はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米連銀総裁「ビットコインはゴールドのように価値貯蔵手段」|米ドル準備通貨制度を弱める可能性も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米連銀総裁、BTCの役割を肯定か
連邦準備制度理事会の総裁は米国会上院の公聴会にて、ビットコインをゴールドに比較した。仮想通貨が普及すれば国の準備通貨というシステムの必要性を無くす可能性を否定せず。

FRB総裁 「ビットコインはゴールドのように」

連邦準備制度理事会の総裁Jerome Powell氏は、11日に行われた米国会上院銀行委員会の公聴会にて、ビットコインについて証言を行なった。

Powell氏は、ビットコインの本来のビジョンである「決済手段」を否定し、「価値貯蔵手段(ストア・オブ・バリュー)」であると指摘した。

ビットコインを決済手段として利用する人はほとんどいない。ゴールド(金)のように使っているのだ。

ビットコインは投機性の高い価値貯蔵手段

このように、Powell氏はビットコインの価値貯蔵手段の特徴と、そのボラティリティを取り上げて言及した。

米大手仮想通貨投資ファンドグレースケールの親企業DCGのCEOを務めるBarry Silber氏は、Powell氏の発言を受け、ビットコインが近い将来、ゴールドに取って代わるのではないとその可能性に期待感を寄せている。

実際、ビットコインは多くの有識者やファンドマネージャーに、「デジタルゴールド」と呼ばれている。

5月、グレースケールのテレビCM「ゴールドへの投資を取りやめる (#DropGoldキャンペーン)」で業界内外でも話題となっていた。複数銘柄の仮想通貨ファンドを運用しながらも、ビットコインへの投資比重が最も高いグレースケールはこのCMを通じて、ビットコインが代表する仮想通貨が描く未来を訴えかけた。

当時、Silber氏は「ゴールドは貴金属マーケットの発展といった点で多大な成果を残したが、ビットコインは持ち運びや市場での利用といった点で(ゴールドよりも)優れている。」と話した。

一方、FRB総裁のPowell氏のビットコインに対する見解は、「仮想通貨の利用普及が準備通貨の必要性を弱める、あるいは無くす可能性はあるか」との質問に答えたものだ。

Powell氏は、「仮想通貨の利用普及はまだ見受けられていないが、不可能ではない。仮にビットコインなどが普及し準備通貨(米ドルがグローバル準備通貨)の必要性を無くすことが起きれば、複数の通貨を利用していた米国の時代に戻るかもしれない。」と語った。これを受け、総裁がビットコインなどの可能性を認めたとの見解も見られている。

CoinPostの注目記事

ビットコイン(BTC)反落|米FRB議長「仮想通貨リブラは重大な懸念を」
11日、BTCは一時大幅に反落した。米連銀議長が公聴会でフェイスブック主導の仮想通貨「リブラ」を懸念すると発言。その規制問題や課題点を指摘し、解決の必要性を訴えた。
ビットコイン(BTC)の暴落要因を探る、イーサリアムやリップル(XRP)も大幅安|仮想通貨市況
上昇相場から一夜にして一転した仮想通貨ビットコイン(BTC)の暴落要因を探る。イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)など軒並み大幅安となるなど、主要アルトコインも全面安に。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/18 火曜日
11:25
伝説投資家ドラッケンミラー、ブロックチェーン融資企業フィギュアの株式を120億円相当取得
フィギュア株価上昇 米ウォール街の伝説的なヘッジファンドマネージャーであるスタンリー・ドラッケンミラー氏が運営するデュケイン・キャピタルは11月15日、第3四半期の13F報告書…
10:55
ソラナ保有企業フォワード、367億円相当SOLをコインベースへ入金 警戒高まる
仮想通貨ソラナを財務資産として保有するナスダック上場のフォワード・インダストリーズが約367億円相当のSOLをコインベース・プライムに移動させた。売却か社内再編成かは不明だ。
09:50
「ビットコイン下落の背景は米ドル流動性低下」アーサー・ヘイズが年末までの市場予想
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨ビットコイン下落の原因を米ドル流動性縮小と分析した。ETF資金流出の背景や今後の下落および急騰シナリオを解説している。
09:30
自称「IQ276」のキム・ヨンフン、BTCは今後45日間で22万ドルまで上昇すると予想
自称IQ276のキム・ヨンフン氏は、仮想通貨ビットコインの価格は今後45日間で22万ドルに到達すると予想。明確な根拠は示していないが、世界最高のIQ記録保持者として価格を予想すると主張した。
09:20
Cboeが無期限型ビットコイン・イーサリアム先物を12月15日に開始、米国規制下で提供
Cboeが仮想通貨ビットコインとイーサリアムの無期限先物取引を12月15日に開始する。米国規制下でポジションのロールオーバーを不要にする。
08:15
米政権、海外仮想通貨口座の税務報告規則を審査中
米ホワイトハウスが海外仮想通貨口座に関する税務報告規則案の審査を開始した。国際的な仮想通貨資産報告枠組みCARFへの参加を実現し、租税回避を取り締まる狙いだ。
07:45
グレースケールのドージコインETF、11月24日取引開始見通し 新たなソラナETFも上場
グレースケールのドージコインETFが11月24日にも取引開始となる見通しだ。ヴァンエックは17日にソラナETFの提供を開始した。
07:10
仮想通貨投資商品、先週の資金純流出額が2月以降最大規模
仮想通貨投資企業CoinSharesは、ETFなどのデジタル資産投資商品全体の先週における資金フローは約3,100億円超の純流出だったと報告。今回もビットコインとイーサリアムが流出を主導した。
06:55
ビットコインの25%下落は「浅い調整」と米投資銀行が分析、トム・リーはイーサリアムのスーパーサイクルを予測
投資銀行バーンスタインがビットコインの約25%下落は大幅な下落の始まりではなく短期的な調整だと分析した。ビットコインETFの機関投資家保有率は2024年末の20%から現在28%に上昇。
06:25
95%のビットコインが採掘済み、2140年に完全流通へ
ビットコインのマイニング済みコイン数が1,995万BTCを超え、固定上限2,100万BTCの95%に達した。残りの5%は極めてゆっくりと放出され、2140年頃に最後の端数が採掘される見込みだ。
06:00
ビットコインが今年の上昇分を帳消しに、新規投資家が14.8万BTC損切り 流動性悪化と日本債券ショックも影響か
ビットコインが約7カ月ぶりに9万3,000ドルを下回り、2025年の上昇分をすべて失った。新規投資家が14万8,000BTCを損切りし、流動性逼迫も下落要因となっている。
11/17 月曜日
20:08
暗号資産の金商法移行が本格化、分離課税実現へ最終局面=ブロックチェーン議連
金融庁が暗号資産を金商法に位置づけ、インサイダー取引規制を整備する方向を明示。業界団体は20%申告分離課税を要望。来年の通常国会での法整備を目指す。第31回ブロックチェーン推進議員連盟で議論。
17:41
IG証券、仮想通貨ETF CFD取引を終了へ 金融庁の新指針受け
IG証券が仮想通貨ETF CFD取引の終了を発表。金融庁が「望ましくない」との見解を示したことを受け、12月1日から新規建て停止、2026年1月末までに既存ポジションの決済が必要に。
16:43
ステーブルコイン取り付け発生ならECB金利再考も、オランダ中銀総裁が警告=FT報道
欧州中央銀行の政策委員がステーブルコインの取り付け騒ぎ発生時にはECBが金融政策見直しを迫られる可能性があると警告。米ドル建てステーブルコインの急拡大が欧州の金融主権に及ぼすリスクについて、ECB当局者や専門家の懸念が高まっている。
14:32
ハーバード大のビットコイン投資が急増 IBIT保有を前期比257%拡大
ハーバード大学がブラックロックのビットコイン現物ETF(IBIT)保有を257%増加し、685億円相当を保有していることが明らかになった。これによりIBITがポートフォリオ最大の銘柄となった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧