はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

イーサリアム財団、次期アップグレード「Dencun」のテスト日程を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Dencunのテスト日程

イーサリアム財団は24日、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の次期アップグレード「Dencun」について、テストのスケジュールを発表した。

メインネットをアップグレードする前に、予定通りこれから2つのテストネット「Sepolia」と「Holesky」でDencunを実施する。Sepoliaでは1月30日、Holeskyでは2月7日に実行する予定だ。これらのテストネットが順調に稼働すれば次はメインネットで行うとしているが、その時期については記していない。

「プロト・ダンクシャーディング(Proto-Danksharding)」という注目機能が実装されるDencunは、イーサリアムのメインネットで実行する前に3つのテストネットで実施される。

最初は今月に「Goerli」のテストネットですでに実施されており、今回の発表でイーサリアム財団は、プロト・ダンクシャーディングの機能がGoerliで利用できるようになったと伝えた。

イーサリアム財団は以前、Goerliで大きな問題が起きれば次のテストネットに移行しないと述べていたため、現在のテストは順調に進んでいるとみられる。

なお、これから問題が発生する可能性もあるため、メインネットでの実施日を正確に予測することは困難であるとの声が上がっている。テストの状況に左右されるため、メインネットでDencunを行う時期の予測については「2月末か3月初め」「早くて3月」「今年の1Q(1月から3月)」と様々だ。

プロト・ダンクシャーディングについて

投資家やユーザーらから注目を集めるプロト・ダンクシャーディングとは、レイヤー2(L2)からレイヤー1(L1)へのデータ転送コストを削減し、結果としてL2の取引手数料を引き下げることが可能な機能である。

イーサリアムのL2は、ソラナ(SOL)などの他のL1チェーンと比較すると、まだ取引手数料が高いとの指摘がある。プロト・ダンクシャーディングを実装してL2の手数料がソラナなどの水準に到達するかどうかは、イーサリアムの競争力と市場ポジションに関して重要な焦点だ。

関連「イーサリアム、ビットコインの上昇率を上回る見込み」JPモルガン来年予測

また、最近ではプロト・ダンクシャーディングがイーサリアムの供給量に与える影響についても注目度が高まっている。実際の影響は限定的だの見方もあるが、今後の重要ポイントであるため、供給量のことを合わせて以下のDencunの記事を昨日大幅に更新した。

関連イーサリアムの次期アップグレード「Dencun」、重要性とメリットとは?

レイヤー2とは

「2層目」のネットワークのこと。イーサリアムの場合は、イーサリアムがL1、オプティミズム(OP)やアービトラム(ARB)などのネットワークがL2である。

全ての取引をL1チェーンで処理すると負荷が大きくなり、処理速度の低下やネットワーク手数料の高騰につながる。取引の一部をL2で行うことで、メインチェーンの負荷軽減や処理速度の向上を期待できる。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場の追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルは3日にソニーグループと共同で開発・運営するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、米ドルステーブルコイン「Startale USD(USDSC)」と報酬システム「STAR Points」をローンチしたことを発表した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧