はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

イラン、仮想通貨を正式な産業に認定|米国の経済制裁を受け態度を軟化か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

イランでマイニングが正式な産業に認定
イラン政府の経済委員会で、仮想通貨やビットコインマイニングが正式に産業として認められた。仮想通貨を受け入れることでの経済的な優位性に注目している。

イランでマイニングが正式な産業に認定

イラン政府の経済委員会で、仮想通貨マイニングが正式に産業として認められた。

イラン商工鉱業農業会議所(ICCIMA)の情報によれば、現在のイラン国内においてマイニングファーム運営の国内法適用を急ぐ中、イラン政府の経済委員会が「仮想通貨に係るマイニングのメカニズム」の承認を正式に行ったとのことだ。また、仮想通貨取引を含む事業も正式な産業としてみているとした。

イラン中央銀行の総裁Abdolnaser Hemmati氏は、仮想通貨のマイニングが政府の経済委員会より承認された事に関して、後に閣議で議論が行われることを明かし、最終決定がなされる旨を伝えた。

電力代が安価なことなどを理由に、国外から多くのマイニング業者が押し寄せていた状況を受け、同国はこれまで仮想通貨マイニングや取引に厳しい態度を示していたが、今回の承認で、態度が軟化する可能性が指摘されている。

電気のマイニングファームへの利用についても、政府の各大臣と議論を重ね、投票を行う予定であることを明かしており、国策として仮想通貨の受け入れにシフトした可能性が浮上した格好だ。

米国からの経済制裁を受け不景気に悩まされるイランにおいて、ビットコインの需要は高まっている。同総裁は、採掘したビットコインを国内経済のために利用されるべきだ、と言及するなど、仮想通貨を受け入れることでの経済的な優位性に注目している。

経済委員会の議長からは、仮想通貨の税制や関税の整備を進める意向が示されているなど、仮想通貨産業による同国の経済の活性化に積極的な姿勢を示している。

イランのマイニングと米国

イランの産業省副長官Saeed Zarandi氏は、仮想通貨の利用に関して、経済制裁の回避方法と資金洗浄のツールとみなす米国議会が難色を示したとしている。

背景には、米トランプ政権は、2015年に結ばれた「核合意」から一方的に離脱したアメリカの動きや、先日の米無人偵察機撃墜事件などを背景に新たな経済制裁を課している点がある。

過去に、米制裁の影響を受け、独自の国営仮想通貨の発行計画が示唆されたイランは、仮想通貨を利用し米ドルへのアクセス制限を緩和していた疑いで指摘されている。当時、今回の米国会の試みに対応するべく、中央銀行と対策を検討しているところだと語っていた。

CoinPostの関連記事

米艦艇がイランの無人機撃墜:地政学リスクでゴールドが一時急騰、仮想通貨ビットコインも
トランプ米大統領は18日、中東のホルムズ海峡で、米艦艇がイランの無人機を撃墜したと明らかにした。この報道を受けてゴールドは急騰。ビットコイン価格も一時上昇した。
イラン中央銀行が警告「仮想通貨の売買は違法」|AML最高評議会の禁止行為
イラン中央銀行の新技術部門の副総裁が、ビットコインなど仮想通貨取引は、AML最高評議会に禁じられた違法行為であると警告した。同国では、経済制裁逃れのマイニングをめぐる論争も過熱している。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08:20
バリュークリエーション、2度目の1億円分のビットコイン購入を実施
東証グロース上場のバリュークリエーション株式会社が3月31日、1億円で7.8BTCの追加購入を発表。3月17日の初回購入から2週間で2回目の投資を実施した。
08:15
ビットコイン一時50万円上昇、米経済指標とトランプ関税政策が影響|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは前日比で一時50万円の上昇となった。現在、市場の最大の注目材料はトランプ大統領による関税政策であり、ビットコインはリスク資産である米国株価指数との相関性が非常に高くなっている。
07:50
『ビットボンド』提案、トランプ政権のビットコイン準備金戦略、年間10兆円の財政削減効果も
ビットコイン政策研究所が「ビットボンド」提案を発表。米国債の金利負担軽減と仮想通貨ビットコイン保有増加を同時実現する戦略で、2兆ドル規模で導入した場合、年間700億ドルの節約効果と推算。
07:20
ビットコイン購入準備のゲームストップ、2200億円調達済み
米ゲーム小売大手ゲームストップが15億ドルの無利子転換社債発行を完了し、ビットコイン購入計画を進行。マイクロストラテジーの戦略に類似する企業の仮想通貨投資の新たな展開に。
06:55
三井住友FG、アバランチらとステーブルコインを共同開発
三井住友FGは、ステーブルコインの開発を行うことがわかった。仮想通貨アバランチを開発するAva Labsら3社と協業し、26年度を目処にした発行を検討している。
06:35
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、二社統合モデルでIPO計画
トランプ家支援のAmerican Data CentersとビットコインマイナーHut 8が設立した合弁会社American Bitcoinが上場計画を発表。エネルギー・インフラとマイニング事業を二社統合モデルで展開していく。
06:12
ブラックロック、英で仮想通貨事業者認可を取得、ビットコインETF提供へ
世界最大の資産運用会社ブラックロックが英国金融行動監視機構から仮想通貨事業者として認可を取得。資産12兆ドルの投資巨人が欧州向けのビットコインETFを英国拠点から運営へ。
05:50
AI関連株と仮想通貨が反発、OpenAI過去最大の6兆円調達受け
OpenAIが史上最大の400億ドル資金調達を実施し企業価値3,000億ドルを達成。週間ユーザー数は5億人に拡大し、年間売上高は127億ドルを見込む。これを受けてCoreWeaveが38%上昇、AI関連仮想通貨も5%以上上昇した。
04/01 火曜日
17:40
メタプラネット、ビットコインを696 BTC追加購入
メタプラネットが696BTCを追加取得した。キャッシュ担保付きプットオプションで第1四半期に7.7億円の収益を計上し、長期的なビットコイン蓄積と安定収益を同時に狙う戦略を公開した。
15:02
オリコン調査 ビットコイン取引所満足度ランキングbitbankが首位【現物取引】
オリコン顧客満足度調査2025で暗号資産取引所を徹底比較。現物取引ではbitbankが2年連続の総合1位を獲得し、手数料・システム安定性で3年連続首位となった。GMOコインはステーキング・レンディングで高評価。6,260人の利用者の声から見る信頼性の高い取引所選びに。
14:15
エックスモバイルがWeb3参入 暗号資産モバイルサービスを今年度中に開始
マジモバ・ホリエモバに続く展開 格安携帯電話サービスを提供するMVNO「エックスモバイル」は1日、暗号資産(仮想通貨)を含むWeb3事業への本格参入を発表した。今年度中に、ブロ…
13:45
テザー、1Qに8888BTC追加購入
ステーブルコイン最大手テザーが2025年第1四半期に約1,100億円相当のビットコインを追加購入。総保有量は92,647BTCとなり世界第6位のホルダーに。
13:10
イーサリアムL1の手数料収益が大幅減少 目標達成も課題浮上
仮想通貨イーサリアムのDencunアップグレード後、L1の手数料収益が大幅に低下。ガス代削減という目標は達成したものの、ETHのインフレ課題が浮上していることを解説する。
12:11
トランプ関税発表控え緊迫するビットコイン市場、ETF資金流入とマイニング課題の狭間で
4月2日のトランプ関税発表を控え、ビットコイン市場は複雑な状況に直面している。一方ではETFへの資金流入が9営業日連続で続き回復の兆しを見せる一方、マイニングコストは87,000ドルまで上昇。さらにハッシュレートは史上最高の8億5,000万TH/sを記録するという矛盾した状況だ。市場のリスク回避姿勢が強まる中、投資家とマイナーの動向から見える業界の今後を分析する。
11:25
ヘデラ関連企業ハッシュグラフ、企業向けネットワーク「HashSphere」発表
仮想通貨ヘデラ関連企業ハッシュグラフは、プライベートな許可型ネットワークHashSphereを発表。開発目的や想定するユースケース、今後の開発計画が明らかになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧