はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン72000ドル台で高止まり、アルト相場ではTONやNEARが高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末24日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比235ドル(0.61%)高、ナスダック指数は246ポイント(1.54%)高で取引を終えた。

米労働省が発表した2月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.2%高となった。前月に続いて市場予想を上回ったことで、早期利下げ期待はほぼ消滅した。

東京株式市場では、前場の日経平均株価は前日比161円(0.42%)安となった。日銀政策会合におけるマイナス金利解除観測が強まり、ポジション調整に向かいやすいか。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーの上昇が止まらず、前日比6.82%高の1,592ドルまで続伸した。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

堅調に推移するコインベースは、10億ドル(1500億円)規模の転換社債による資金調達で攻めの姿勢を示した。

ビットコイン高騰など強気相場を背景に、私募を通じて無担保転換社債を提供することを発表しており、交渉上限付きコールオプションによって既存株主の保有株式の希薄化リスクを抑えるという。

関連:コインベース、株高を背景に約1500億円の転換社債を売る計画 

関連:新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比0.63%高の1BTC=72,021ドルに。

BTC/USD週足

グレースケールの投資信託「ビットコイントラスト(GBTC)」の市場シェアが初めて50%を下回った。

満を持してビットコイン現物ETF(上場投資信託)転換したGBTCであるが、ロックアップの解除されたホルダーの利益確定売りや手数料の高さなどから売りが相次ぎ、流出超過が続いていた。

その勢いは、ETF承認後最初の1ヶ月強の流出額で実に70億ドル強に及んだ。さらに2月中旬には、破綻したジェネシス・キャピタルの債権整理の一環でGBTC売りが再び加速した。

そのような状況にある中、グレースケールはGBTCのスピンオフとして、グレースケール・ビットコイン・ミニ・トラスト(BTC)を米SEC(証券取引委員会)に申請した。詳細は明らかになっていないが、同金融商品は特別配当を通じて非課税対象になるとしており、他社に顧客を奪われる要因となっている競争優位性の低い「管理手数料」についても改善されている可能性が高そうだ。

関連:ビットコイン半減期とは?過去相場の価格変動から探る2024年の展望

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

アルトコイン相場

Toncoin(TON)が前日比25.9%高、NEAR Protocol(NEAR)が20.5%高と高騰した。

TelegramのPavel Durov CEOが株式の上場(IPO)を検討していることを明かしたことなどが材料視された。

また、Pavel Durov CEOは8日、新たに広告プラットフォームを立ち上げ、チャンネル所有者がTelegram Open Network(TON)を用いた金銭的報酬を受け取ることができるようにすると発表した。Techcrunchが報じたところによれば、チャンネルに広告を表示することで得た会社収益の内50%を得ることができる。

フィナンシャル・タイムズ紙のインタビューによれば、テレグラムの月間ユーザー数は9億人に達しており、2021年の5億人から大幅増だ。TONは取引手数料の支払い、支払いの決済、ネットワーク上の取引の検証を目的として設計されている。

NEARは、エヌビディアのAI(人工知能)カンファレンス「NVIDIA GTC AI 2024」にNEAR創設者が講演者として登壇することもあり、近日中にリリース予定のAI関連プロダクト「Near Task」を巡る思惑買いを呼んでいる。

関連:仮想通貨Near高騰、エヌビディア大型カンファレンス参加で期待高まる

関連:おすすめの仮想通貨取引所のメリットを比較 イラスト解説付き

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
10:33
ビットコイン提唱者ルミス米上院議員が再選不出馬、仮想通貨法案成立に注力へ
仮想通貨推進派として知られるシンシア・ルミス上院議員が2026年の再選不出馬を表明した。任期終了までに包括的な仮想通貨規制法案や税制改革の成立を目指す方針を示している。
10:05
「ビットコイン価格は2035年に2億円に到達」CF Benchmarksが強気予想
CF Benchmarksが2035年の仮想通貨ビットコインの価格を基本シナリオで142万ドルと予想した。ゴールド市場のシェアを獲得することなどを前提とし弱気・強気シナリオも算出している。
09:10
イーサリアム、Glamsterdamの次のアップグレード名は「Hegota」
仮想通貨イーサリアムでGlamsterdamの次に実施されるアップグレードの名称がHegotaに決定。2025年と同様、イーサリアムは2026年に2回アップグレードを行う可能性がある。
08:15
ビットコイン、弱気相場入りか クリプトクアントが需要減速を指摘
クリプトクアントが仮想通貨ビットコインの需要成長鈍化を指摘し、弱気相場への移行を指摘。ETFの純売却や大口保有者の需要縮小、デリバティブ市場のリスク選好低下などが要因として挙げられている。
07:10
コインベース、2026年の税制変更で予測市場がギャンブルより有利になると指摘
コインベースが2026年の見通しレポートで、トランプ大統領が署名したワン・ビッグ・ビューティフル・ビル法により予測市場が従来の賭博より税制面で有利になる可能性があると指摘した。
06:50
アーサー・ヘイズ、FRBの新資金供給策RMPでビットコイン4年サイクル論が終焉と再度主張
著名トレーダーであるアーサー・ヘイズ氏がFRBの準備金管理購入プログラムを分析し、実質的な資金供給(QE)により仮想通貨ビットコインの従来の4年サイクルが崩れたとの見解を示した。ビットコインは2026年に20万ドルに向かうと予測。
06:20
仮想通貨の冬到来か、フィデリティ責任者がビットコインの2026年底値を6.5万ドル付近と予測
フィデリティのグローバルマクロ責任者ジュリアン・ティマー氏がビットコインの強気サイクル終了の可能性を指摘し、2026年の底値を6.5万ドルから7.5万ドルと予測した。機関投資家の参入により従来のサイクル論が変化しているとの見方が広がっている。
05:45
米FRB、仮想通貨企業向け「簡易版マスターアカウント」開設に進展か
米連邦準備制度理事会が仮想通貨関連企業を含む適格機関に決済サービスへの限定的なアクセスを提供する「ペイメントアカウント」案についてパブリックコメントを募集開始。
12/19 金曜日
17:38
税制改正大綱で仮想通貨税制が大きく前進、申告分離課税20%と3年間の繰越控除を明記
政府・与党が2026年度税制改正大綱を決定。暗号資産取引に申告分離課税を導入し、税率は株式と同じ一律20%に。3年間の繰越控除制度も創設される。金商法改正を前提とした条件付きで、2028年施行の見通し。昨年の「検討」から具体化が進み、web3業界の発展に向けた重要な一歩として評価されている。
15:33
米国法銀行初、SoFiがステーブルコイン「SoFiUSD」を発行
米ソーファイ・テクノロジーズが完全準備型の米ドルステーブルコイン「ソーファイUSD」を発表した。パブリックブロックチェーン上でステーブルコインを発行する米国法銀行として初の事例となる。
14:15
2025年の仮想通貨盗難被害額5300億円突破、北朝鮮関連グループの犯行目立つ=チェイナリシス
チェイナリシスが2025年の仮想通貨盗難事件についてレポートを発表。総額5300億円規模であり、Bybitハッキングなど北朝鮮関連グループによる犯行が目立っている。
14:13
サークル、インテュイットと提携 USDC で税金還付や企業決済に対応
ステーブルコイン大手サークルが金融テクノロジー企業インテュイットと複数年の戦略的提携を締結。TurboTaxやQuickBooksなどでUSDCを活用した税金還付、送金、決済サービスを展開し、年間15兆円超の取引に対応へ。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧