はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン前日比2.1%安、SOLやADAなど主要アルトは売り先行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

13日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比54.7ドル(0.16%)高、ナスダック指数は30.3ポイント(0.22%)安と小幅な値動きに留まった。

長期金利の低下傾向が相場の後押しとなってはいるものの、本日22時半にCPI(米消費者物価指数)発表を控える中、様子見基調となりやすいか。

関連:仮想通貨関連株上げ一服、今夜米CPI控え|14日金融短観

関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比2.1%安の1BTC=36,448ドルに。

BTC/USD週足

日本時間5時頃には、資産運用会社ブラックロックが米デラウェア州法人登記簿文書としてXRP投資信託「iShares XRP Trust」を提出したとの情報が出回ったが、ブラックロックの広報担当者がこれを否定。1XRP=0.75ドルまで急騰後に偽の申請(フェイク)情報であったことが判明すると、上昇分を全て吐き出す形で0.64ドルに急落する場面があった。

関連:仮想通貨XRP乱高下、ブラックロックのXRP ETF上場申請の虚報めぐり

XRP急落の影響もあり、過熱感を帯びていたアルトコイン相場では反落が目立った。

ここ数週間高騰の続いていたソラナ(SOL)が前日比7.4%安となったほか、時価総額9位のエイダ(ADA)が7.9%安、ポルカドット(DOT)が9.2%安となった。

データ分析

データプロバイダーKaikoによれば、下落一辺倒だったビットコイン建のイーサリアム価格(ETH/BTC)に反転の兆しが見え始めた。

最大手資産運用会社ブラックロックが、SECにイーサリアム現物ETFの申請を行なったと報じられたことが材料視され、1ETH=2,100ドル台まで高騰。

日間出来高70億ドルを超えるなどFTX崩壊後の最高水準を付けたほか、デリバティブ市場のFunding Rate(資金調達率)は一時+0.06%を超えるなど、強気のバイアスを示唆している。

過去1〜2週間ではアルトコイン市場への資金移動も確認され、アルトコイン市場の対BTCシェアは過去1年間で最も高い60%台に達した。

その他のKaikoのデータを見ると、市場における売り・買い注文の総量を示す「Market Depth」は、22年10月の大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXおよびアラメダ・リサーチの破綻以降60%減少した。

その後、ビットコインは23年10月に20%ほど高騰したが、Kaikoによれば出来高減少を伴う「“アラメダ・ギャップ”は依然として根強く、市場流動性は十分回復したとは言い難い。」

kaiko

トレーディング会社のアラメダ・リサーチは市場に流動性を供給するマーケット・メイカーの役割も果たしており、経営破綻したことで流動性低下を招いた。流動性低下は、不利な注文が約定されやすいスリッページの拡大やボラティリティ(価格変動性)の上昇など市場の不安定化につながるリスクが増加する。

このような状況にある中、今後数ヶ月の内にビットコインETF(上場投資信託)が米SEC(証券取引委員会)に上場承認された場合、市場の流動性改善も期待されるだろう。

関連:上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由

ビットコインETF審査リスト 出典:Bloomberg Intelligence

CoinPost ビットコインETF特集

ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる?  米投資会社の資金流入予測 ブラックロックのビットコインETF「IBTC」がDTCCに再掲載
上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由 グレースケールの投資信託「GBTC」とは ビットコイン現物との価格乖離が注目される理由
ビットコインETF申請の審査進捗について米SEC委員長がコメント 「ビットコインETF非承認されれば訴訟の嵐に」JPモルガンアナリスト

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/23 金曜日
13:50
セイラー率いるストラテジー社のビットコイン戦略を徹底分析=VanEck
資産運用大手VanEckがストラテジー社(MSTR)のビットコイン戦略を分析。レバレッジをかけたBTC投資商品として評価し、プレミアム発生理由と主要リスクを解説した。
13:25
政府・日銀、デジタル円に関する第2次中間整理を公表 プライバシー保護と民間決済との共存策を検討
政府・日銀、CBDC第2次中間整理を発表。日銀が個人情報を扱わない「二層構造」でプライバシー保護を。民間決済手段との共存や相互運用性向上に向けた具体的検討結果をまとめた。
13:00
『ビットコインピザの日』15周年 ATH更新も長期保有者の利益確定は減少=データ
仮想通貨ビットコインは初取引を記念するピザ・デー15周年を迎え史上最高値を記録した。一方で、長期保有者の利益確定は昨年12月比で大幅減少している。
12:08
ビットコイン11万ドル台で推移、個人投資家の出遅れシグナルは持続性を示唆
ビットコインは11万ドル超の最高値圏で推移。ムーディーズによる米国債格下げを受け、ヘッジ手段としてのBTC需要が急増した。一方、SECはXRP・ライトコインETFの承認判断を8月に延期している。
11:10
米大手銀行が共同でステーブルコイン発行検討、仮想通貨業界に対抗=WSJ報道
JPモルガン、バンク・オブ・アメリカなど米大手銀行が共同でステーブルコイン発行を検討。トランプ政権下での規制緩和を利用し決済分野での競争力強化を目指す。
10:40
XRPレジャーで発行、欧州初MiCA準拠ユーロステーブルコイン
シューマン・フィナンシャルがMiCA準拠のユーロステーブルコイン「EURØP」をXRPレジャーで発行。ブラジルでもUSDBステーブルコイン展開へ。
10:00
アルトマン氏率いるOpenAI、iPhoneデザイナーのアイブ氏と提携 WLD価格25%高騰
生成AI企業OpenAIがAppleのデザインで知られるアイブ氏の企業IOを65億ドルで買収した。IOのチームが合流し、新たなAIハードウェアを開発予定だ。
09:35
Sui最大のDEX「Cetus」、320億円相当の仮想通貨が不正流出 トークン価格暴落
Suiのブロックチェーン上に構築されたDEXのCetusは、320億円相当の仮想通貨が流出したと公表。すでに問題を特定しており、調査レポートを後で公開すると説明している。
09:00
民主党議員、トランプ仮想通貨晩餐会を批判 大統領は実際に出席
民主党議員がトランプ大統領のミームコイン保有者向け晩餐会を「影響力売買」と批判し参加者リスト公開を要求。一方でトランプコイン価格は10%上昇するも上昇幅を全消し。
08:35
史上最高値のビットコイン、米国リスク高まり資金流入加速|仮想NISHI
*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(
07:45
GENIUS法が「数兆ドルの米国債需要を創出」サックス仮想通貨特命官
トランプ政権のサックス特命官が米上院のステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」通過に自信を示し、米国債への数兆ドル需要創出を予想。超党派支持で26日までの可決目指す。
07:30
FIFA、アバランチ上に「FIFAブロックチェーン」を立ち上げ
FIFA Collectは、新たにローンチしたFIFAブロックチェーンにプラットフォームを移行。仮想通貨アバランチの技術を活用し、イーサリアム互換のブロックチェーンを開発した。
07:15
ビットコイン、『5月は保有継続』か 11万ドル突破でアナリストが戦略維持
ビットコインが23日に111,814ドルの高値を記録。スタンダードチャータード銀行のアナリストがトランプ政権下での50万ドル目標を維持し、従来の「セル・イン・メイ」に反する保有戦略を提唱。
06:10
55銘柄超の米国株トークン化取引『xStocks』、アジアなどで提供予定 クラーケンが運営
仮想通貨取引所クラーケンがBacked開発のトークン化株式「xStocks」を近日開始。Apple、Tesla等55銘柄超でソラナチェーンと統合し、米国外顧客向けに提供予定。
05:50
ボラティリティ・シェアーズのXRP先物ETF、ナスダック上場で取引開始
米国初の1倍XRP先物ETF「XRPI」が5月22日にナスダックで取引開始した。VolatilitySharesが運用し、2倍レバレッジ版も計画中だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧