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ビットコイン最高値更新、XRP急騰で100円台を回復

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

11日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比46.9ドル(0.12%)高、ナスダック指数は65.8ポイント(0.41%)安で取引を終えた。

東京株式市場では、前場の日経平均株価は前日比233円(0.6%)安と続落した。

日経平均は昨日前週末比868円(2.19%)安と大幅反落していた。短期間で急騰した反動のほか、日本銀行ののマイナス金利政策解除観測、米ハイテク株安や外国為替市場での円高・ドル安などが嫌気された。日銀の金融政策決定会合は、3月18・19日に開かれる。

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仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比5.8%高の1BTC=72,280ドルに。

BTC/USD週足

ビットコイン(BTC)は11日に反落したものの、すぐに切り返すと過去最高値を更新。72,000ドル台まで続伸した。

米投資企業バーンスタインのアナリストによれば、昨今の高騰の背景に米SEC(証券取引委員会)に承認されたビットコインETF(上場投資信託)があるが、「個人退職口座(IRA)、民間銀行、ソブリン」などの伝統的な資本プールはETFを介したエクスポージャーを持っておらず、「このような伝統的な資産ポートフォリオに統合されるのは初期段階にある。」との認識を示した。

ビットコインETFへの流入額は過去40営業日で95億ドル規模に達した。バーンスタインは2025年までにビットコインが15万ドルに達するとのレポートに確信を深めており、2024年には100億ドル、2025年にはさらに600億ドルの流入が見込まれるという。

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アルトコイン相場

最大手資産運用会社ブラックロックなどのイーサリアムETF(上場投資信託)承認期待のほか、大型アップグレードDencunの実装予定を明日に控えるイーサリアム(ETH)も前日比5.8%高と続伸。

ETH/USD週足

7週連続陽線を付け、4,000ドル台まで上昇した。過去最高値は21年11月に記録した1ETH=4,867ドル。

Dencunにおけるプロト・ダンクシャーディングは、トランザクションをより安価に実行できるようにするためのプロセスであり、利用者拡大に伴う慢性的なスケーラビリティ(拡張性)問題解消に向けて、性能を大幅に向上させることを目指している。

プロト・ダンクシャーディングの導入により、L2(レイヤー2)をめぐる取引手数料の大幅削減などが期待されている。

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そのほか、出遅れていたXRPが前日比17.9%高となり0.7ドル(100円)台を回復したほか、有名MMORPGのメイプルストーリーのブロックチェーンゲーム開発を巡り、韓国大手ゲーム企業のネクソンとAva Labsが提携したことでアバランチ(AVAX)が18.4%高と高騰した。

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ホエールアラートで、バイナンスから9,400万XRPが未知のウォレットアドレスに送金されたことも投資家の間で憶測を引き起こした。

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