はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

韓国の国会本会議で政務委員長が「ICO合法化」を求める

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

韓国政務委員長が「ICO合法化」を求める
韓国与党民主党議員のMin委員長は、9月12日にフランス国会がICO法案を可決し、合法化の道を開いた例にも触れ、「ICO規制は必要だが、ドアを完全に閉ざしてはならない」と見解を述べた。

韓国政務委員長が「ICO合法化」を求める

韓国の国会政務委員会のMin Byung-Doo委員長が、国会の第8回総会における、対政府質疑の場で、ICOの合法化を求める発言をしていたことがわかりました。

CoinDesk Korea の報道によると、10月2日、与党民主党議員でもあるMin委員長は、ICOは世界的な潮流になっているとして、次のように述べました。

「今までのようにICOへのドアが完全に閉ざされるようなことがあってはならない。政府はこの問題を看過するべきではない。」
「仮想通貨業界が信頼を得るためにも、ICOに対する規制は必要であるが、現在規制に関する法律がないにも関わらず、事実上の規制を課していることは、政府としてはいかがなものか。」

と、Min委員長は批判しています。 

これは、昨年9月に、韓国の金融監督機関であり、国務総理(日本の首相にあたる)直属の金融委員会が、根拠となる法の制定がなされないまま、ICOの完全禁止を発表したことを指しています。

Min委員長は、「不正行為、投機的行為、資本流出は厳格に禁止」すべきであり、仮想通貨業界が自己規制を導入するとともに、明確な安全基準を設定する必要があると述べています。

また、Min委員長は、それぞれ17億ドル(約1932億円) と40億ドル (約4546億円) の資金調達に成功したTelegram とBlockOneのICOの例を挙げ、「ICOとエンジェル投資家などベンチャー投資による資金調達を比較すると、明らかに投資の流れが変化しているのがわかる」と付け加え、ICOがより一般的で大規模になってきている現状を説明しています。

フランス国会はICO法案を可決

さらに、先月12日に、フランス国会がICO法案を可決し、合法化の道を開いた例にも触れました。

Min委員長のこのようなICOに対する積極的な立場表明は、すでに国会に提出されている、いくつかの仮想通貨関連法案の成立に向けての追い風となるかもしれません。

これらの法案の中には、5月29日に提出された、ICO合法化の法案も含まれています。 特に、ICOや仮想通貨、及び取引所関連の法案は、政務委員会の所轄であるため、委員長の強い意志表明により、同委員会の採決を通過する可能性が一層高まったと見る向きもあります。 

法案が政務委員会で可決された場合、国会本会議で審議されることになります。

李洛淵(イ・ナギョン)国務総理(首相)は、Min委員長の質疑を受け、次のように述べました。

「ICOがブロックチェーンに関する資金調達の手段として利用されていることは認知しているが、政府は、その副作用や市場が過熱することに対する懸念から、禁止している。

一方、ブロックチェーン技術は、育成しなければならないと考えている。」

Min委員長は、同日、開催されたブロックチェーン討論会で、ブロックチェーン産業を育成するためのワーキンググループの早急な結成を呼びかけています。

「政府と国会ならびにブロックチェーン協会が、早急にワーキンググループを創設し、詐欺、投機、そして資金洗浄を阻止するとともに、ブロックチェーン産業を発展させる方策を練ろうではないか。」

CoinPostの関連記事

ついにフランスも仮想通貨ICOの合法化へ、仏政府が新たなICO規制法案が可決
フランス国会、ICOに対する新たな法律の枠組みを可決。 同国におけるICO業務合法化が牽引力となり、隣国にもより前向きな姿勢や実際の動きが見込める可能性も。
欧州委員会トップ、ICO政策へ前向きな姿勢
欧州委員会(以下EC)は仮想通貨が世界に浸透してきていると公式に見解を発表し、年内の規制策定を目指すとした。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/04 木曜日
17:45
2026年2月17日(火)、「Digital Space Conference 2026」開催決定
一般社団法人日本デジタル空間経済連盟(所在地:東京都港区、代表理事:北尾 吉孝、以下「当連盟」)は、2025 年 2 月 17 日(火)に、大規模カンファレンスイベント「 Di…
16:49
MUFGグループ、トークン化MMFの商品化へ Progmatと協業開始
2026年に機関投資家向け提供を目指す 三菱UFJアセットマネジメント、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJ信託銀行の3社は4日、Progmat(プログマ)との協業を…
16:49
FRB利下げと流動性回復、2026年の仮想通貨市場に追い風か=Delphi Digitalレポート
仮想通貨リサーチ企業Delphi Digitalは、FRBの利下げ継続とQT終了、TGA取り崩し、RRP枯渇により、2026年に仮想通貨市場にとって追い風となる流動性環境が生まれると分析。ビットコインやイーサリアムなどデジタル資産に有利との見方を示した。
15:09
ランボルギーニとレジャー、限定ウォレット発表 「いつランボ買える」ミームに呼応
仮想通貨ハードウェアウォレット大手レジャーとイタリア高級車ランボルギーニが提携し、限定版「Ledger Stax」を2026年初頭に発売。フェラーリやポルシェなど高級ブランドのWeb3参入が加速する中、24万人超の仮想通貨ミリオネア増加が背景に。
13:25
米コネチカット州がロビンフッドなど3社に停止命令、無免許でスポーツ賭博提供と主張
コネチカット州消費者保護局がロビンフッド、クリプトドットコム、カルシに無免許オンライン賭博運営の停止命令を発行した。3社は州法に違反してスポーツ賭博を提供しており、利用者の資金や情報にリスクをもたらしているという。
12:26
チャールズ・シュワブ、2026年前半に仮想通貨取引開始へ 既存取引所に手数料圧力か
米大手証券チャールズ・シュワブが2026年前半にビットコインとイーサリアムのスポット取引を開始。低手数料戦略で既存取引所に圧力か。バンガードやバンク・オブ・アメリカも参入し、ウォール街で仮想通貨の主流化が加速。
11:15
メタマスク、最大1万ドルの損失を補償する「トランザクション・シールド」開始 
仮想通貨ウォレット「メタマスク」が有料補償サービス「トランザクション・シールド」を開始。対象となる取引について月額9.99ドルで最大1万ドルの損失を補償する。
11:02
NTT Digital、仮想通貨ソラナのバリデータを運用開始
NTTドコモグループのNTT DigitalがSolanaバリデータ運用を開始。Dawn Labsが技術支援を担う。国内ではモブキャストHDもソラナ財団認定を取得するなど、企業参入が加速している。
10:45
三井物産デジタルAM、デジタル証券ファンドを早期償還
三井物産デジタル・アセットマネジメントは、デジタル証券ファンド「日本橋・人形町」を早期償還し、当初予想3.0%を上回る年5.0%の利回りを達成。累計利益分配金は25億円を突破した。
10:30
「バイナンス・ジュニア」、キッズ向け仮想通貨口座導入 安全性に関する議論も
バイナンスが6~17歳向けの仮想通貨プログラム「バイナンス・ジュニア」を開始した。親の監督下でシンプルアーンによる資産運用などが可能となる。
10:26
イーサリアム保有企業購入量、ピークから80%急減 ビットワイズが指摘
ビットワイズの報告によると、イーサリアム保有企業の11月購入量は8月比81%減の37万ETHに急減。一方、ビットマイン社は12月に1.5億ドル相当を追加購入し、フサカアップグレードへの期待を示した。
10:00
スターテイルとソニーのソニューム、ステーブルコイン「USDSC」をローンチ
スターテイルは3日にソニーグループと共同で開発・運営するブロックチェーン「Soneium(ソニューム)」において、米ドルステーブルコイン「Startale USD(USDSC)」と報酬システム「STAR Points」をローンチしたことを発表した。
09:45
ビットコインが1万ドル反発、イーサリアム「フサカアップデート」好感で10万ドル視野に|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは反発の勢いを強めている。ETHの「フサカ・アップデート」を好材料とし、2日に付けた8万3,000ドル台から1万ドルの上昇を見せた。
08:55
米SECが仮想通貨含む高レバレッジETFを阻止、3倍・5倍商品の審査停止を通告
米SECが株式や仮想通貨の日次リターンを3倍・5倍に増幅するETFの審査を停止した。プロシェアーズは3倍レバレッジ仮想通貨商品を含む複数の申請を取り下げている。
08:02
アンソロピックが来年IPO検討か、評価額3000億ドル超目指す=報道
AI企業アンソロピックが早ければ来年にもIPOを検討している。マイクロソフトとエヌビディアから合計150億ドルの出資確約を得ており、オープンAIと上場を競う。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧