CoinPostで今最も読まれています

目先はイーサリアム優勢か、ETH/BTCは0.056まで続伸

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

休場明け28日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比216.7ドル(0.55%)安の3万8852ドル、ナスダック指数は99ポイント(0.59%)高で取引を終えた。

エヌビディアが6.9%高の1139ドルと大幅続伸。米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが3.0%高と続伸した。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比65円安の3万8789円となった。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比0.13%高の1BTC=68,714ドルに。

BTC/USD日足

Coinglassのデータによると、暗号資産(仮想通貨)の先物市場におけるOI(未決済建玉)は今年4月以来の水準まで上昇しており、トレーダーが強気ポジションにレバレッジをかけ始めていることを示している。

Funding Rate(資金調達率)の上昇率は今年3月ほどではなく、相場の過熱感は限定的だ。

アナリストによれば、ビットコインの暗号資産(仮想通貨)取引所への平均流入量は、1日あたり25,900 BTCと非常に低い数値になっているようだ。これは多くの人がビットコインを直ちに売る意思がないことを示唆している。

CryptoQuantのデータによると、現在の流入率は2016年水準に等しい。

現在の取引所への流入量が少ないにもかかわらず、市場全体の取引量は依然として高い状況にあるため、Mt.Goxの弁済分141,600 BTCがマーケットで売られ始めたとしても、1週間以内に吸収されるとの認識を示した。

Token Unlocks、およびArkhamのデータによると、5月28日には、2014年のハッキング事件を経て破綻した仮想通貨取引所Mt. Goxのウォレットから94億ドル(1.5兆円相当)の14万1,686BTCが移動した。

マウントゴックス公式サイトによれば、債権者への弁済の期日は今年の10月31日に予定される。一方で古参のビットコイナーは長期保有の意思が強く、資金力も潤沢にあると見られることから、売り圧力は限定的との見方もある。

関連:マウントゴックスのビットコインが大量移動 売り圧の警戒高まるも「弁済はまだ準備中」

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

イーサリアム相場

アルベロス・マーケッツの共同創設者ジョシュア・リム氏は米The Blockに対し、短期的にはビットコイン(BTC)よりもイーサリアム(ETH)優勢で、ビットコイン建の「ETH/BTC」比率は0.06台まで上昇し続けるだろうとの見方を示した。

16日時点では0.044だったが、イーサリアムETF承認期待から急騰し、現在値は0.056。大型アップグレードThe Merge(ザ・マージ)を実施した22年9月に0.085を記録して以降、弱気相場も相まってビットコインに対して右肩下がりのパフォーマンスが続いていた。

ETH/BTC週足

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
09/27 金曜日
18:00
注目の仮想通貨10選 セクター別の主要銘柄2024年下半期版】
暗号資産(仮想通貨)市場を代表する、注目銘柄10選。ビットコイン現物ETFが承認され半減期を迎える2024年。RWAやAI銘柄などセクター毎に投資活動が活発化。年初来の騰落率を含む各種データを網羅。ソラナのミームコインやエアドロップの効果は業界全体に影響している。
17:28
ちぃたん☆の仮想通貨(CTAN)|買い方・価格の見方・Raydiumの使い方
話題のちぃたんコイン(CTAN)の購入方法と価格チェックを徹底解説。国内取引所での準備からRaydiumでの取引まで、初心者にも分かりやすく紹介。CTANの特徴や投資リスクも分析。仮想通貨投資を安全に始めるための完全ガイド。
13:05
Bitdeer、台湾TSMCと提携 ビットコインの次世代マイニングチップを展開へ
ビットコインマイニング企業Bitdeerが最新チップ「SEAL02」のテストに成功。TSMCとの提携で高効率を実現、AIプラットフォームも展開。
12:25
ビットコイン65000ドル台に上昇、ブラックロックなどのETFは2日間で2.4億ドルの純流入に
暗号資産(仮想通貨)相場では上昇基調のビットコインが65000ドル台まで上昇、トレンド転換を示唆している。最大手資産運用会社ブラックロックなどのETFは2日間で2.4億ドルの純流入を記録した。
11:05
ジェネシスの大口債権者、弁済されたイーサリアムを約46億円分売却
破産したジェネシスの債権者が弁済された仮想通貨イーサリアムを大量売却した。債権者をターゲットにした盗難の報告も。
10:10
アーサー・ヘイズ氏、各プロジェクトに独自トークン発行を推奨
BitMEX創業者のアーサー・ヘイズ氏は、今後の仮想通貨相場に強気な見方を示した。Maelstromのファンドは、独自トークンの発行を行うようにプロジェクトに呼びかけていると明かしている。
08:15
仮想通貨アバランチ、58億円相当の助成金プログラム「Retro9000」を開始
このプログラムは、「Avalanche9000」と呼ばれる大規模なアップグレードに先立ち、開発者のアバランチ上での構築活動を奨励することを目的としている。
07:15
M・キューバン氏、米SEC委員長の職に関心示す
マーク・キューバン氏は、米大統領選で民主党のカマラ・ハリス氏が勝利した場合に米SECの委員長になることに関心を示した。現在のゲンスラー委員長は交代すべきであると主張している。
06:50
ウォール街金融大手グッゲンハイム、イーサリアムで約30億円の商業手形をトークン化
米ウォール街の金融大手グッゲンハイム・トレジャリー・サービシズが、ブロックチェーンプラットフォームZeconomyと提携しイーサリアムブロックチェーン上で2,000万ドルのデジタル商業手形を発行した。
06:20
米ロビンフッド、独自のステーブルコイン検討か
ブルームバーグ報道によると、フィンテック大手のロビンフッドは独自の暗号資産(仮想通貨)ステーブルコインを立ち上げる可能性を検討している。
09/26 木曜日
17:10
バイナンス、2種類の通貨ペアを9月27日に取扱い中止へ
海外の暗号資産(仮想通貨取引所バイナンスは9月27日から2種類の現物通貨ペアの取扱いを中止。流動性向上を目的とした戦略の一環で、他の通貨ペアは引き続き利用可能。
17:04
暗号資産取引所DMMビットコイン、顧客資産流出で業務改善命令
金融庁は25日、暗号資産(仮想通貨)の巨額の不正流出事件が発生した暗号資産(仮想通貨)交換業者DMM Bitcoinに対し、資金決済法に基づく業務改善命令を下した。
15:00
金融庁、改正資金決済法の検討開始
金融庁が資金決済法改正に向けた議論(第1回)を開催。暗号資産交換業者への規制強化とステーブルコインの柔軟な運用を検討した。デジタル金融の安全性と革新のバランスを追求する。
14:30
「ソラナの時価総額は過小評価されている」=投資会社レポート
VanEck傘下のインデックス提供会社MarktVectorは、仮想通貨イーサリアムとソラナを比較したレポートで、ソラナの時価総額が過小評価されていると指摘。ソラナへの投資を躊躇することで、機関投資家が大きなチャンスを逃す可能性があると主張した。
13:50
バイナンス、プレマーケット導入
バイナンスは、プレマーケットのローンチを発表。バイナンスの現物市場に正式に上場する前の仮想通貨を取引できるようにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア