はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

明日開催の「Bitfinex(テザー)裁判」に2つの重要点 ビットコイン(BTC)への影響度を考察|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市況
ビットコイン市場が乱高下する中で、市場の方向性を左右するファンダとして注目される「Bitfinex裁判」。裁判までの流れ・注目ポイント・仮想通貨マーケットへの影響を解説する。

仮想通貨市況

ビットコイン市場は29日、苦しい日足形状で下目線強まる中、ビットコインは直近安値の9,000ドル(98〜99万円)を割り込む直前で約6万円幅の急反発を見せた。9,000ドルは6月中旬に揉んだラインであるほか、5月31日の最高値でもある。

しかし、反騰後も半値戻しの100EMAで押さえ付けられており、短期下落トレンドは鮮明であるため、戻り売り圧力を跳ね除けるのは容易ではない。まずは緑のトレンドラインを抜けられるかどうかが最初の関門で、第二の関門である1万ドル付近は4h雲下限でもある。好ファンダの後押しなどで110万円を明確に超えない限りは上値の重さが続くのではないかと思われる。

下位足で拡大した場合、連続したシンプソン相場の過程で強烈なスパイクボトムを形成しているが、近年稀に見る上下ストップ狩りの値動きであり、直近相場の難易度を示している。

下落で底抜けした場合、やはり5-6月で揉み合った8,000ドル(87万円)付近は強く意識されることになりそうだ。

なお、8月下旬までの週足雲上限は80万円前後、100MAも同価格帯に位置しており、反発しやすい水準と言えるだろう。

今後の注目点

日本時間29日深夜から31日にかけて、仮想通貨と金融業界で大きなイベントが複数控えている。

29日の深夜から明日にかけて「Bitfinexに対する告訴の取り消し要求を審議する」最高裁の聴取が実施、31日には米国会上院の銀行委員会が仮想通貨に係る規制の枠組みを調査する公聴会が実施。

金融市場では、7月29・30日に日本銀行が金融政策決定会合を開催。7月31日には米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定が控えている。

今回のマーケットレポートでは、Bitfinexの聴取に関して取り上げ、その結果と次点の注目イベントを日にち毎に追って解説(明日以降のマーケットレポート)する。

Bitfinexの聴取

米NY州におけるBitfinexの裁判は、親会社iFinex社に対して、テザー(USDT)の裏付け資金から7億ドル(約750億円)相当の借り入れを行ない、不正に利用(950億円に及ぶ損失の補填に当てた)したと指摘する裁判所命令の発令から行われている。

NY州最高裁判所の判事は、Tether社とBitfinex社に対して、USDTの準備金の移動を原則的に禁じる命令を下したが、明確な証拠が不十分であることで、同日に一部の解禁を行なった。

Bitfinex側はこの資金の不正利用疑惑に対して、各国当局(NY州ではない)によって資金凍結が起きているだけであるとして、資金を損失に割り当てたとの指摘を否定した。なお、この資金は、「LEO」のトークン販売などで得た資金で借り入れ金額に割り当てることを発表した。

となると、裁判所における注目ポイントと現在の問題点はBitfinex社のNY州における違法営業の実態を指摘する「管轄権」の有無となる。

これは、Bitfinex側は、テザーを取り締まる権限はNY州にないとしており、告訴の取り下げを要求していることを意味する。今回の聴取もこの告訴取り下げを要求する上での審議するための聴取となる。

この状況から裁判におけるマーケットへの影響は2パターン考えられる。

一つ目のポイントが、「管轄権」が認められる(一部を認める可能性もあり)か、認められないか。これは、NY州におけるテザーの規制権限を左右することになり、仮に全面的に認められなかった場合、市場においてプラス材料に転じる可能性もある。

二つ目のポイントは、裁判が再開される中で、NYAGとBitfinex側から新たな声明が行われた場合の内容となる。現時点で、NYAGとBitfinex側の主張に相違点も見られており、証拠書類や一部の内容開示に伴う新情報が、USDTシェアが拡大するマーケットに売買材料とみられる可能性もある。

情報を整理すると、明日に控える聴取の中で、すぐに情報が開示されるとは考えづらく、裁判再開に伴い市場の警戒感が高まるといったところだろう。しかし、現仮想通貨市場におけるBitfinex裁判の重要性は大きく、中長期の方向性を見定めるビットコイン市場において、重要なイベントとなることは間違いない。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/28 土曜日
14:00
ヴィタリック、イーサリアムのスケーリング本格化へ ロードマップ提示
仮想通貨イーサリアム共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏が短期・長期のスケーリングロードマップを公開した。分散性を維持しつつ規模拡張する計画を説明している。
11:30
米SEC委員長「仮想通貨機会損失」を認め、米市場復権の方針表明
米証券取引委員会(SEC)のアトキンス委員長が、過去の規制方針による「機会損失」を認め、仮想通貨領域の主導権奪還を表明した。分散型台帳技術への期待を示し、トークン化預金の承認も示唆するなど、前政権からの劇的な方針転換が鮮明となっている。
11:15
「ビットコイン市場は大底に達していない可能性」クリプトクアント分析
クリプトクアントは週間市場レポートを発表。ビットコインはレバレッジ解消が進んでいるが、過去の弱気相場と比較すると底値に達していない可能性が高いと指摘した。
10:10
米司法省のスキャム対策局、900億円超の仮想通貨を凍結・押収
米司法省コロンビア特別区の連邦検察が今週、東南アジアを拠点とする中国系国際犯罪組織による仮想通貨詐欺から計900億円の資産を凍結・押収したと発表した。わずか3カ月での成果であり、詐欺被害者への返還を目指して法的手続きが進められている。
09:30
ビットコイン50万円下落、米クラリティー法案の不透明感が重荷に|仮想NISHI
ビットコインは、27日から28日にかけて最大50万円幅の下落となった。今回の下落の最大の背景は、ホワイトハウスが3月1日を期限としている仮想通貨市場構造法案の妥結に向けた進展が不透明となっていることである。
08:50
米上院議員ら、バイナンスの不正金融疑惑で司法省と財務省に調査要請
米民主党の上院議員11名が、バイナンスによるイラン関連の不正送金疑惑を巡り、司法省と財務省に対し徹底調査を求めた。2023年の和解条件違反の可能性や、トランプ大統領の仮想通貨事業との接点も指摘されている。
08:10
金融庁、仮想通貨などのマネーロンダリング対策に関する実証実験を支援へ
金融庁は、仮想通貨などのマネーロンダリング対策に関する実証実験を支援すると発表。この実証実験では、マネーロンダリング対策について企業が共同して情報連携を行う新たな枠組みの有効性や法的論点を検証する。
07:35
マウントゴックス元CEO、約8万BTCの盗難ビットコインの回収に向けハードフォーク提案
マウントゴックスの元CEO、マーク・カルプレスが28日、2011年に盗まれた79,956BTCをビットコインのコンセンサスルール変更によって回収するためのハードフォーク提案をGitHub上で公開した。提案はビットコイン開発者コミュニティに波紋を広げており、不変性の原則を巡る議論が再び活発化。
06:35
英バークレイズ、決済と預金管理用の独自ブロックチェーン基盤の構築を検討
英銀行大手バークレイズが、決済や預金管理のための独自ブロックチェーン基盤の構築を検討中。ステーブルコインやトークン化預金の活用を視野に入れ、既存の金融システムの近代化と効率化を加速させる狙いがある。
06:20
米超党派議員、仮想通貨開発者の刑事訴追を防ぐ新法案を提出
米連邦議会で「2026年ブロックチェーン開発イノベーション促進法」が提出された。トルネードキャッシュ事件などを背景に、顧客資産を管理しないソフト開発者が送金業者として刑事訴追されるリスクを排除し、国内のイノベーションを保護する目的。
05:55
モルガン・スタンレー、仮想通貨の自社カストディとE*Tradeでの取引提供を計画
米金融大手モルガン・スタンレーが、ビットコインの自社カストディ技術の開発と、傘下E*Tradeでの現物仮想通貨取引の提供を計画。既存の金融サービスとデジタル資産の統合を加速。
05:45
ビットコインETF、3日で1700億円の資金流入
米国の現物ビットコインETFが直近3営業日で11億ドル超の純流入を記録。5週間にわたる流出トレンドに終止符を打ち、規制案の進展を背景とした機関投資家の買い意欲が鮮明に。
05:00
韓国国税庁、差押え仮想通貨の復元フレーズを誤公開 7億円相当のトークンが流出か
韓国国税庁が押収された仮想通貨ウォレットの復元キーを報道資料の写真に無修正で掲載し、7億円以上のトークンが第三者に流出した疑いが浮上。専門家は当局の仮想通貨管理に対する基礎知識の欠如を厳しく批判。
02/27 金曜日
18:10
アステリアが企業向けJPYC決済基盤を4月提供開始、自社で10億円保有へ|MoneyX
アステリアが4月、1万社超が導入するデータ連携ソフト「ASTERIA Warp」を通じてJPYCと既存業務システムを接続する企業向け決済基盤「JPYC Gateway」の提供を開始すると発表。自社勘定でJPYC10億円を保有する方針も明らかにした。JPYCはシリーズBで17.8億円の調達とLINE NEXTウォレット「Unifi」への採用も同日発表した。
16:22
JPYC×LINE連携で日本円ステーブルコインを日常決済へ|MoneyX2026
LINE NEXTが新ウォレット「Unify」にJPYC採用を発表。Kaiaチェーンへの展開検討やポイント交換との連携も明かされ、AIエージェント決済や数十兆円規模の発行構想など今後の展望が議論された。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧