はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

「Uniswapの出来高、米コインベース超えに驚きの声」DeFi需要と価格高騰が後押し

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Uniswapがコインベースを上回る取引高記録

分散型取引所Uniswapの出来高が過去最高値を記録、大手取引所コインベースのプロトレーダー向けプラットフォーム「Coinbase Pro」をも追い越すことになった。

イーサリアム開発者でUniswapプロトコルを設計したHayden AdamsもUniswapの24時間取引高が、コインベースのそれを初めて追い越したことについて驚きを隠せなかったようだ。

Uniswapの24時間取引量は4.4億ドル(約464億円)を超え、3.7億ドルのコインベースよりも約20%上回った。

最大手取引所バイナンスの約65億ドルと比較すると劣るものの、分散型取引所の取引がメジャーな中央集権型取引所に匹敵する状況は、現在のところ加速しているようだ。

7月時点でもUniswapは取引規模の拡大が確認されており、24時間出来高が4500万ドル(約48億円)の規模に到達。7月時点で国内大手取引所bitFlyerや、米国版バイナンスUSなど著名取引所と肩を並べるものになっていたが、わずか一カ月ほどで、10倍近く成長したことになる。

「Sushiswap」トークン

Uniswapの取引量の急増は、イーサリアムERC20トークンへの関心の急増と、DeFiまたは分散型ファイナンスの拡大が背景にあると考えられる。

特に今回のボリューム急増の理由としては、DeFiガバナンストークンの価格高騰があり、その中でも数日前にローンチされたばかりの「Sushiswap」のトークンなどが注目されている。

8月末現在、Sushiswapにはすでに1600万ドルの流動性があり、価格は2.45ドル、出来高3000万ドル(約32億円)に達している。

Sushiswapとは、スマートコントラクトに流動性を預けた人に、取引手数料の一部を報酬として与える流動性プロバイダーで、流動性プールに貢献するためのインセンティブとしてSUSHIトークンを提供、このトークンは二次市場で売ることも可能となっている。

Uniswapにも、すでに流動性提供機能が備わっているものの、SushiswapはUniswapと収益分配の点で差別化できる点がある。

Uniswapでユーザーは、流動性を積極的に提供している時にのみプールの取引手数料を獲得できる。また、ベンチャーファンド、取引所、マイニングプールなどの、個人よりも大きな提供者が莫大な資金を持ってプロトコルに参加すると、リターンが希薄になるリスクもある。

一方、SushiSwapのユーザーは流動性を提供することを止めても、プロトコル料金の一部を収益として受け取り続ける資格を与えられる。

ただし、ステーキングから得られる収益は、あるユーザーがステークしたトークン量と、プラットフォーム全体でステークされたトークン総量の比率で決まるため、流動性提供を止めた場合は、トークン数に対応する報酬収益は次第に低下していくことになるという。

一方、Sushiswapは監査を受けるために動いているものの現在はまだ未監査であり、プロジェクトの先行きによってはリスクの高い投資になる可能性も指摘されている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/03 水曜日
17:03
XRP ETF、13取引日で8億ドル(約1240億円)到達 仮想通貨史上2番目の速さ
XRP現物ETFが上場13日で8億ドル超の流入を達成し、ビットコインETFに次ぐ史上2番目の速さを記録。ソラナETFを大きく上回るペースで、アナリストは最大1兆円超の市場規模を予測。
16:25
バイナンス(海外)、15種類の現物取引ペアを停止へ 12月5日実施
バイナンス(海外)は流動性レビューに基づき、12月5日に現物取引ペア15種を停止すると発表。停止は特定ペアのみで、対象トークンの上場廃止を意味しない。取引ボットも同時に終了予定。
15:14
ゲンスラー前SEC委員長「仮想通貨は投機的」 ビットコイン除く全トークンに警告
ゲンスラー前SEC委員長がブルームバーグのインタビューで、ビットコインを除くすべての仮想通貨を「極めて投機的」と評価。退任後も投資家保護の重要性を強調し、規制の観点からビットコインのみをコモディティとして区別する姿勢を維持している。
15:00
HashPortウォレット、Pontaポイントでステーブルコインの購入が可能に
HashPortは12月1日、HashPort WalletでPontaポイントをBase上のUSDCやcbBTCに交換できる「オンランプ」機能と、暗号資産をau PAYギフトカードに変換する「オフランプ」機能を開始した。
13:40
カルシが米CNNの公式パートナーに、予測市場のリアルタイムデータを報道に統合
米予測市場プラットフォームのカルシがCNNと提携し公式予測市場パートナーになった。カルシのリアルタイムデータがCNN番組全体に統合され、政治的・文化的イベントの確率情報を報道に活用する。ソラナ上でのトークン化予測市場も開始した。
12:45
ストラテジーCEO「米ドル準備金でビットコイン売却回避」、配当戦略を語る
米ストラテジー社CEOが今後の準備金や配当戦略を詳細に説明した。米ドル準備金で当面の配当資金を確保し、ビットコイン売却を回避する。レンディング参入の可能性も示唆した。
12:14
イーロンの「Xマネー」決済システム開発で人材募集 ソラナが支援表明
イーロン・マスク氏のX Moneyが決済プラットフォームの技術責任者を募集。ソラナが協力を表明し、仮想通貨統合の可能性に注目が集まる。WeChat型スーパーアプリ実現への動きを解説。
10:32
「資産トークン化が金融のあり方を変革」ブラックロックのフィンクCEOらが論説
ブラックロックのフィンクCEOらが現実資産(RWA)トークン化の可能性を様々な観点から解説した。トークン化の2つの大きな利点や規制当局の役割などにも言及している。
10:15
Trust Wallet、予測市場へのアクセス機能をローンチ
仮想通貨ウォレットのTrust Walletは、予測市場にアクセスできる機能をローンチ。まずはMyriad、ポリマーケット、カルシの3つの予測市場に対応する。
09:49
クラーケン、Backed買収 米国株のトークン化取引を拡大
仮想通貨取引所クラーケンがスイスのBacked Finance買収を発表。トークン化株式サービス「xStocks」は半年で取引高100億ドルを突破。RWA市場は2028年に2兆ドル規模へ成長見込み。
07:25
欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行へ、2026年後半に開始予定
INGやBNPパリバなど欧州10銀行がユーロ連動ステーブルコイン発行を計画中。新会社キバリスを設立し2026年後半の発行を目指す。
07:15
バンカメ「資産管理サービスの顧客は仮想通貨投資を検討すべき」
バンク・オブ・アメリカは、資産管理サービスの顧客に対しポートフォリオの最大4%を仮想通貨などのデジタル資産に配分するように推奨していることがわかった。ビットコイン現物ETFも投資対象にする計画だ。
06:45
トム・リーのビットマインが継続的にイーサリアムを押し目買い、3日間で110億円相当
ビットマインが市場下落局面でも3日間に110億円相当のイーサリアムを追加購入した。同社は約373万ETHを保有し総供給量5%保有の目標に向け62%まで進捗。
06:25
米CME、ビットコインの恐怖指数VIXなどの新ベンチマークを導入
米CMEがビットコイン、イーサリアム、ソラナ、XRPを対象とした仮想通貨ベンチマーク指数を導入した。ビットコインのボラティリティを追跡する指数は株式市場のVIXに相当し、機関投資家のリスク管理ツールとなる。
05:55
チェーンリンク初の現物ETFがNYSEで取引開始、グレースケール「GLNK」
仮想通貨チェーンリンクの初の現物ETFが3日にニューヨーク証券取引所で取引を開始した。グレースケールがGLNKとして上場し運用資産は1700万ドル超となっている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧