はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

三菱電気など国内メーカー100社、ブロックチェーン技術で情報共有へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

国内メーカー100社がブロックチェーン利用へ
三菱電機、安川電機などを含む国内メーカー100社が提携し、ブロックチェーン技術を利用した情報共有を行うことでコスト削減や業務の効率化を図ることが分かった。日本のものづくり産業の活性化に期待が高まる。

国内メーカー100社がブロックチェーン利用へ

三菱電機、安川電機などを含む国内メーカー100社が提携し、コスト削減や業務の効率化を図るためにブロックチェーン技術を利用すると日本経済新聞が報じた。

同プロジェクトの主導者はIVIで、IVIは企業の競争領域と協調領域を切り分け、企業間で共有できる情報のシェアを推進していくことで、イノベーションを活性化することを目標の一つとしている。

日経の報道によれば、参加企業がブロックチェーン・ネットワークを利用し、製造行程に関する情報などを取引先と共有することで、サプライチェーンの効率性や生産能力、品質の向上につながるとし、情報漏えいなどのリスクを抑えつつ、製品データの共有を行えるとのことだ。

また参加企業はデータの共有範囲を設定することができるため、データの開示制御が可能とのことだ。さらに情報共有をする際に、手数料を請求することもできるという。このプロジェクトは来春に開始予定となる。

ブロックチェーン技術は、情報の信頼性の担保や情報の共有を可能とするため、取引データや在庫状況の確認などで一定の効率化が期待されるだろう。

ただ同技術は一般的に検閲耐性が備えられているといわれる一方で、情報の修正が困難といったデメリットも存在している。さらに、製造ノウハウがネットワーク上で共有されるとしているが、本当にその情報の匿名性が担保されるのかといった議論も浮上することが考えられる。

このように、まだまだ同プロジェクトは不明瞭な点も多いため、今後の動向には注視する必要がある。

業績が芳しくないとされる日本のものづくり産業だが、スムーズな情報共有システムを確立することで日本産業を再興できるか否かが、今回のプロジェクトの勝負所となっている。

CoinPostの関連記事

世界初、ブロックチェーン上の電子マネーが北欧アイスランドで合法化
アイスランドが、世界で初めてブロックチェーン上の電子マネー発行を認可した。同国スタートアップMonerium社がその営業許可を得たことで、欧州経済共同体全域で規制に準拠した同電子マネー利用の決済サービスが可能に。
日本政府の未来投資会議、ブロックチェーン技術の利活用を進める方針
政府の未来投資会議で、コンテンツ流通、貿易金融、再生可能エネルギーで、仮想通貨技術にも使用されるブロックチェーンの導入方針が示された。サンドボックス制度では、AI・IoTを含むビジネス実用化で、4年後のユニコーン企業20社創出を掲げる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/26 金曜日
16:00
リトアニア、仮想通貨ライセンス義務化へ 申請低迷
リトアニア中央銀行が仮想通貨事業者にMiCAライセンス取得を義務化。2025年12月31日以降、無許可運営には罰金や最長4年の禁錮刑。370社以上が登録するも申請はわずか30社で全体の1割未満。同国はEU内でMiCAゲートウェイとしての地位確立を目指す。
15:05
仮想通貨投資への期待高まる、税制改正で約5割が投資拡大を検討=ビットバンク調査
ビットバンクが発表した2025年仮想通貨投資実態調査によると、2026年の市場期待として「税制改正」が34.3%で最多。税制が20%の申告分離課税に変更された場合、約5割が投資拡大意向を示した。知識不足が投資の障壁だが心理的ハードルは低下傾向。
14:01
ユニスワップ重大提案が圧倒的に可決 1億UNIバーンと手数料スイッチ起動へ
ユニスワップのUNIfication提案が賛成票1億2500万票超で可決。国庫から1億UNIをバーンし、プロトコル手数料を起動。取引量増加が供給減少に直結するデフレ型モデルへ転換。
14:00
ステーブルコインとは|市場規模・取引量・主要銘柄と規制の行方
ステーブルコインとは、価格が安定するよう設計されたデジタル通貨。本記事では仕組み・種類(USDT/USDC/JPYC等)・市場規模・リスク・将来性・国内での買い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。
13:50
フィリピン当局、未登録取引所への取り締まり強化 コインベースなどアクセス遮断
フィリピン規制当局が無登録の海外仮想通貨取引所50社へのインターネットアクセス遮断を命じた。コインベースやジェミニも対象になっている。
13:20
ST市場効率化目指す、SBI新生銀行ら6社が新たな決済実証を開始 預金のトークン化で
SBI証券、大和証券、SBI新生銀行ら6社がトークン化預金DCJPYを利用したセキュリティトークンのDVP決済の実証に関する協業を開始した。
13:00
イオレ、仮想通貨レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約開始
東証グロース上場のイオレが暗号資産レンディング「らくらくちょコイン」の事前予約を開始。年利8%〜、約1万円から利用可能。2026年1月下旬の正式リリースを予定し、事前登録者には4月まで13%の特別料率を適用する。
12:50
クシム、社名を「HODL 1」に変更 Web3・仮想通貨トレジャリー事業へ転換
東証スタンダード市場上場のクシムが社名を「HODL 1」に変更すると発表した。Web3・仮想通貨トレジャリー事業を中核とする企業へ転換。
12:25
国内衣料上場企業ANAP、15億円で109BTC追加購入
衣料品販売のANAPホールディングスが15億円で仮想通貨ビットコインを追加購入し、総保有量が1346BTCに達したと発表した。
11:37
中国環境省、環境管理にブロックチェーンなど先端技術を導入
中国生態環境部が12月25日、ブロックチェーン、AI、ビッグデータを環境管理に統合する方針を発表。全国炭素排出権取引市場ではデータ改ざん防止に既に活用。中国は仮想通貨を規制する一方、ブロックチェーン技術応用は国家レベルで積極推進。
10:36
パンテラ専門家の2026年仮想通貨12大予測 DAT企業統合や量子パニックなど
パンテラ・キャピタルのジェイ・ユー氏が2026年の仮想通貨業界12大予測を発表。AI技術の浸透、DAT企業の統合、トークン化ゴールドのRWA主役化、ステーブルコイン決済の拡大、量子コンピューターによるBTC懸念など、注目のトレンドを解説。
10:02
2025年仮想通貨デリバティブ市場レポート、取引高1300兆円突破=コイングラス
コイングラスが2025年の仮想通貨デリバティブ市場に関するレポートを公開。ETFやDAT企業などへの機関投資家による投資が加速したと分析している。
08:54
ビットコインの買い方をやさしく解説|初心者の不安を解消【図解】
ビットコインは500円から購入可能。スマホと本人確認書類があれば最短当日から取引開始できます。口座開設の手順、おすすめ取引所の比較、初心者が押さえるべき投資の心構えまで図解でわかりやすく解説。
06:55
トラストウォレットで9億円以上不正出金、数百人のユーザーが被害か=報告
オンチェーン探偵のザックXBT氏が、トラストウォレットの複数ユーザーから資金の不正流出報告があったと明らかにした。クローム拡張機能のアップデート後に発生し最低でも600万ドル以上が盗まれたと推定。
06:40
金融庁、仮想通貨の担当部署を「課」に昇格へ
金融庁は、2026年7月の次期事務年度に仮想通貨の担当部署を「課」に昇格させる方針を固めたことがわかった。金融サービス変革への対応能力を強化する。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧