を発表。 全市場参加者にとって複雑な取引ポジションを構築する新たな機会となる。

分散型金融プロトコルの急速な成長に伴い、価格オラクル(データフィードシステム)が脚光を浴びた。

  • 分散型金融のCompoundが新たな価格フィードエコシステム、「Open Oracle System」を発表
  • 分散型データオラクル(データベース管理システム)「Band Protocol」がバイナンスのIEOで585万ドル(約6億2500万円)の調達に成功
  • ChainLinkがバイナンスAPI専用の接続を提供

世界市場

9月29日時点の主要通貨の時価総額

Tronと BitTorrent (BTT)ならびにWINk (WIN)の取引ペアがアルトコイン市場に追加。

仮想通貨貸借市場

9月からマージン取引可能となった新しい取引ペア

9月から、下記の資産の貸出サブスクリプション提供が開始された。

  • ChainLink (LINK)
  • モネロ (XMR)
  • DASH
  • EOS
  • ライトコイン (LTC)
  • XRP
  • Zキャッシュ (ZEC)

OTC取引のバイナンス・トレーディングの見解

バイナンス・トレーディングは、9月の仮想通貨市場を「大量殺人」が起こったように「赤」に染まった月だと表現している。

6月以来、10000ドルを超えていたビットコイン価格は8000ドルに急落したものの、アルトコインは比較的良く持ちこたえ、ビットコインのドミナンスは、月初の71%から現在68%近辺で落ち着いている。

過去のビットコイン急落のケースでは、アルトコイン価格の下落率がビットコインを上回ることが多々あったものの、今回は、ビットコインに対し利益を出す一部のアルトコインも見受けられた。 その理由として、アルトコインとステーブルコインの取引ペアが増加したことが考えられるという。

また、バイナンス・トレーディングは、仮想通貨市場に機関投資家を呼び込む重要なきっかけとなると期待された、Bakkt取引開始後の不振が、ビットコイン急落の要因となったと主張している。

これは、典型的な「噂で買って、ニュース(事実)で売る」現象の一つだろうとしながらも、 CMEの先物取引も好調な滑り出しではなかったが、その後の取引高が増加したように、Bakktも将来同じような展開もあり得ると付け加えた。

9月のOTC取引は、ここ何ヶ月かに比べ、主に売りの流れが強かったという。 多くのトレーダーが、9月中を通してアルトコインのポジションを解消。ビットコイン価格が10000ドル前後で推移した時には、ビットコインのポジションも解消する動きが加速したと伝えた。 ビットコインが8000ドルに下落しても、「底で買う」ことを望むトレーダーは多くはなく、10000ドルのレンジに戻すのか、さらに下落するのかを見極めようとする様子見の状況のようだと、分析している。

また、アルトコインが ここ数ヶ月で初めて勢いを盛り返しているため、ビットコインのドミナンスに関しては注意深く見守る必要があると結んでいる。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/02 火曜日
18:36
AIがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見 防御活用にも期待=レポート
Anthropicの研究で、AIエージェントがスマートコントラクト脆弱性6億9000万円分を発見。2025年3月以降の34件で460万ドル相当の攻撃に成功し、新たに2件のゼロデイ脆弱性も発見。攻撃収益は1.3カ月ごとに倍増しており、防御活用が急務に。
17:42
FRBが3年半にわたる量的引き締め(QT)終了、仮想通貨市場に流動性改善の可能性
米FRBが12月1日、3年半にわたる量的引き締め(QT)を終了した。約2.4兆ドル規模の資産縮小後、仮想通貨市場への流動性改善が期待される。2019年QT終了時はビットコインが短期下落後に上昇した経緯があるが、専門家は政策効果の遅延やインフレ動向など不確実性に慎重な見方も示している。
16:04
走行映像でGARコインを還元 ドラレコアプリ「セトラス」が地方創生DXモデルを始動
セトラスが市民のドラレコ映像を行政業務に活用し、専用暗号通貨「GARコイン」で報酬を還元する地方創生モデルを発表。実証実験に参加する自治体を3枠限定で募集している。
13:55
コインベースへの情報開示請求が過去最多の1.2万件、欧米で協力要請急増 実態判明
コインベースが2025年透明性レポートを公開し、60カ国以上から12,716件の情報開示請求を受領し、前年比19%増加となったと報告した。米国の件数がトップだが、米国外からの請求は53%を占め前年比2%増加した。
13:15
米FDIC、ステーブルコイン規制「ジーニアス法」運用規則案を12月下旬に公表予定
米FDIC代行議長がステーブルコイン規制「ジーニアス法」の運用規則案を今月に公表する予定だと表明。トークン化預金や仮想通貨業界のデバンキング問題についても対処を説明した。
12:29
カルシ、ソラナ上で予測市場トークン化を開始 仮想通貨の流動性取り込みへ
米予測市場カルシがソラナ上で予測市場契約のトークン化を開始。オンチェーン取引により匿名性が向上し、開発者のサードパーティ構築も可能に。評価額110億ドル、約3500市場を運営する同社は仮想通貨ユーザーの流動性獲得を目指す。
11:00
米トランプ政権の仮想通貨特命官サックス氏、利益相反報道を否定
米トランプ政権のAI・仮想通貨特命官デビッド・サックス氏がNYタイムズの利益相反報道を否定した。名誉毀損専門の法律事務所に対応を依頼し、倫理規定遵守を主張している。
10:40
ゴールドマンがイノベーター買収、ビットコイン連動ETFも取得で仮想通貨事業拡大
ゴールドマン・サックスがETF大手イノベーターを20億ドルで買収すると発表した。買収にはビットコイン連動ファンドQBFも含まれ、ゴールドマンの仮想通貨関連商品ラインアップが拡大。
10:14
リップル、シンガポールでライセンス範囲拡大 XRPとRLUSDによる決済事業を強化
リップルがシンガポール金融管理局から主要決済機関ライセンスの拡大承認を取得。XRPとRLUSDを活用した決済サービスを強化。アジア太平洋地域のオンチェーン活動は前年比70%増で、同地域での事業拡大を加速。
10:02
ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI
ビットコインは軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、Yearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。
09:20
リミックスポイント、12億円規模のWeb3関連事業投資を中止へ
リミックスポイントは、事前に予定していた12億円規模のWeb3関連事業投資の中止を決定。仮想通貨ビットコイン購入以外の調達資金使途を変更した。
08:40
ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス
ヤーン・ファイナンスがyETH関連のハッキングで盗まれた資産のうち約240万ドル相当を回収した。回収作業は継続中で被害者への返還を予定している。
07:35
mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示
ストラテジー社のフォンレCEOがビットコイン売却の具体的条件を初めて明言した。株価が保有資産を下回り資金調達が不可能になれば売却も選択肢の1つとなる。
07:05
ストラテジー、約2240億円の米ドル準備金を確保
ストラテジー社は、優先株の配当と負債の利子の支払いのために約2,240億円の米ドル準備金を確保したことを発表。目的を説明し、仮想通貨ビットコインの買い増しも報告した。
07:00
チェーンリンク初のETF、NY証券取引所に上場予定
仮想通貨チェーンリンク(LINK)に投資する上場投資信託(ETF)が12月3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始予定。NYSEアーカがグレースケール・チェーンリンク・トラストETFの上場を認証した。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧