はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

上昇中のビットコインは89.5の鬼門で反落、イーサリアム300ドルまでの続伸予想も|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●反騰中のイーサリアム、心理的節目の着目ポイントは

●海外アナリストが見る、2週間足のトレンドライン

金融市場と仮想通貨

13日の東京株式市場は、前日比97円安の2万1032円と続落した。

香港の大規模デモの影響で香港株式市場(ハンセン指数)が一時2%以上急落したことで、投資家心理を悪化させた。明日に控えるメジャーSQ(特別清算指数)算出も、投資家の様子見基調に拍車をかけている。

香港では「逃亡犯条例」改正案をめぐり、アジア最大の金融センターである過去最大規模の100万人デモに発展、政情不安が懸念されている。もしこのような混乱が長引けば、アジア株式市場だけでなく、間接的に仮想通貨市場にも影響を及ぼす可能性が考えられる。

対立激化する香港の100万人デモ、国際経済や仮想通貨ビットコイン市場への影響は?
「逃亡犯条例」改正案をめぐり、アジア最大の金融センターである香港で過去最大規模の100万人デモに発展、日米中を含む政情不安が懸念されている。混乱が長引けば、株式市場や仮想通貨市場にも影響を及ぼす可能性がある。

ビットコイン市況

国際的な仮想通貨取引に関して、FATF(金融活動作業部会)が暗号資産の監督法を明確化するために発表するガイドラインが、6月21日に発表されることがわかった。

今回の規制は、従来の銀行の電信送金に適用されている規則に等しい水準であるとされており、これまで仮想通貨送金の自由度に一定の規制が適応されることとなるため、動向を注視する必要がある。

ビットコイン価格は、短期ペナント(黄)上抜けで約2万円幅の上昇を見せるも、やはり89.5万円は重く、弾き返された(①)。

このラインは、5月下旬に何度も跳ね返され、同20日には10万円幅の大幅反落を引き起こした鬼門である。(下図参照)

5/22時点のBTCチャート

今後の注目ポイントは、依然として調整局面にある中、このまま自由落下で③を目指すのか、4時間雲を明確に抜け切り、②のラインまでもう一段上を見ることが出来るかどうかだろう。もし②も突き抜けることが出来れば、大衆目線を裏切る形で最高値付近まで飛ぶ可能性もあり得る。

bitfinexのLS比率やBitMEXのファンディングレートなどの需給面では大きな変化は見られず、今のところ際立った値動きは見せていない。慎重に立ち回るのであれば、薄紫のトレンドラインまで落ちた後の挙動も確認しておきたい。

なお、国内大手bitFlyerにて、14日金曜日の「午前2時〜6時」にデータベースのアップデート作業が行われる。接続しにくくなることでトレードに支障が出る場合があるほか、薄商いを狙った大口の仕掛けが入る可能性も無きにしも非ずであるため、ノーポジが無難だろう。

海外アナリストが見る注目ライン

本日の「仮想通貨・昼市況」で紹介したように、仮想通貨投資アナリストJosh Rager氏は、2週間足のトレンドラインを突破することが今後の上昇に必要となると述べ、8,200ドル(約89万円)のラインが重要であると分析。また次の価格ターゲットとして8,550ドルと8,700ドルの2つのポイントを挙げた。

昨日、Rager氏は「仮に終値(13日9:00)で8017ドル(約87万円)を超えた場合、今の心理的節目である8200ドルにまで上昇する可能性は十分ある。」と予想し、実際深夜の急騰を経て、9時には8167ドル付近に行き着いた。

現在、同氏はその下降チャネルを上抜けるためには、明日(14日)9:00の時点で、レジスタンスの8248ドル(約90万円)の水準に達している必要があるとしている。

イーサリアムが反発、向かう水準とは

仮想通貨イーサリアムは13日、前日比+5%ほどの反発を見せ、上位10通貨の相場感を先導してきた。現在260ドル(約28,000円)を推移している。

出典:TradingView

仮想通貨アナリストのGalaxy氏は、イーサリアムが弱気トレンドラインを2日前に突破したことが引き金となり、今後300ドル(約32,500円)の心理的な節目に向かって上向きを維持するとの予想を明らかにした。またイーサリアムのBTC建てチャートもトレンドラインを突破していることで好調を表しているとしている。

本日12時時点の仮想通貨騰落率では、ADA(エイダ)やBNB(バイナンスコイン)といった銘柄も前日比5%高を超える高水準で推移していたが、13日明朝から午前中にかけてビットコインとイーサリアム2通貨の高騰が際立っていた。主な要因として、6月に入り規制下に置かれる取引所の一部通貨の取引停止を発表するなど、米規制当局による仮想通貨の有価証券性を指摘する動きが背景にある。

BSVが前日比14%高

なお、ビットコインキャッシュのハードフォークから分裂してきた時価総額8位のBSVは、前日比一時15%弱の急騰を見せている。

出典:coinmarketcap

CoinPostの関連記事

アルトコイン規制に2つの大きな進展、業界の淘汰に新たな可能性|仮想通貨昼市況
仮想通貨業界の淘汰に新たな可能性を生じる懸念が危惧される規制関係の進展を分析。またビットコイン価格の次なるターゲットとアルト市場の上昇通貨(ETH・BNB・ADA)を考察した。
「ビットコインは今後18ヶ月で前代未聞の強気相場へ」|モルガンクリーク設立者が経済番組で言及
米デジタル資産運用会社Morgan Creek Digitalの共同設立者Pomp氏は、今後18ヶ月でビットコインなどの仮想通貨相場が大きく動くと予測した。その主な根拠として2つの要因を挙げている。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/18 土曜日
13:55
OneKeyが12万件のビットコイン秘密鍵脆弱性を報告、トラストウォレットに影響か
ワンキーがリブビットコイン・エクスプローラー3.xの脆弱性により約12万件のビットコイン秘密鍵がクラッキング可能になると報告した。トラストウォレットなど複数の製品が影響を受けている模様。
13:50
オープンシーが2026年1QにSEAトークン発行予定、供給量の50%をコミュニティへ配布
オープンシーCEOが2026年第1四半期のSEAトークン発行を発表した。総供給量の50%がコミュニティに配分され、収益の50%が買い戻しに使用される。ステーキング機能も実装予定だ。
13:05
G20、グローバルな仮想通貨規制の不足を指摘 ステーブルコインの課題も
国際的な金融監督機関FSBが、ビットコインなど仮想通貨の規制実施状況を評価する報告書を発表。各国規制の断片化と一貫性の欠如を指摘し、ステーブルコイン監督の課題も述べた。
10:55
著名ユーチューバー「ミスタービースト」、仮想通貨取引所商標を申請
登録者4億4600万人のユーチューバー、ミスタービーストが仮想通貨取引やDEX運営を含む金融プラットフォームの商標を申請した。バンキングや投資サービスも提供する計画だ。
10:05
決済大手ストライプ支援のL1チェーン「テンポ」、750億円を調達 イーサリアムOBが参画
ストライプとパラダイムが支援する決済特化型L1ブロックチェーン「テンポ」が750億円を調達した。評価額は7,500億円に達し、著名イーサリアム開発者も参画する。
09:30
スイス当局、FIFAのNFTプラットフォームを違法賭博として刑事告発
スイス賭博監督局がFIFAのブロックチェーン型NFTプラットフォームを違法な賭博サービスとして刑事告発した。参加に金銭的賭け金が必要で、賞金獲得が抽選で決まる仕組みが宝くじやスポーツベッティングに該当すると判断された。
08:35
オープンシーがNFT特化から事業転換、22チェーン対応の仮想通貨取引所に=報道
NFT市場の崩壊を経たオープンシーが、22ブロックチェーン対応のマルチチェーン仮想通貨取引アグリゲーターに転換すると報じられた。
07:45
アーサー・ヘイズのMaelstrom、仮想通貨企業の買収ファンドを計画
アーサー・ヘイズ氏は、仮想通貨企業をターゲットにした企業買収ファンドの構想があることを明かした。ファンドの規模は370億円超で、投資インフラや分析プラットフォームなどのサービスプロバイダーに特化する。
07:02
Huobi創設者が1500億円規模のイーサリアム保有企業設立へ、アジア投資家が参画
中国の仮想通貨取引所Huobi創設者リー・リン氏が、アジアの初期イーサリアム支援者らと10億ドル規模のデジタル資産信託を立ち上げる。ナスダック上場企業買収を交渉中で、2-3週間以内に発表予定だ。
06:40
米地方銀行の不良債権増加で金が大幅続伸、2023年破綻危機の再来懸念か
米地方銀行が不良債権を償却し株価が急落する中、金価格は今週7.34%上昇した。JPモルガンCEOが更なる問題発生を警告し、投資家は2023年の銀行危機再来を懸念している。
06:30
分散型エネルギー企業Daylight、a16zやコインベースなどから約113億円調達
DaylightがFramework Ventures主導で約113億円を調達。ブロックチェーン技術で分散型エネルギーネットワークを構築し、住宅用太陽光発電の普及を促進。a16z cryptoやCoinbase Venturesも参加。
06:20
金・銀が年初来60%超上昇、ビットコインは追いつけるか?
金の時価総額が30兆ドルを超え、年初来63%上昇した一方、ビットコインは14.5%増に留まっている。米中貿易緊張と金利低下が金の需要を押し上げ、ビットコインは調整局面にある。
05:40
仏当局、バイナンス含む数十の仮想通貨取引所にマネロン検査
フランスの監督当局ACPRがバイナンスなど数十の仮想通貨取引所にマネーロンダリング対策の検査を実施。EU全域での営業許可付与に向け、登録条件への準拠状況を確認する狙いだ。
10/17 金曜日
18:53
3メガバンク、円建てステーブルコインを共同発行へ 導入第一弾は三菱商事=報道
三菱UFJ、三井住友、みずほの3メガバンクが円建てステーブルコインを共同発行。信託型により高い安全性を実現し、クロスボーダー送金のコスト削減を目指す。プログマのシステムを活用し今年度内に実用化予定。
17:56
ファンプラのIEO参加方法と注目ポイント|コインチェックの実績、申込前に知るべき情報まとめ
音楽ファンクラブ運営大手Fanplusと協業するFanplaは14日、暗号資産「Fanpla(FPL)」のIEO(Initial Exchange Offering)をコインチ…

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧