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Kaiaネットワークにテザーのステーブルコイン(USDT)を導入へ  LINEとKakaoユーザー視野に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Tetherアジア展開を加速

Kaia DLT財団(以下、Kaia財団)と世界最大のステーブルコイン発行企業テザー(Tether)は7日、Kaia(カイア)ブロックチェーンネットワーク上でネイティブUSD₮の提供を開始すると発表した。

両社は今回の提携を通じ、世界で約4億人のユーザーを抱える米ドル連動型ステーブルコインUSDtのアジア市場における影響力をさらに強化する方針だ。特に、KaiaがLINE NEXTと共同で構築したLINEメッセンジャー内のWeb3プラットフォーム「Dappポータル」や、カカオ(Kakao)エコシステムの国内外サービスプラットフォームを活用し、積極的なサービス展開を進めていく予定である。

テザーのCEO、パオロ・アルドイーノ氏は「Kaia USDtのローンチは、数百万人規模の一般ユーザーにステーブルコインを届ける上で大きな一歩となる」と述べ、「アジア地域でのステーブルコイン普及に向けたTetherの取り組みを象徴する事例となる」と期待を示した。

一方、Kaia財団の代表であるソ・サンミン氏は、「イーサリアム系ブロックチェーンの中でも、最も低い取引確定時間と即時ファイナリティを備えたKaiaのUSD₮は、LINEメッセンジャーをはじめ、DeFiや暗号資産取引所など、さまざまなプラットフォームにおいて、最も迅速で簡単、かつ安定したユーザー体験を提供するものとなる」と技術的優位性を強調した。

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多様なプロジェクト展開

Kaia財団は、USDtを活用したステーキング収益/RWA(実世界資産)トークン化事業、オンチェーン決済サービス、国内外の取引所連携といった多様なプロジェクトを展開していく予定だ。

この目標達成に向け、財団はKaiaブロックチェーンのガバナンスカウンシル(GC)メンバーであるLINE NEXTやKakao関連企業、KAIAエコシステムのパートナー企業と協議を重ね、USDtを活用したソリューション提供を計画中である。

利回り型ビジネスやオン/オフランプ、ワンクリック暗号資産スワップといったオンチェーンプロダクトを、各地域や国の規制に順守した形で展開していくとしている。

Tether(テザー)は2014年に設立され、2025年3月31日時点でのUSDTの市場時価総額は1436.8億ドルに達している。最大のステーブルコインとして、Ethereum、TRON、Solanaなど複数のブロックチェーンをサポートしている。

関連:USDT発行企業テザー、ブラックロックを上回る収益

一方、Kaia(KAIA)は、韓国のKakao社が開発した「Klaytn」とLINE社が開発した「Finschia」が2024年に統合して誕生した独自レイヤー1ブロックチェーン・及び仮想通貨だ。Kakao TalkとLINEを合わせた約2.5億人のユーザーを背景に、アジア地域におけるWeb3サービスの普及を目指している。

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