はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

カナダロイヤル銀行が7年後の社会を考察:リップル(XRP)は金融機関の支払いコストを46%削減する

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カナダロイヤル銀行がリポートを発行
カナダ最大の銀行のGlobal Research部門が、2025年の社会を考察するレポート「Imagine 2025」を発行。仮想通貨リップル(XRP)が金融機関のコストを半分近くに下げるとの見解を示した。
リップル(XRP)とは
米国のRipple社によって開発された、安くて早い送金システムに力を入れたネットワークシステム。リップルのネットワークで使われる通貨をXRPという。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

カナダロイヤル銀行:レポート「Imagine 2025」を発行

カナダロイヤル銀行のレポートImagine 2025によると、リップル(XRP)は銀行やその他金融機関にとって、時間やお金の大幅な節約になるとの見解を示しました。

時価総額カナダ最大の銀行、カナダロイヤル銀行のGlobal Research部門は、ビジネスチャンスや収穫加速の法則に注目しながら2025年の社会について考察するレポート「Imagine 2025」を2018年6月に発行しました。

主な内容は、AIやクラウドなどです。レポートではブロックチェーンやリップルについての可能性について言及されています。同レポートによると、ブロックチェーンは仲介業者をなくすことでコストを下げたり透明性を向上させたりすることで、これまでの送金システムの障壁を取り払うことができるそうです。

特にリップル社が開発したXRPについて、リップルのソフトウェアやXRP Ledgerを、ブロックチェーンが送金業界を根本的に変えかねない一例として挙げました。

レポートでは、従来の銀行間送金は2日から5日かかっていたところが、リップル(XRP)を使った送金では即時(3秒~5秒ほど)送金可能であるばかりでなく、24時間送金可能で、従来の銀行による送金コストも46%削減することができるとしています。

また、リップルネットを使えばXRPをブリッジ通貨として使うことができ、それによって取引前から為替レートやコストに透明性が担保されるとしています。それによって金融機関にとっても支払い当たりのコストが大幅に削減されるということです。

リップルはオープンソースで、P2Pの非中央集権的なプロトコルです。RippleNetという金融機関をつなぐネットワークや、xCurrentという決済用技術、流動性サポートのxRapid、決済アクセスのxViaなどといった一群の技術があります。

”完璧な”ソリューションを使うことは、ブロックチェーンが送金市場を根底から変えてしまう一つの例であると考えます。

例えば、XRPやリップルLedgerを使うことがその一つです。このソリューションでは、XRPはブリッジ通貨として使われます。ブリッジ通貨とは中央管理者無し、すなわちどんな二つの貨幣間での流動性も保障し、当事者間で価値を保存しやり取りすることができるものです。

その結果、銀行は世界中の口座に現地の通貨を保存しておく代わりに、資産をXRPで持っておけば良くなります。現地通貨とXRPの両替だけに注力することで、中間プロセスを最小化することができるのです。

2018年6月に発表されたこのレポートは、リップル(XRP)を使うにせよ使わないにせよ、銀行による一回の支払いにつき46%までコストを削減できるとしています。カナダロイヤル銀行は時価総額カナダ最大の銀行であり、1600万人の顧客を抱えています。

カナダロイヤル銀行は2016年にリップル社の技術をもとにした分散台帳を使った送金技術の開発に乗り出すことが報道されています。

CoinPostの関連記事

リップル社の法律顧問が離任|止まらぬ企業提携の勢い
米国大手デジタルメディアQuartz誌の取材によると、同社の法律顧問Brynly Llyr氏が離任したことが判明。また、またリップル社は、すでに100の企業と提携し、直近ではさらに2社をビジネス勢力に加えた。
米国のトップベンチャー50選(2018年版):リップルなど仮想通貨関連企業6社が選出される
世界最大手のビジネス特化型ソーシャルメディアLinkedInが、2018年版のトップスタートアップ50選を発表。選出企業の内6社が、米リップルやコインベースを含む仮想通貨関連企業だった。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧