はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

損失の出ない「宝くじ」の仕組みとは、イーサリアム上のDeFi(分散型金融)で実現

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

PoolTogetherとは?

PoolTogetherとは最近注目されているDeFi(分散型金融)の応用例の一つでステーブルコイン「DAI」を使った分散型アプリケーションである。

PoolTogetherはロス、損失のない新たな宝くじの仕組みをイーサリアムのスマートコントラクト上で実現している。

PoolTogetherの仕組み

PoolTogetherはその名の通り”資金をみんなでプール(収集)”することから始まる。ユーザーはsaving ticket(宝くじ)を1枚あたり1DAI(約1ドル)で購入できる。(暗号資産DAIはイーサリアム上の分散型デジタルコインで、1DAI=1USDのレートを可能な限り維持することを目指していることからペッグ通貨として知られている。)

その集められた資金を自動的にレンディングしその利息を毎週ランダムに選ばれたETHアドレスに振り込むというのが大まかなPoolTogetherの仕組みだ。

”ロス、損失がない”と言われるのは、宝くじが当選しなくても、プールされた資金の内、自分が投入した額が全額戻ってくることが保証されているからである。

1ドルからこの宝くじに参加できるのはユーザーにとって大きなメリットだ。

PooLTogetherはブロックチェーン技術を応用することにより従来の中央集権型宝くじの問題点、参加者のコストとトランスペアレンシーの軟弱性を解決している。

ユーザーはどのアカウントにどのくらいの賞金が支払われたのかを確認することができ自動レンディング、DAIの入出金もイーサリアムのスマートコントラクト上のためPoolTogetherチーム以外からの改ざんは難しい。

そして暗号資産、DAIを使っているため国を問わず世界各国から宝くじへの参加が可能となっている。言い換えると宝くじの当選金額が将来的に上がる可能性がある。

実際にPoolTogetherのウェブサイトから毎週の賞金が上がっていることが確認できる。

次回の当選発表は2020年2月8日となっており、当選賞金は$1,530ドルとなっている。

PoolTogetherのリスク

PoolTogetherは画期的なソリューションだが、そこにはリスクが伴っているのも確かだ。

それはPoolTogetherの2人が同意をすれば、コントラクトのアップデート、ファンドからの引き落としが可能になるためである。

CoinPostの関連記事

分散型金融(DeFi)プロジェクトMakerDAOに脆弱性か、財団がGSM提案
ステーブルコインDAIの発行を可能とするMakerDAOで、開発者から脆弱性が指摘されたことで、財団側が「Governance Security Module(GSM)」を緊急提案、エグゼクティブ投票を実施する。
リップル社出資のDeFiプロジェクト 取引所バイナンスでIEO実施へ
Rippleも出資する「Kava Labs」はバイナンスのプラットフォーム「Binance Launchpad」を介して、IEOで3億2600万円の資金調達を実施予定。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:25
ドイツ銀行、独自ステーブルコイン発行やトークン化預金を検討=報道
ドイツ銀行が独自ステーブルコイン発行とトークン化預金を検討中だ。カストディ企業トーラスとの提携やPartior出資などでもデジタル資産分野に進出を始めている。
11:20
9ヶ月で約1400億円の収益、トランプ大統領 仮想通貨事業で純資産56億ドルに=フォーブス報道
Forbes誌がトランプ大統領の仮想通貨資産を分析。ミームコイン「TRUMP」とWorld Liberty Financialで約10億ドルを獲得し純資産56億ドルに。
10:20
シンガポール金融管理局、仮想通貨企業の新規制ルールを明確化 混乱受けて
シンガポール当局が仮想通貨企業向け新規制の適用範囲を明確化した。海外のみにサービス提供する事業者は7月よりライセンス必須となる。ルール対象外となるトークンも挙げた。
09:00
モバイルゲームFIFA Rivals、6月12日リリース決定 アディダスと提携でNFT導入
アディダスと契約 ブロックチェーン技術を活用したモバイルサッカーゲーム「FIFA Rivals」が6月12日にiOSとAndroid向けにリリースされると、開発元のMythic…
08:25
ミームコイン発行のPump.fun、10億ドルトークン販売で収益共有制度導入か=報道
ミームコインプラットフォームPump.funが10億ドル規模のPUMPトークン販売を計画。プロトコル収益の一部をトークン保有者に還元する買い戻し制度を検討中。累計収益は6.77億ドル。
07:40
日本政府、資金決済法改正で仮想通貨仲介業を新設へ
仮想通貨規制を盛り込んだ改正資金決済法が参議院本会議で可決して成立。仮想通貨仲介業の新設や顧客資産の保全強化策などを盛り込んでいる。
07:20
取引所GeminiがIPO申請、仮想通貨企業の株式公開ラッシュ加速
ビットコインOGのウィンクルボス兄弟が創設した仮想通貨取引所GeminiがSECにIPO草案を提出。Circle上場に続き、米仮想通貨企業の株式公開ラッシュが加速。
07:02
イーロン・マスクのX、Polymarketと提携 仮想通貨予測市場に本格参入
イーロン・マスク氏のXがPolymarketと公式パートナーシップを締結。AI「Grok」を活用した仮想通貨予測市場サービスで、リアルタイム情報分析を数百万ユーザーに提供へ。
06:45
マイケル・セイラーのストラテジー社が新優先株発行、約10億ドル調達でビットコイン購入資金確保へ
ストラテジー社が10%配当の永続優先株STRDで約9.8億ドルを調達。ビットコイン追加購入と事業運転資金に充当予定で、6月10日に取引完了。
06:05
Circle株価30%続伸、アップルやグーグルもステーブルコイン導入検討=報道
Apple、Google、X、Airbnbが仮想通貨企業とステーブルコイン統合協議を開始。国際送金コスト削減目的でIT大手各社の仮想通貨採用が本格化へ。サークルの株価はニュースを受けてさらに高騰した。
05:50
エリック・トランプ主導でTRUMPミームコイン取得加速 WLFIが統合
World Liberty FinancialがTRUMPトークンの大規模ポジション取得を発表。Fight Fight Fight社のウォレット開発中止により、トランプファミリーの仮想通貨事業統合に新たな進展。
06/06 金曜日
18:21
メタプラネット、ビットコイン保有計画で26倍超の上方修正 21万BTCの保有目指す
メタプラネットが日本の資本市場史上最大級となる7,674億円の新株予約権発行を決議した。「555ミリオンプラン」により、ビットコイン保有目標を従来の2万BTCから21万BTCへ26倍超に上方修正。アジアを代表する仮想通貨ビットコイントレジャリー企業としての地位確立を図る。
17:39
Binance Japan、トロン・ダイの円建て取引ペア追加 
Binance Japanが6月11日よりDAI/JPY・TRX/JPYの新規取引ペアを開始。記念キャンペーンでメーカー手数料1ヶ月無料。ステーブルコインDAIと高速処理のTRXが円建てで取引可能に。
14:15
RWAトークン化市場が半年で3倍以上急成長、3兆円突破=バイナンスリサーチ
バイナンスリサーチの月次市場分析によると、RWA(現実資産)トークン化市場が2025年上半期で260%成長し、時価総額は230億ドルを超えた。プライベート・クレジットが58%シェアで市場を牽引する一方で、RWAとDeFiプロトコルとの統合も進んでいる。
13:35
20万ドルへ到達可能もリスク高まるか、『ビットコインスタンダード』著者が強気相場ピークを警戒
『ビットコインスタンダード』著者アモウズ氏がビットコイン強気相場の現状を分析。20万ドル到達可能性と企業財務戦略のリスクを専門家が警告。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧