はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン価格は45倍に ウィンクルボス兄弟が見る優位性とは

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ウィンクルボス兄弟がBTC価格を予想

米仮想通貨取引所Geminiを運営するウィンクルボス兄弟が、ビットコイン(BTC)の価格が長期的に50万ドル(約5200万円)に達する可能性があるとの見解を示した。

価値の保存手段という観点から、米ドルや原油、ゴールド(金)の問題点を指摘し、BTCの優位性を説明。BTCの需要が高まり、現在のまま時価総額が増加していけば、50万ドルに達する可能性があると述べ、最終的にインフレヘッジとして利用できるのはBTCだけだと主張している。

関連「インフレ局面のビットコイン上昇論はミスリードだ」Bitfinexの元ランキング1位が指摘

ウィンクルボス兄弟は27日に連名でブログを投稿した。まず米ドルについては、コロナ禍の景気刺激策のために大量に供給が続いていることを指摘。米政府が内部で借金し合っている現状と合わせ、最終的にインフレにつながると見ている。

またコロナ対策で、今年はGDP比の債務が過去10年で最も膨らむと予想。米国がソフトデフォルトに陥る可能性も指摘した。

原油については需給バランスの問題を指摘。コロナ禍で経済活動が制限され、需要が激減した事例を挙げている。原油を保管しておくこと自体は問題ではないが、需要が激減すると、保管用のインフラが不足する。

今年4月にはNY原油市場で、83年の先物上場以来初めて、原油先物の価格が0ドルを割りこみ、マイナス価格を記録。現物を引き取りたくない投資家を中心に、損失を覚悟した売りが広がった。

関連NY原油先物、0ドル割れで初の「マイナス価格」に

技術の進歩で供給が増加した反面、原油は突然、大幅に需要が減少する事態に弱いことを根拠に、ウィンクルボス兄弟は信頼できる価値の保存手段ではないと述べている。

ゴールドについては、現在信頼できる価値の保存手段とみなされ、インフレヘッジとして活用されているが、商業目的の採掘が続くと、その地位も危うくなると主張。また特にコロナ禍のように行動が制限されると輸送ができなくなる問題を指摘し、供給量が正確に把握されていないことも欠点に挙げている。

関連現物ゴールド、世界的に供給不足へ コロナ拡大で投資家の需要が急増

ブログにはゴールドとBTCの特徴を比較した表も掲載した。

BTCの優位性

兄弟は、こういった問題を解決できるのがBTCだと主張。ただ供給量が少ないだけでなく、その供給量があらかじめ決められ、固定されている唯一の商品(コモディティ)だと述べている。

現金のように供給過多に偏ることもなければ、インターネット上でやりとりされるので保管や輸送に困ることもない。

ウィンクルボス兄弟は、ゴールドの時価総額を9兆ドル(約948兆円)と計算。BTCの時価総額は現在2000億ドル(約21兆円)超だ。

ブログでは「BTCが現在のまま成長していけば、ゴールドと同様に計算すると、現在の45倍の価格になる」と説明。それが長期的に50万ドルに達するとする根拠である。詳しい説明はないが、現在ゴールドの時価総額がBTCの45倍のため、BTCの時価総額はいずれゴールドの時価総額に達するとみている模様だ。

また上記に加え、各政府が外貨準備金の一部をBTCに替えるような動き(可能性)があれば、BTCは60万ドル(約6320万円)に達する可能性もある、と強気な姿勢を見せた。

参考資料 : Winklevoss Capital

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/28 金曜日
19:05
Secured Finance(セキュアード・ファイナンス)とは?JPYCの運用方法を徹底解説
Secured FinanceでJPYCを使った固定金利運用が可能に。満期と金利が事前確定する仕組み、メタマスクの準備から貸し出し・借り入れの手順、リスクまで初心者向けに詳しく解説。
18:47
ゆうちょ銀行のトークン化預金が不動産決済に進出
シノケングループ、ゆうちょ銀行、ディーカレットDCPの3社がトークン化預金の活用に向けた基本合意書を締結。賃貸管理における月次賃料の支払いをユースケースに、決済の自動化・効率化を検証する。2025年12月末に実証実験を完了し、2026年以降の本格導入を目指す。
18:01
価格急騰で注目を集めた仮想通貨ジーキャッシュとは
価格急騰で注目を集めたプライバシー銘柄の仮想通貨ジーキャッシュ(ZEC)の将来性を徹底解説。買い方や技術、注目点、リスクまでわかりやすく説明します。
17:29
英国、DeFi預け入れ時の課税を繰り延べへ 売却時まで納税義務を先送り
英国歳入関税庁が11月27日、DeFi預け入れ時の課税を実質売却時まで繰り延べる税制改革案を発表。アーベやバイナンスなど業界大手32団体が支持。利用者の税務負担軽減へ。
17:13
bitFlyer、法人向け「アセットロックサービス」提供開始 期末時価評価課税の適用除外に対応
bitFlyerが法人向け「アセットロックサービス」を開始。暗号資産を1年以上ロックすることで期末時価評価課税の適用除外要件を満たし、含み益への課税を回避できる。対象はBTC・ETH・XRPの3銘柄。
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧