はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

10年後早期リタイアに必要なビットコイン数は? アナリストが年齢別に試算

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

早期退職のためのビットコインを推定

ビットコイン(BTC)リサーチャーのスミンストン・ウィズ氏は1日、ビットコインを所有してリタイアするための最新ガイドラインを発表した。なお、同氏の独自計算による目安であり、実際にこれが当たるかは不明であることには注意したい。

様々なケースを想定しており、年間必要経費は、5万ドルから100万ドル(約720万円~1.4億円)の範囲で、現在年齢は5歳から75歳までを設定している。

出典:スミンストン・ウィズ氏X投稿

例えば、年間5万ドルを引き出す場合、現在25歳であれば2035年にリタイアするには現在1.26BTCを保有している必要があり、2040年であれば0.83BTCが必要だと推定した。

また、現在45歳であれば、2035年にリタイアするには現在1.14BTCを保有している必要があり、2040年であれば0.71BTCが必要だと推定している。

ウィズ氏の投稿に反応したビットコイン投資家は「2030年には、約4BTCを持っているだけで年間10万ドルを取り崩して引退できそうだ。一度も働かずに一生を過ごす5歳児を想像できるか」とコメントした。

関連:トランプ関税不安の中、アナリストが見る今年の仮想通貨相場の行方|TEAMZ WEB3 AIサミット

この計算の前提として、ウィズ氏は主に以下の項目を挙げた。

  • 将来のビットコイン価格は、5パーセンタイルべき乗則モデル(特定の現象が時間とともにどのように変化するかを示すモデルの一つ)によって予測
  • 誰もが100歳で死亡すると仮定
  • 年間7%のインフレ(米ドル供給量増加)を前提

また、現在保有しておくべきビットコインの金額は、100歳までにBTC残高がゼロにならないようにするための最低目標額だとしている。このため、各人が追加でどれだけのBTCを保有すべきかを判断する必要があると続けた。

さらに、毎年ビットコインを売却して生活費用を引き出す際の、売却益への税金は考慮していない。

ウィズ氏は今回、具体的なビットコインの将来予測価格を明らかにしていないが、ビットコイン価格が時間のべき乗則に従って成長すると仮定し、その成長曲線を推定。その場合の予測値よりも価格が低くなる確率が5%しかないことを意味する「5パーセンタイルべき乗則モデル」を採用している。

なお、参考までにウィズ氏は昨年10月時点で、ビットコインが2026年までに20万ドル(約2,900万円)に達する可能性があると予測していた。その後、この予測を変更したかは不明だ。

関連:ビットコインは重要な抵抗線に直面か、価格動向をGlassnodeが分析

早期退職とは異なるが、米国などでは暗号資産(仮想通貨)を退職金として積み立てることのできる制度が導入されつつある。

一例として、米投資会社大手フィデリティ・インベストメンツは4月、ビットコイン、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)に投資できる個人退職金口座(IRA)を立ち上げた。

IRAとは

アメリカの個人向け退職口座のことで、日本のiDeCo(個人型確定拠出年金)に似た制度。税制優遇があり、トラディショナルIRA、ロスIRAなどの種類が存在している。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
12/27 土曜日
14:00
ジーキャッシュのシールドプール供給シェアが23%で安定、プライバシー採用が定着
仮想通貨ジーキャッシュのシールドプール供給の市場シェアが2025年初頭の約8%から23%前後で安定している。プライバシー採用指標は依然として安定しておりプライバシー保護取引への持続的な関心を示している。
13:25
金融庁、仮想通貨ETFの導入に向けた税制改正──暗号資産取引の課税見直しと新たな可能性
金融庁が2026年度税制改正の資料を公開した。暗号資産取引を総合課税55%から申告分離課税20%へ変更することに加えて、ETF解禁や繰越控除などについても挙げられた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧