はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ中銀「デジタル革命は今起きている」|伝統金融機関の仮想通貨への見解に変化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

伝統的金融機関は仮想通貨をどうみるか
伝統的な金融業界にも影響を与え始めた仮想通貨。その存在感は大きくなり、無視することはできなくなっている。その流れの中で、業界の人々の考え方にも変化が生じている様子がうかがえる。

仮想通貨に対する見解

従来の金融システムに対して、仮想通貨の存在はますます大きくなっている。金融業界にとってその存在を無視できなくなってきた。

しかし銀行をみると、迫り来る変化に否定的な企業もあれば、その変化を取り入れようとする企業もある。その立場1つで業績が大きく変わる可能性もあるだろう。

変化への適応の例として、ドイツ中央銀行が今週出した以下の声明が挙げられる。

誰も確実に未来を予測することはできないが、1つ確かなことがある。それはデジタル革命が今起きていて、その影響力は大きいということだ。

しかし実際は、革命という大きな話ではなく、銀行がデジタル世代の要望や必要に応えていくかどうかだ。デジタル革命は金融業界を永遠に変えてしまう可能性を秘めている。

この声明は、ドイツ連邦銀行のトップJens Weidmann氏が、決済が遅くて導入コストが高いとブロックチェーン技術を否定してから、2ヶ月も経たないうちのものだ。

JPモルガンも立場を逆転

仮想通貨に対する見解を逆転させた代表格はJPモルガンだろう。米大手銀行JPモルガン・チェースCEOであるJamie Dimon氏は2017年には「ビットコインは詐欺だ」など、仮想通貨に対し否定的な考えを示していた。

しかし2018年になるとDimon氏も態度を軟化させた。2019年2月にはJPモルガンが独自仮想通貨「JPMコイン」の発行したという報道は記憶に新しい。この立場の逆転は、規制等の課題を併せ持ってはいるものの、仮想通貨の可能性の大きさや発展の速さを表しているのではないだろうか。

それらの例からは、仮想通貨が存在感を増していく中で、人々の考え方にも影響を及ぼしている様子がみられる。

なお上述のDimon氏が「ビットコインは詐欺だ」と発言した当時は、ビットコインの価格が下落するなど相場への影響がうかがえた。投資的な面からも要人の発言や大企業の動きには注視していたい。

CoinPostの関連記事

JPMコインの実証実験が年内にも開始か JPモルガンも即時決済システムを本格化
JPモルガン・チェースが開発するデジタル通貨『JPMコイン』が、早くて今年中にも試験的なサービス提供に乗り出すことがわかった。分散台帳技術を使った仮想通貨に類似したモデルを採用する同通貨、リブラ同様に規制面が当面の課題に挙がっているという。
JPモルガン、仮想通貨スケーリングに精通した人材を募集|ビットコインの利用は完全否定
米最大手銀行JPモルガンが、ビットコインのスケーリング技術に精通したエンジニアを募集している。ただ同行は、ビットコインなどの仮想通貨の利用は完全否定。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/27 木曜日
17:20
モブキャストHD、ソラナ財団認定バリデータに選定 ステーキング運用規模を拡大
モブキャストHDがSolana財団の公式バリデータプログラムに採択。累計3億円・約1.1万SOLの取得実績が評価され、将来的には50万SOL規模の運用を目指す。
17:00
韓国大手取引所アップビット、約48億円の不正流出 全額を自社資産で補償へ
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットがソラナネットワークで約48億円の不正流出を発表。24銘柄が流出も全額補償へ。ホットウォレットから未承認送金、入出金サービスは一時停止中。
15:07
リップル社のステーブルコイン「RLUSD」、アブダビADGMが正式認定
中東での企業利用が加速へ リップル社は27日、同社の米ドル連動型ステーブルコイン「RLUSD」が、アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)により「法定通貨参照トークン」として正式…
14:02
Xapo Bank、ビットコイン信用ファンドの提供範囲を拡大
ジブラルタルのXapo Bankがビットコイン建て信用ファンドを全会員に拡大。初期段階で1億ドル調達。2022年の業界崩壊後、厳格なリスク管理で市場回復。長期BTC保有者向けに安定利回りを提供。
14:00
ビットコイン需要の低迷続く 市場は横ばいか=Glassnode分析
Glassnodeが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインの需要低迷を指摘した。新たな資金流入が回復するまで市場は狭いレンジで推移する可能性が高いと分析している。
13:55
タイ当局、サム・アルトマンのワールドコインに120万件の虹彩データ削除を命令
タイ個人情報保護委員会が、生体認証プロジェクトWorldに対し、仮想通貨と引き換えに虹彩スキャンデータを収集した行為が個人情報保護法違反として、120万件のデータ削除と業務停止を命令。世界各国でも同様の規制措置が相次いでいる。
13:35
世界取引所連合が米SECに書簡、仮想通貨企業への免除措置見直しを要請 トークン化株式に懸念
世界取引所連合が米証券取引委員会にトークン化株式を提供する仮想通貨企業への包括的な免除措置の見直しを求める書簡を送付した。ナスダックやCMEグループなどが加盟する同連合は、適切な規制遵守なしに仮想通貨プラットフォームが証券取引所の役割を果たすことへの懸念を表明。
11:10
「BTCが74000ドルまで下落しても転換社債に対する価値は5.9倍」ストラテジー
ストラテジー社は、仮想通貨ビットコインの価格が同社の平均購入価格である74,000ドルまで下落しても、転換社債に対して5.9倍の資産を保有していることになると投稿。債務の安全性を強調した。
10:30
韓国最大級仮想通貨取引所Upbit、ネイバーと合併 約1.5兆円規模の株式交換で傘下に
韓国IT大手ネイバーが仮想通貨取引所Upbit運営のドゥナムを1.5兆円規模で買収。韓国国内シェア7割超のUpbitとネイバーペイを統合し総合デジタル金融エコシステムを構築。2025年6月の合併発効を目指す。
10:15
BTCマイナーのクリーンスパーク決算発表、売上高が過去最高に AIインフラを拡大中
ナスダック上場のビットコインマイナー、クリーンスパークが決算報告。過去最高の売上高を記録した。AIとビットコインの両ワークロード対応の包括的プラットフォームへ進化中だ。
09:55
ソラナ特化型ウペクシが最大35億円調達、SOL財務戦略などに利用
ナスダック上場のウペクシが普通株式とワラントの私募により最大2300万ドルを調達すると発表した。調達資金は仮想通貨ソラナ財務戦略と運転資本に充てられる予定だ。
08:45
セキュリタイズがEU取引決済システム認可を取得、アバランチで展開へ
セキュリタイズがスペイン国家証券市場委員会からEU全域での取引決済システム運営認可を取得した。同社は米国とEUの両方でライセンスを持つ唯一の企業となり、欧州システムはアバランチ上に展開される。
08:00
S&P、USDTのドルペッグ能力を最低評価に引き下げ
S&Pは、テザー社の米ドルステーブルコインUSDTに対する評価を最も低い「5」に引き下げた。仮想通貨ビットコインを準備資産として保有する割合などに触れ、判断の根拠を説明している。
07:02
大口投資家の売りが加速、ビットコイン平均入金額が1年ぶりの高水準に=クリプトクアント
クリプトクアントが報告したデータによると、ビットコイン価格が8万ドルまで下落した後、大口トレーダーによる取引所への送金が増加している。最近では9000BTCが送金され、その45%が100BTC以上の大口入金だった。
06:25
ビットワイズのドージコインETFも取引開始、グレースケールに続く
ビットワイズがドージコインETFの取引を米ニューヨーク証券取引所で開始した。管理手数料は0.34%で最初の1カ月間は資産5億ドルまで免除され、グレースケールとREX-オスプレイに続く3番目のドージコインETFとなる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧