はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

あなたが知らないイーサリアムの事実|Freewallet寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨イーサリアム(ETH)についてどのくらい知っていますか?時価総額やトークン標準についてではなく、その歴史やもっと興味深いイーサリアムに関する “真実”についてです。

この記事では、0.1ETHを送るのに莫大な手数料2,100ETHを払った人のこと、どのくらいの人がすべてのETHの1/3を保有しているか、どうして秘密鍵を生成すべきでないかについて紹介します。

1日で100万トランザクション

イーサリアムに関する数値と事実から始めましょう。イーサリアムネットワークはこれまでに4億9700万を超える膨大なトランザクションを処理してきました。

イーサリアムのトランザクション量は7ヶ月の間に1億件増加し、このところネットワークは指数関数的に成長しています。

これまでで1日のトランザクションが最も少なかったのは2015年8月9日の1329件で、一方、2018年1月4日にはネットワークは1日で134万9890件を処理しました。ここで違う話題に移りましょう。

イーサリアム資産の1/3はクジラの手に

どのくらいのイーサリアムを保有していますか?おそらくある程度は持っていても、桁外れに持っているというわけではないでしょう。

7000万のユニークなアドレスは十中八九の割合で2ETH〜10ETHを持っていますが、376のクジラについてはこの限りではありません。( 訳注 クジラ:※巨額の仮想通貨を保有する人のこと)

Chainalysisによると、すべてのイーサリアム資産の3分の1を376のクジラが保有していることがわかりました。これらクジラのほとんどは、ETHを保有するだけでトレードをしないため影響は最小限にとどまっています。

クジラの平均注文金額はイーサリアム100万ドル相当です。このトランザクションによって、2日後に1日のうちのボラティリティーが0.1増加します。

1日のうちのボラティリティーは0.02から最大417範囲なので、この増加はたいしたものではありません。

もっとも高くついたイーサリアムトランザクション

1トランザクションの手数料が2100ETHと言ったら信じられますか?2019年2月、未知のアカウントが0.1ETHを送金し手数料として2100ETHを支払いました。

これは当時のレートで30万ドル(約3,300万円)に相当します。哀れな人がトランザクション手数料と全額を間違えてしまったようです。

2100ETHの手数料はETHマイニングプールSparkpoolが受け取りました。Sparkpoolはこの巨額のETHを凍結し、送金者から連絡が来るのを待つことにしました。

かいつまんで話すと、Sparkpoolは、手数料を設定するときに間違いを犯した送金者をみつけることができました。両者はマイニング報酬を分けることに同意し、Sparkpoolは1050ETHを送金者に返し、ハッピーエンドとなりました。

すべてのdAppsの87%がイーサリアムで動いている

Fluence Networkの調査によると、分散型アプリケーション(dApps)の大半はイーサリアムプラットフォーム上で動いています。87%がイーサリアムブロックチェーン、19%がEOS、8%がTronを利用しています。

一方、アプリケーションの6%がふたつのブロックチェーンを同時に利用していて、4%がイーサリアム、EOS、Tronの3つすべてを利用しています。

イーサリアムプラットフォーム上のアクティブなdAppsユーザーでもっとも多いのはゲーマーで、コミュニティー全体の40%以上を占めます。

イーサリアムベースのゲームでは、すでにアクティブなゲーマーたちが巨大で忠実なコミュニティーを築いています。CryptoKittiesやBlockchain Cutiesのコミュニティーをみてください。私の言っていることがわかると思います。

Blockchain Banditの事例

秘密鍵を推測するだけで45,000ETHを盗んだハッカーの話を聞いたことがありますか?

現在何百万ものETHアドレスが存在する中、この離れ業は特定の砂粒を海岸でみつけようとするようなものでした。実際、このハッカーは0…001 のような12個の弱い秘密鍵をみつけて使ったのです。

これがすべてではありません。Independent Security Evaluators (ISE)は、彼らが実 際にアク セスすることができる弱い秘密鍵を持つ700を超えるウォレットを発見 しました。しかし、なぜこんな単純な鍵の組み合わせが生成されたのでしょう?

ISEによると、弱い秘密鍵が存在する理由について、考えられる説が2つあります。

1つ目は、ソフトウェアに弱い秘密鍵を生成させてしまうコードの不具合です。2つ目は、所有者が「ABC123」「qwerty」「password」といった同じパスフレーズを使用して複製を作成したか、パスフレーズを空白のままにしたかです。

原文:https://dailyhodl.com/2019/07/22/facts-about-ethereum-you-didnt-know/
Freewallet
ウェブ、android、iOS対応
Freewalletとは取引所内蔵の仮想通貨ウォレットで、ウェブ、Android、iOSで利用できます。ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、リップルをはじめ、30以上の仮想通貨をひとつのアプリで保存できます。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/25 土曜日
13:25
テザー社、AI事業に本腰 大規模公開データセットとAIアプリをリリース
テザー社がSTEM分野特化の大規模AIデータセット「QVACジェネシスI」とプライバシー重視アプリ「QVACワークベンチ」をリリースした。AI事業を本格始動させている。
11:15
テザー 今年2.3兆円の利益見込む、米国向け「USAT」は1億米国ユーザーへのリーチ目指す
テザーは今年の利益が2.3兆円に達する見込みだ。米国向けのステーブルコインはUSATは12月にローンチ予定。
10:40
大口投資家、4日間で74億円相当のソラナを購入 ビットコインの大口購入も
オンチェーンアナリストの報告によると、大口投資家が直近4日間で約25万ソラナ(SOL)を購入したことが明らかになった。
10:00
中規模保有者(ドルフィン)の需要がビットコイン市場を牽引=CryptoQuantレポート
CryptoQuantが仮想通貨市場の最新レポートで、中規模保有者「ドルフィン」がビットコインの蓄積を続けていると指摘した。重要な価格水準や動向を解説している。
09:05
米民主党議員、トランプ大統領によるCZ氏恩赦を批判
米下院金融サービス委員会のランキングメンバーである民主党議員は公式声明で、トランプ米大統領が仮想通貨取引所バイナンスの共同創設者CZ氏に恩赦を与えたことを批判。恩赦の背景などを説明している。
07:55
JPモルガン、コインベースのBaseトークン発行で最大5兆円の価値創出を予測
JPモルガンがコインベースのBaseトークン発行により最大340億ドルの価値が創出される可能性があると分析した。
07:00
CZのバイナンス復帰確率高騰、トランプ大統領の恩赦を受け
トランプ大統領がバイナンス創設者CZを恩赦したことを受け、ポリマーケットでバイナンス経営復帰予測が活発化。確率は一時82%まで急騰後30%付近で推移。トレーダーGarrett Jin氏は恩赦を予測し2倍リターンを達成した。
06:50
リップル、Hidden Road買収完了でプライムブローカー事業参入
リップルがヒドゥン・ロードの買収を完了し、仮想通貨企業初のグローバル・プライム・ブローカー運営企業となった。
06:15
ポリマーケット、独自トークン「POLY」発行とエアドロップ実施を正式表明
人気イベント賭けサイトのポリマーケットがPOLYトークンの発行とエアドロップを正式に表明した。米国市場再進出後になる見込みだ。
05:50
スペースX、今週2度目のビットコイン大量移動 ウォレット再編成か
スペースXが24日に約204億円相当のビットコインを移動したとアーカム・インテリジェンスが報告した。
05:35
トランプ大統領、CFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのセリグ氏を指名
トランプ大統領がCFTC委員長にSEC仮想通貨タスクフォースのメンバーを指名する方針を固めたとブルームバーグが報道した。
10/24 金曜日
18:48
米金融最大手JPモルガン、ビットコイン・イーサリアム担保融資を世界展開へ
JPモルガンがビットコイン・イーサリアム担保融資を2025年末開始することがわかった。米金融最大手の参入で暗号資産(仮想通貨)が機関投資家市場で本格化。モルガン・スタンレーなど大手金融も相次ぎサービス拡充している。
17:14
モブキャストHD、仮想通貨ソラナ(SOL)の取得・保有を開始
ソラナ特化のトレジャリー戦略で財務基盤強化へ モブキャストホールディングスは10月24日、暗号資産ソラナ(SOL)の取得および保有を開始したと発表した。 同社はかつてゲーム事業…
16:46
日本初の円建てステーブルコインJPYC、正式リリースへ
JPYC株式会社が10月27日午後1時、日本初の円建てステーブルコインJPYCを正式リリース。発行・償還・送金手数料は無料。第二種資金移動業者として第1号の認可取得。
16:30
米トランプ政権、量子コンピュータ企業へ株式取得型支援検討か 関連銘柄が急騰=WSJ報道
トランプ政権が量子コンピュータ企業への出資型支援を検討していると報道され、政府と協議中とされるIonQ、Rigetti、D-Waveなどの関連銘柄は最大20%上昇した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧