ビットコイン保有アドレスの損益
現在暗号資産(仮想通貨)ビットコインを保有するアドレスの内、全体の85.09%(2579万アドレス)が含み益であることが分かった。
一方、含み損のアドレス数は10.82%にあたる328万。4.09%の124万アドレスが損益がない状態だ。現在大部分のアドレスで利益が出ていることから、利益確定による売り圧力が強まる可能性が指摘されている。
ブロックチェーン分析企業Glassnodeが今週発表した4月29日から5月6日の期間におけるデータによれば、BTCのネットワークにおける新規アドレス数が、2017年の仮想通貨バブル以来の高水準まで到達。新規参加者が多いことからも、利益確定売りが先行する可能性があるとみられる。
Glassnodeによると、アクティブアドレスの数も高水準に達している。本記事執筆時点でその数は100万アドレスを突破。前回100万アドレスを超えたのは昨年6月で、その際のBTCの価格はおよそ1万3000万ドル(約138万7000円)だった。それ以前に100万アドレスに達したのは仮想通貨バブル期のみ。
さらに、機関投資家やマクロトレーダーの動向の指標とされる米大手デリバティブ取引所CMEのビットコイン先物における建玉(OI)が、過去最高値の4億ドル(約426億7040万円)に到達。これは市場に資金流入していることを示していおり、トレーダーはボラティリティの上昇が近いとみている。
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価格上昇が期待されるイベントである「半減期」が12日(推算)に迫っているため、短期的値動きには注意が必要だ。
参考:intotheblock
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