はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨相場の重しか 米大統領選でハリス氏勝利の可能性、ポリマーケットで過去最高に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米大統領選の行方

米大統領選の民主党の最有力候補とされるカマラ・ハリス氏は、分散型予測市場「ポリマーケット」で勝利の可能性が高まっている。

本記事執筆時点でハリス氏が勝利する可能性は、過去最高値の45%まで上昇。ポリマーケット上でこれまで優位に立っていた共和党候補のドナルド・トランプ氏が再選を果たす可能性は54%まで下がっており、拮抗してきた。

関連トランプ氏の「ビットコインスニーカー」、二時間で完売

最初はトランプ氏とジョー・バイデン氏の再戦になるとみられていた今年の大統領選は、高齢不安が指摘されていたバイデン氏が先月21日に撤退を表明したことで、民主党候補はハリス氏になるとみられている。1日には、民主党の候補者を指名するためのオンライン投票が開始された。

ハリス氏が勝利する可能性の推移は以下の通り。バイデン氏が撤退を表明した21日以降は、選挙活動を活発化しており、勝利の可能性は明確に上昇基調にある。

出典:ポリマーケット

トランプ氏が勝利する可能性は、先月16日に一時72%まで上昇していた。トランプ氏は、特に先月13日の銃撃事件後に強さを見せたことで人気を高め、一部で神格化する動きもみられた。

一方、ポリマーケット上でトランプ氏が優勢だった時でも、世論調査ではハリス氏と支持率が拮抗していることが伝えられていた。最近では、激戦州の支持率でハリス氏がトランプ氏を上回っていることを示す調査結果もある。

関連米ルミス議員、米国政府が10兆円相当のビットコインを購入する法案提出

仮想通貨相場への影響

米国では国家レベルの暗号資産(仮想通貨)規制がない中、仮想通貨の保有者や企業が増えたり、米証券取引委員会(SEC)による締め付けが強まったりしていて、今回の大統領選に対する仮想通貨業界からの注目度はこれまでになく高い。

SECとは

「Securities and Exchange Commission」の略。株や債券など証券の取引を監督する米政府機関のこと。SECのミッションは「投資家を保護すること」「公正で秩序のある効率的な市場を維持すること」「資本形成を促進すること」である。

▶️仮想通貨用語集

この注目度は、トランプ氏が仮想通貨の支持を強く明確に表明するようになったことで一層高まった。その証として、業界からの寄付も増えている。

一方、現政権の民主党のハリス氏は仮想通貨への姿勢を現時点では示していない。この現状でハリス氏の支持や勝利の確率が高まることは、相場のリスクになりうるとの声が上がっている。

仮想通貨取引サービスなどを提供するYouHodlerのマーケット部門のトップは「The Block」に対し、「仮想通貨の投資家はハリス氏が勝利する可能性を注視している」と指摘。そして、「もしハリス氏が勝利すれば、ビットコインの弱気要因になりうると投資家は考えている」と述べた。

また、「もし、民主党政権が仮想通貨に厳しい規制を課す可能性があると投資家が考えていれば、ハリス氏の人気がビットコイン価格の逆風になるかもしれない。激戦州でハリス氏が優勢にあることで、この懸念が強まる可能性がある」とも指摘した。他にも、ハリス氏の勝利で、SECが現在の規制を継続する可能性もあるとしている。

しかし、仮想通貨業界は資金が潤沢で、ハリス氏が業界を取り込む可能性があるとの声もある。そのため、ハリス氏とトランプ氏のどちらが勝利しても、仮想通貨業界にはプラスになるとの見方も上がっているため、戦況は不確実性を考慮して注意深く見ていく必要がありそうだ。

関連米民主党大口寄付者ら、ハリス副大統領の仮想通貨カンファレンス登壇求める

関連ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/17 水曜日
18:00
日本でステーブルコイン普及のハードルと可能性は?|WebX2025トークセッション
WebX2025で日本円建てステーブルコインの普及をめぐるパネルセッションが開催された。専門家がステーブルコインの課題やユースケース創出をめぐって徹底議論した。
17:43
メタプラネット、「Bitcoin.jp」ドメインを取得 「ビットコインジャパン」も設立
メタプラネットは「Bitcoin.jp」を戦略的に取得し、新会社を設立。国内ビットコイン事業の拡大と収益基盤強化を目指す。
15:15
ビットコイン・スタンダード著者、アルゼンチン・ミレイ政権の経済政策を「ポンジスキーム」と指摘
ビットコイン・スタンダード著者のサファディーン・アモス氏が、アルゼンチンのミレイ政権の経済政策を「国家規模のポンジスキーム」と痛烈に批判。キャリートレードによる金融システムの崩壊リスクと、自由主義政策の矛盾を解説した。
13:30
11年間休眠のビットコインクジラが1000BTC移動、170億円相当
11年以上休眠していたビットコインクジラが17日朝、1000BTCを4つの新しいアドレスに移動したことがオンチェーンデータで判明した。
11:40
コインベース、銀行の「預金流出」懸念を否定 ステーブルコイン規制めぐり反論
米仮想通貨取引所大手コインベースが銀行業界のステーブルコイン規制変更要求に対し、預金流出は根拠のない神話だとする反論文書を発表した。
10:45
米ビットコイン法案承認に向けた円卓会議、セイラー会長らが出席
米連邦議会でビットコイン法案の円卓会議が開催され、ストラテジーのマイケル・セイラー氏らが出席。この法案では米政府が合計で仮想通貨ビットコインを100万BTC購入することなどが提案されている。
10:02
米国と英国、仮想通貨市場などで連携強化を協議=報道
ベッセント米財務長官、リーブス英財務相が仮想通貨分野での連携強化を協議した。リップル社なども出席した会合で、英米テックブリッジ関連で話し合いが行われた。
09:40
バイナンス、米司法省との監視官解除交渉が進行中=報道 
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスが43億ドルの和解合意で課された外部監視官の要件が解除される可能性について米司法省と協議していることが報じられた。BNBが上昇。
08:40
サークル、ハイパーリキッド上でUSDC展開へ HYPE投資も実施
大手ステーブルコイン発行企業のサークルがデリバティブ取引DEX最大手のハイパーリキッドでUSDCのネイティブサポートを開始すると発表した。
08:10
米SECの仮想通貨ETFの新たな上場基準、10月にも適用開始か
Bitwiseの最高投資責任者は、米SECの仮想通貨ETF上場の汎用的なルールが10月にも適用される可能性があると分析。それによって多くの仮想通貨ETFが誕生する可能性があると述べた。
07:55
イーサリアム、DAT企業からの恩恵で優位性維持か スタンダードチャータード分析
スタンダードチャータード銀行のジェフリー・ケンドリック氏が、デジタル資産トレジャリー企業の台頭においてイーサリアムがビットコインやソラナより有利になると分析した背景と、mNAV低下による業界への影響について解説。
07:00
NYSE上場のクリーンコア、1億ドージコインを追加取得し総保有量6億DOGEを突破
NYSE American上場企業のクリーンコアソリューションズが16日に1億枚のドージコインを追加取得し、公式ドージコイン・トレジャリーの総保有量が6億枚を超えたと発表した。
06:25
米国でXRPとドージコインETFが今週上場予定か、専門家の見解は
米国でXRPとドージコインのETFが今週木曜日に上場予定と報じられた。1940年投資会社法を活用した新しい仕組みで、ケイマン諸島子会社を通じた投資構造を採用。
05:55
トム・リー予測、FRB利下げでビットコインとイーサリアムが3ヶ月以内に大幅上昇か
ETHトレジャリー企業ビットマインの会長でもあるトム・リー氏がCNBCで、FRBの利下げによりビットコインとイーサリアムが今後3ヶ月で大幅な上昇を見せる可能性があると予測した背景と根拠を詳しく解説。
05:30
グーグル、AI決済でステーブルコイン対応
グーグルが16日に発表した新しいAI決済プロトコルは、ステーブルコイン対応を含む機能でAIエージェント間の自動決済を可能にする。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧