はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米CFTC、ステーブルコイン研究会議を開催 JPMコインやMakerDAOなどの関係者が参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CFTCのステーブルコイン研究会

米商品先物取引委員会(CFTC)が、仮想通貨(暗号資産)ステーブルコイン業界の将来性や影響を研究するための会議を、26日に開催した。

会議にはDeFiプロジェクトのMarkerDAO、ステーブルコインプロジェクトPaxos、およびJPモルガンの「JPMコイン」の3つの組織の幹部が出席。ステーブルコインの様々な側面を調査するために、仮想通貨カストディに関する傾向、仮想通貨に関する保険、サイバーセキュリティなどについて、詳細な議論とプレゼンテーションを行なった

NYのビットライセンス所持企業「Paxos」のCEOであるCharles Cascarilla氏は自社のPAXステーブルコインプロジェクトのユースケースについて紹介。ステーブルコインDAIを開発するMakerDAO財団の会長、Steven Becke氏は、今日の分散型金融(DeFi)がどのようなものであるかの概要を説明した。

そして、JPモルガンの、デジタル市場部門グローバル責任者であるEddie Wen氏は、JPMコインの利用例と現在開発中のプロジェクトについて説明。CFTCのコミッショナーBrian Quintenz氏は、JPMコインは、JPモルガンチェースの指定口座に保持されている米ドルのデジタル版であり、同銀行の機関顧客間で、ブロックチェーンでの即時決済送金に使用できるように設計されているとの認識を示した。

米国はデジタルドルの可能性を模索か

Brian Quentenzは、ステーブルコインは将来において流動性取引を行う媒体であると見なす必要があると見解を示した。トークン化を通じて、ステーブルコインの流動性媒介機能が促進されるという。

CFTCが今回開いた会議は、米国政府がデジタルドルの可能性を、少しずつ模索している様子を表す動きかもしれない。

今回言及されたステーブルコイン・プロジェクトは、米国政府が将来のデジタル金融政策、消費者保護規制、通貨の適正性などを研究することに役立つとも見られる。

公共政策とステーブルコインという観点からは、国際通貨基金(IMF)の金融資本市場局の副課長であるTomasso Mancini-Griffoli氏も、複数の公共政策でステーブルコインの可能性を考慮すべきであると述べていた。

同氏が挙げた政策には、金融安定性、金融政策の管理、プライバシーや競争、効率の問題、消費者保護などがある。

参考:CFTC

CoinPostの注目記事

進化し続けるデジタル決済、日銀副総裁が語る「永久不変」の3要素
仮想通貨やデジタル決済など、お金のあり方が変化する中で、今後どの様な変化が起こり得るのか。雨宮正佳 日銀副総裁のスピーチ文を解説。
テレグラム仮想通貨の「有価証券」を巡る訴訟で、米CFTCの意見要請
Telegramの独自トークン有価証券問題を巡る訴訟で、米国裁判所が商品先物取引委員会に専門的意見を要求。現在、証券取引委員会とTelegramの主張は平行線を辿っている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/19 水曜日
10:33
全米初のビットコイン担保地方債、米ニューハンプシャー州が承認
ニューハンプシャー州が全米初のビットコイン担保地方債を承認した。1億ドル規模の債券でデジタル資産が140兆ドル規模の世界債券市場に参入する道を開く可能性が出た。
10:00
ハイパーリキッド・ストラテジーズ、ナスダック上場に向けた合併が延期に
ソネット・バイオセラピューティクスらの合併によるハイパーリキッド財務企業の上場が延期された。株主投票の賛成票が必要数に達していない形だ。
09:45
ビットコインとイーサリアムの現物ETF、資金流出が継続
仮想通貨ビットコインとイーサリアムの現物ETFは、資金が純流出する日が継続している。この点について、ソラナやXRPなどのETFに資金が循環している可能性が指摘された。
08:50
テザー、ビットコイン担保融資企業レドンに戦略投資
テザーがビットコイン担保融資のリード企業Lednに戦略的投資を実施した。Lednは設立以来28億ドル超の融資を実行し、2025年だけで10億ドル超と見込まれている。
08:00
GMOトラスト、Japan Smart Chainと提携し日本法準拠ステーブルコイン発行を検討
GMOトラストがJapan Smart Chainと提携 AltXリサーチは18日、日本向けレイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain(JSC)」において、…
07:15
資産運用大手6社、日本での仮想通貨投資信託の提供を検討
資産運用大手6社が、日本での仮想通貨投資信託の開発を検討していることがわかった。米国でビットコインの現物ETFが認可されたこともあり、日本でも仮想通貨投資信託の誕生に期待する声は多い。
07:05
クラーケンがシタデルから2億ドル調達し企業価値200億ドルに、IPO前に資金基盤強化か=報道
クラーケンがシタデル・セキュリティーズから2億ドルの戦略的投資を確保し企業価値200億ドルと評価された。9月の6億ドル調達に続きIPO前に資金基盤を強化している。
06:35
米通貨監督庁が銀行による仮想通貨保有を正式承認、オンチェーン手数料支払い目的で
米財務省通貨監督庁が国法銀行によるブロックチェーンネットワーク手数料支払いのための仮想通貨保有を正式承認した。トランプ政権下で仮想通貨に対する規制姿勢が転換している。
06:20
サイファーパンクが28億円相当のジーキャッシュを追加購入、保有量は総供給量の約1.43%に
ウィンクルボス兄弟率いるサイファーパンクが2万9869ZECを追加購入。保有総額は23万3644ZECとなり、総供給量の1.43%を保有している。
06:05
ビットコインの調整終了を予測、年末に向けた上昇がベースシナリオ=スタンダードチャータード銀
スタンダードチャータード銀行のアナリストが仮想通貨ビットコインの調整終了を予測した。複数の市場指標が極端な水準にリセットされ、年末に向けた上昇がベースシナリオだと話した。
05:35
フィデリティ、ステーキング機能付きソラナ現物ETFを提供開始
フィデリティが11月19日にステーキング機能を備えた仮想通貨ソラナETFを開始した。ティッカーシンボルはFSOLで、同社初のステーキング機能付きETFとなる。
11/18 火曜日
18:06
トランプ一族、世界初のトークン化ホテル開発プロジェクト参画を発表
トランプ・オーガニゼーションとDAR Globalが世界初のトークン化ホテル開発をモルディブで発表。ブロックチェーン技術を活用した新たな不動産投資モデルとして注目される。
18:03
Aave、米国で高利回り貯蓄アプリ「Aave App」開始へ 銀行入金・残高保護に対応
DeFi大手Aaveが一般ユーザー向け貯蓄アプリ「Aave App」を米国で提供開始予定。最大100万ドルの残高保護、自動積立機能など、従来の銀行預金(平均0.4%)を上回る利便性を提供する。
17:00
金商法移行で暗号資産市場はどう変わる? JVCEA小田会長が業界の懸念に回答|独自取材
暗号資産の金商法移行が最終局面を迎える中、日本暗号資産取引業協会(JVCEA)の小田玄紀代表理事がCoinPostの独自取材に応じた。開示規制は分散性の高い銘柄を対象外とし、取扱銘柄の大幅減少は想定されていないと明言。規制の枠組みを理解した上での革新を呼びかけた。分離課税実現には金商法移行が必要条件の一つであり、多くの政党が前向きに検討していると認識を示した。
16:23
マウントゴックス、ビットコイン1万BTCを動かす 弁済に進展か
破綻した暗号資産取引所マウントゴックスが11月18日、約1万608BTC(約1,470億円相当)を移動した。過去の大規模移動が債権者返済に先立って実施されてきた経緯から、今回も返済準備の可能性が指摘されている。同社は2024年7月から返済を開始しており、現在も約3万4,689BTCが未配布となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧