TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインマイニング投資を「法律下で・一般投資家にも」 Bitfury、日本でファンド立ち上げ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本初のビットコイン・マイニングファンド

大手仮想通貨(暗号資産)マイニング企業Bitfuryは本日、日本初となる「ビットコイン・マイニングファンド」の組成を発表した。

ビットコイン(BTC)のマイニング事業に投資を行うファンドで、カザフスタン共和国で同社が運営している中で最上位のマイニングファームが投資対象となる。Bitfuryは仮想通貨のインフラに投資する手段を機関投資家と個人投資家の両方に提供することで、ポートフォリオの多様化に向け、分散投資先として需要があるとみている。

Bitfuryは先月末にも新たな投資プログラムを発表している。こちらもインフラを対象にしたもので、機関投資家向けにファンドだけでなく未公開株やその他の金融商品を介して投資する仕組みになっている。

関連仮想通貨採掘大手Bitfuryが新投資プログラムを発表

BTCのマイニング事業は高い利益を得られる可能性があるが、日本ではこれまでは投資手段が普及していなかったために、機関投資家の参入が進んでいなかったが、提供する投資プログラムやファンドを通じて、最上位のマイニングファームに投資することができるようになった、とBitfuryは説明するる。

Bitfuryは、ファンドを通じてマイニング事業を行う特別目的会社を創設し、出資を募るなどの方法で国内の規制に準拠できるようにする。ファンドの運用を担うのは金融商品取引業者の認可を持つ日本エンジェルズ・インベストメント。アドバイザーを務めるのはアンダーソン・毛利・友常法律事務所が担当する。

本ファンドは7月に立ち上げられると報じられており、規模は数億~数十億円になる見通し。今後も日本の規制に準拠した商品を提供し、国内の投資家を開拓していく計画だ。

Bitfuryの創業者兼CEOは「日本の投資家に多様な投資手段を提供にできることを楽しみにしている。新型コロナウイルスは金融市場にも深刻な影響を与えたが、当社が運営するマイニング事業へ投資を行うことで、基盤となるインフラをより安定させ、デジタル資産の普及に貢献できると確信している」と自信を見せた。

マイニング投資という金融商品

Bitfury Group 日本代表を務める紺野勝弥氏は、2月のCoinPostの取材で、「マイニングは投資リターンが高い金融商品であり、株や債権と比較してリスクリターンのプロファイルの設計が全く異なる金融商品として、投資家に興味を持たれる投資商品になる」との考えを明かしている。

減価償却が取れて、かつ高いリターンが見込める商品としてのニーズ(節税等含む)は高い一方で、マイニング投資となると、モバイルデータセンターと呼ばれるコンテナ型のものでも数億円レベルに上り、区画販売も1000万単位の販売になるという。

ファンドの組成には、このような商品への投資機会を法律下で個人を含む投資家に提供することが目的にある。

わかりやすい計算ロジックに基づいた商品で、リターン率も高いため、しっかりとした金融商品に仕立て上げたいと思います。

過去にはマルチ商法でマイニングが取り扱われていたり、信頼できない業者が多くて悪いイメージもありますが、しっかりとした企業が、規制を遵守した形で金融商品としてマイニングへの投資機会を提供することで、仮想通貨とマイニング、金融が繋がり融合していく良い取り組みになると考えています。

ゆくゆくは、マイニング投資自体をセキュリティートークンに仕立て上げて、自社のブロックチェーン「エグゾナム」でトークン流通を管理することで、仮想通貨と金融の融合をより綺麗な形で提供していきたいです。

大手マイニング企業が明かす「ビットコイン半減期の見立てと仮想通貨投資戦略」=Bitfury紺野勝弥
国内仮想通貨取引所の元関係者で、マイニング大手Bitfury日本代表 紺野氏に独占取材。「BTC=3000ドルラインでも利益が出せる」など、ビットコイン採掘の最新動向について詳しく語った。

参考資料 : Bitfury

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/22 金曜日
13:50
米SEC敗訴、連邦地裁がディーラー規則は無効と判断 「仮想通貨業界全体にとっての勝利」
米連邦地裁がSECのディーラー規則を無効と判断し、SECの敗訴が確定した。原告の米ブロックチェーン協会CEOは、この判決は仮想通貨業界全体の勝利であると表現。ディーラー規則は分散型金融に重大な影響を与える可能性が危惧されていた。
13:10
トレードの機会損失を最小限に、メタマスクがイーサリアムガス代込みスワップを新たに導入
仮想通貨イーサリアムの主要ウォレットMetaMaskは新機能「Gas Station」の導入を発表した。ガス代不足によってスワップが中断されることを防ぐものである。
11:26
チャールズ・シュワブ次期CEO、規制緩和で仮想通貨現物取引への参入示唆
米大手ブローカー、チャールズ・シュワブの次期CEOが、規制環境の変化があれば仮想通貨現物取引へ参入すると述べた。トランプ新政権に期待する格好だ。
10:10
仮想通貨擬人化BCG「コインムスメ」、板野友美がアンバサダー就任
タレントの板野友美氏がWeb3ゲーム「コインムスメ」のアンバサダーに就任。板野氏プロデュースのアイドルグループとのコラボユニットも結成する。
09:55
Suiブロックチェーン、稼働停止の原因や対策を公表
約2.5時間稼働を停止していた仮想通貨SUIのブロックチェーンが復旧。その後、原因や今後の対策を公表している。
08:20
マイクロストラテジー、ビットコイン追加購入のための30億ドル調達を完了
米マイクロストラテジーは21日に仮想通貨ビットコイン追加購入のための、2029年満期の無利息転換社債の募集を完了したと報告した。
07:50
金融庁、仮想通貨仲介業の新設を検討
仮想通貨のイノベーションと利用者保護の両立に向けて、金融庁が仲介業の新設を検討。この会議ではステーブルコインも議題に上がった。
06:45
トランプ氏のメディア企業、「TruthFi」仮想通貨決済サービスの商標出願
トランプ次期大統領が保有するトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループは今週、デジタル資産取引やその他決済処理サービスのプラットフォーム「Truthfi」の商標出願を行った。
06:25
SECがソラナ現物ETFの審査開始、2025年承認へ期待高まる
米証券取引委員会はソラナ現物ETFの上場申請に関する審査を開始したようだ。SOLは本日8%上昇している。
06:08
トランプ次期政権の仮想通貨諮問委員会、ビットコイン準備金設立の可能性=報道
トランプ次期大統領が提案した仮想通貨諮問委員会は、米国のビットコイン準備金を設置する可能性があると報じられた。
05:45
SOL史上最高値更新やXRP高騰、ゲンスラーSEC委員長の退任確定を受け
仮想通貨のソラナやXRPなど、SECが規制の標的としている銘柄は22日、ゲンスラーSEC委員長の退任が確定したことを受けて大幅に上昇した。
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧