はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン、17年バブルから続く「重要トレンドライン」へ 100万円突破で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン、17年バブルから続く重要トレンドラインへ

7日の仮想通貨市場は、ビットコインが再び100万円を超えて価格が急伸した。

100万円を突破したビットコインは、一時米ドル建て1万ドルに迫り、80日ぶりの高値を更新した。コロナショックに伴い急落した20年3月の水準は完全に取り戻した格好だ。

注目ポイントは、2017年のバブル相場で更新したビットコインの過去最高値から右肩下がりに2年間の期間で形成された巨大な下降トレンドラインに迫った点だ。

次点には米ドル建て1万ドルの大台が控えるが、2017年から続く長期的な停滞相場も、週足・月足レベルでの大きなトレンド転換にも期待したい状況にある。

※追記

ビットコイン価格は日本時間8時45分に米ドル建てで1万ドルに達した。(2020年2月24日以来、約2ヶ月半ぶり)

注目最新ニュース

今回、ビットコインの価格上昇に伴い注目された最新ニュースをまとめて紹介する。

4兆円規模のヘッジファンド、ビットコイン先物取引を検討

著名資産家でヘッジファンドの運用者ポール・チューダー・ジョーンズ氏が、インフレリスクのヘッジ手段として、ヘッジファンドでビットコイン先物取引を検討していると発表した。

ブルームバーグが報じたことで、市場参加者の関心が高まった今回の事例。米ドル建て1万ドルまで急伸した市場高騰の材料になった可能性が指摘されている。

新型コロナウイルスで経済が悪化する中で、中央銀行が行う大規模な量的緩和で誘発されるインフレのヘッジ手段として、ビットコイン先物を検討していると説明した。

今回のビットコインを1970年代の金を思わせると表現、どうしても予測する必要があるのならば、ビットコインにベットするだろう、豪語した。

4兆円規模のヘッジファンド、ビットコイン先物取引を検討 通貨インフレヘッジで
70億ドル規模のヘッジファンドはビットコイン先物を取引することを検討。創設者のJonesはビットコインが70年代のゴールド相場に似ていると指摘する。

CMEのビットコイン先物、OIが過去最高値

CMEのビットコイン先物で、建玉が過去最高値の4億ドルに達した。

市場に資金流入していることを示すデータで、トレーダーはボラティリティの上昇が近いと予想している。

建玉は、未だ決済されていない未決済のデリバティブ契約を示す。4億ドルは、2月14日に記録した3億3800万ドルを超える水準に相当する。

CMEは、顧客の関心の高まりを受け、2017年に現金決済先物を開始。今年の年初には、ビットコインのオプション取引も開始している。

ハッシュレートは過去最高値付近

ビットコインのハッシュレートも過去最高値に迫る勢いだ。

7日のBTCハッシュレートは、119EH/sとコロナ危機の暴落前の最高値水準123EH/sまで4EH/sの水準まで回復している。

半減期前の駆け込み需要も指摘される中、ビットコイン価格が回復したことで、相場下落時にマシンの稼働を停止していたマイナーも再稼働に動いている可能性がある。

5日にも前回比で+0.92%の難易度調整を終えたばかり。4日後の半減期実行ブロックまで、まだ上値を追う展開は続きそうだ。

NYダウ反発 米経済再開で

7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比211ドル25セント(0.9%)高の2万3875ドル89セントで終えた。

米国内で経済活動を再開する流れが複数の州に広がり、景気回復に期待感から買いが優勢となった。

ナスダック総合株価指数は4日続伸し、3月4日以来2カ月ぶりの高値。アップルやアルファベットなどの主力ハイテク株などが買われた。

ビットコインの販売を行う決済サービス大手のスクエアも大幅高。前日比12.8%高の76.80ドルを付ける場面があった。

マイナーの見方は?

価格が上昇したことで、ビットコイン半減期後のマイナーの撤退は、解消したとの見方もでてきているが、依然として報酬が半減する半減期後の適者生存競争に伴う影響は、市場の警戒ポイントとなる可能性は拭えない。

ビットコイン市場の流通量を左右するマイナーについて、事業撤退や資金繰りに動くマイナーの判断基準は不明確な状況にあるためだ。

一方で、マイナーの見方は、半減期後のBTC価格にも強気予想を展開する向きが強まってきた。

ByteTree

データサイトByteTreeのデータによると、過去1週間で仮想通貨マイナーが1,067BTCを溜め込んでいることがわかった。これは新規発行量の約20%に相当する。

ByteTreeは、マイナーがビットコインを保有する動きは、採掘したビットコインを、市場の出来高などの関係から運用できない「弱気の行動」と見られるポイントとなるが、今回は状況が異なると指摘。

マイナーが半減期後にも価格が上昇していくことを見越した戦略である可能性が高いと続けた。

RockX調査

RockXが中国のマイニング業者に意見調査を実施した内容によると、

中国のマイナーの57%が、近い将来にビットコイン市場へより多くの投資家が参入すると予想。BTC価格は上昇。ハッシュレートについても、変化しないと回答した楽観的な見方を示すマイナーが多いことがわかった。

ビットコイン半減期後予測:中国マイナーはどう見る?「価格、ハッシュレート、投資状況」
RockXが中国の仮想通貨マイニング業者に調査を実施。将来のビットコイン(BTC)価格予測、ハッシュレートの変化、マイニングの収益性について回答を得た。国のマイナーの57%が、近い将来にビットコイン市場へより多くの投資家が参入すると予想。BTC価格は上昇し、ハッシュレートは変化しないと回答した楽観的な見方を示すマイナーが多いことがわかった。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/18 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、企業のETH大量購入やアーサー・ヘイズのBTC100万ドル到達予測など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:49
UPCXが2025 Tokyo E-Prixスポンサーに 次世代決済とFanlinkの可能性を解説
UPCXが「2025 Tokyo E-Prix」のスポンサー契約を発表。世界標準決済を目指すブロックチェーンプラットフォーム「UPCX」と、ファン支援サービス「Fanlink」の特徴をCEO中野誠氏が解説した。秒間10万件の処理能力やグローバル展開の展望とは?
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メタプラネット株価1340円到達の可能性に高い関心
今週は、仮想通貨ビットコインの専門家アダム・バック氏によるメタプラネットの株価試算、資産運用会社によるイーサリアム価格急騰の要因分析、空売り投資家ジム・チェイノス氏の投資戦略に関するニュースが最も関心を集めた。
05/17 土曜日
14:00
アブダビ政府系ファンド、ビットコインETF買い増しで保有額750億円突破
アブダビのムバダラ・インベストメントが第1四半期にブラックロックのビットコインETFを49万株追加購入。ゴールドマン・サックスは最大保有者として3000万株を保有。
13:05
ビットコインETFフェイクニュース事件、犯人に懲役14か月の判決
米SEC公式Xアカウントを乗っ取り、ビットコインETFについてのフェイクニュースを流した26歳の被告に懲役14か月の判決が下りた。偽情報で仮想通貨市場を混乱させたことが重大視された。
12:43
史上最高値を試すのは時間の問題か、米中貿易緩和も上値トライ失敗|bitbankアナリスト寄稿
米中関税115%引き下げ合意やインフレ指標下振れもビットコイン上値を抑える展開。アリゾナ州知事の暗号資産準備金法案への拒否権行使も影響。短期筋による損切り送金増加で売りをこなした可能性。史上最高値トライは時間の問題か。bitbank長谷川アナリストが週次相場分析を解説。
11:00
ビットコイン長期保有数1437万BTCに到達も、利確売り強まる=アナリスト分析
ビットコインの長期保有者が3月から5月にかけて利益確定を加速。支出利益率は71%増加し227%の平均リターンを記録。長期保有量は1437万BTCに達するも、市場サイクルの分配フェーズへの移行を示唆。
10:10
トランプ家のWLFI、民主党議員による調査要請を正式拒否
トランプ一族の金融企業WLFIが上院による調査を拒否した。政治的動機と批判し、同社は説明責任や米ドル優位性を指針としていると主張。倫理規定違反の疑惑なども否定している。
09:02
ETH・BTC比率が5年ぶり急騰、アルトシーズンの到来示唆か
イーサリアム/ビットコイン(ETH・BTC)価格比率が過去5年最低水準から38%急反発。ETFによる買い増し、取引所流入減少などの指標から需要増加・売却圧力低下が鮮明に。「極端な過小評価ゾーン」からの回復が示すアルトコインシーズン到来の可能性を分析。
07:50
ビットコインで利回り獲得、Solvがアバランチ基盤の新トークン発表
仮想通貨ビットコインの保有者にRWAの利回り獲得手段を提供するため、Solv Protocolはアバランチ上にSolvBTC.AVAXをローンチ。ローンチの目的や仕組みを説明した。
07:30
10億ドルのビットコイン投資を検討、米上場のシンガポール医療企業
シンガポールの医療企業バーゼル・メディカル・グループが10億ドル規模のビットコイン投資に関する交渉を開始。ストラテジー社に続く大規模企業BTC投資の新事例として注目される中、「革新的な株式交換契約」を通じてアジア医療企業最強の財務体質構築を目指す。
06:45
米裁判所、SECとリップルの和解案を「手続き上不適切」として却下 再申請へ
米連邦地裁がSECとリップルの和解申請を「手続き上不適切」として却下。民事訴訟規則違反が原因で、両者は適切な手続きでの再申請を迫られる状況に。
06:25
イーロン・マスクの『Kekius Maximus』切り替えでミームコインが2倍以上急騰
イーロン・マスク氏がツイッターのプロフィール画像とユーザー名をミームトークン「Kekius Maximus」に変更し、関連トークンが2倍以上急騰。昨年の900%上昇・急落事例に続くマスク氏のSNS活動による仮想通貨市場への影響力を示す展開に。
06:05
サウジ中央銀行、15億円相当のストラテジー株保有でビットコインに間接投資
サウジ中央銀行がセイラーのストラテジー社の株を25656株取得し仮想通貨ビットコインへの間接投資を開始したことが確認された。
05/16 金曜日
17:00
マスクネットワークとは?仮想通貨MASKの買い方・取引所まで徹底解説
Mask NetworkはSNS×Web3をシームレスに接続するSocial-Fiプラットフォーム。本記事では特徴とMASKトークンの買い方を初心者向けに解説します。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧