はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH・XRPなどの売り圧大幅低下分析やアバランチファンド立ち上げなど

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産(仮想通貨)の材料まとめ

前週比の騰落率(18日〜24土)

  • ビットコイン(BTC):108,417ドル +4.6%
  • イーサリアム(ETH):2,543ドル -0.9%
  • XRP(XRP):2.33ドル -2.8%
  • ソラナ(SOL):177.5ドル +4.7%

時価総額上位の暗号資産(仮想通貨)銘柄を中心に、過去1週間の材料をまとめた。

時価総額1位:ビットコイン(BTC)

米ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)は19日夜、2025年5月12日から18日の間に総額1,100億円を投じて、7,390BTCを購入したことを報告。これにより、同社のビットコイン保有量は576,230BTCに達し、その価値は約8.8兆円に相当する。

関連:1100億円相当のビットコインを買い増し、セイラーのストラテジー社

また、ビットコイン価格が1,500万円を超える中、コミュニティではその基本単位をめぐる議論が再燃。きっかけとなったのは、ビットコインの基本単位を再定義するビットコイン改善提案(BIP)177に、ツイッター(現X)の創設者で長年のビットコイン信奉者であるジャック・ドーシー氏が、支持を表明したことだ。

関連:「サトシ」か「ビット」か? ビットコイン価格高騰で基本単位論争が再燃

他には、ブルームバーグのETFアナリスト、エリック・バルチュナス氏が20日、世界最大の資産運用会社ブラックロックのビットコイン運用保有量が、ビットコイン創設者サトシ・ナカモト氏に次ぐ世界第2位に浮上したことについて投稿した。

同氏の引用画像によれば、ブラックロックのビットコインETF(IBIT)はサトシの保有量の約57%に達し、来年夏までには世界最大の保有者になる可能性があるという。

関連:ビットコイン保有量でサトシに迫る世界2位 ブラックロックETF

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額2位:イーサリアム(ETH)

イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は19日、イーサリアムのレイヤー1(L1)拡張性問題を解決するための新ロードマップを発表。高いガスリミットでもノード運用を容易にする「部分的ステートレスノード」という新概念を中心に据えた計画だ。

関連:個人ノード運用を容易に、ヴィタリックの新たなイーサリアム拡張案とは

また、仮想通貨オンチェーン分析プラットフォームCryptoquantの登録アナリストShayanMarketsが20日、イーサリアムが重要な2,500ドルのレジスタンスレベル付近で「過熱状態」にあると分析した。

同氏は出来高のバブルチャートを用いて、この水準への接近により取引量が大幅に増加しており、主に利益確定の動きと心理的に重要なこの価格帯での売り圧力の存在が原因と指摘している。

関連:イーサリアム過熱状態、2500ドルで調整局面入りか アナリスト分析

他には、21日公開のCryptoquantの市場分析によると、主要仮想通貨の取引所への流入量が大幅に減少し、売り圧力の低下を示している。イーサリアムの1日当たりの取引所流入量は約100万ETHまで減少し、昨年11月の320万ETHから約70%の大幅な減少を記録した。

関連:イーサリアム・XRPなど仮想通貨市場で売り圧力が大幅低下=Cryptoquant分析

さらに、米ナスダック上場の仮想通貨関連企業BTCS Inc.が20日、約842万ドルを投じて3,450ETHを取得したと発表。購入価格は1ETHあたり平均2,441ドルで、5月14日に締結した最大5,780万ドルの転換社債発行による資金を活用した。

関連:12億円でイーサリアム追加取得、米上場のBTCS社 ETH保有量38%増

関連:イーサリアムの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、おすすめ取引所選び

時価総額4位:XRP

米国最大のデリバティブ取引所CMEグループは米時間19日、リップル社関連の仮想通貨XRPの先物取引サービスを正式に開始。ビットコイン、イーサリアム、ソラナに続く4番目の仮想通貨商品で、初日の取引高は1,900万ドルに達した。

関連:CMEのXRP先物、27億円の初日取引高でソラナ超え

また、米証券取引委員会(SEC)が20日、XRPに連動するETFの承認判断期限を延期し、パブリックコメントを募集すると発表。対象となったのは21Shares Core XRP Trust、Grayscale XRP Trustだ。

関連:XRP・ドージコインETFの判断延期継続 米SEC、承認は早くても夏ごろか

関連:リップル(XRP)の買い方|初心者が知るべき投資メリットと注目点、最適な取引所選び

時価総額6位:ソラナ(SOL)

ソラナのアナトリー・ヤコベンコ共同創設者は12日、複数のブロックチェーン間でのデータ転送を可能にする「メタブロックチェーン」というアイデアを提案。複数のデータ可用性(DA)レイヤーを利用可能にすることで、ユーザーは最も安価なレイヤーを選択できるようになるとしている。

関連:ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合

また、Solana Labsから派生したソラナの開発スタジオAnzaが19日、新たなコンセンサスプロトコル「Alpenglow」を提案。これを実装することにより、理論的にはソラナがより高速になり応答性の点でWeb2インフラとも競合できる可能性があると主張している。

関連:ソラナの新コンセンサスプロトコル「Alpenglow」提案 性能引き上げへ

他には、ソラナのスマートフォンを開発するSolana Mobile(ソラナ・モバイル)が21日、ソラナスマホ二代目の機種「Seeker(シーカー)」の正式な出荷開始日が2025年8月4日に決定したと発表した。

また、長期的な戦略の2つの柱として、ソラナ・モバイルのエコシステムを支えるネイティブトークン「SKR」と、分散型のインフラ「TEEPIN」を導入するとも説明している。

関連:二代目ソラナスマホのSeeker、独自トークン「SKR」発行へ

関連:ソラナ(SOL)の買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

時価総額17位:アバランチ(AVAX)

資産運用大手VanEckは21日、アバランチ(AVAX)のエコシステム上で構築するプロジェクトに投資する「VanEck PurposeBuiltファンド」をローンチすると発表。AVAXはこのニュースを受けて前日比4.3%上昇した。

アバランチを基盤として、長期的な価値を生み出すトークンを発行する企業に投資するプライベート・ファンドであり、6月に立ち上げ予定だ。

関連:VanEck、アバランチ投資ファンド「PurposeBuilt」を立ち上げ

時価総額61位:ワールド(WLD)

生体認証による人間証明プラットフォームWorld Network(旧ワールドコイン)は21日、200億円分のWLDトークンを大手VCのアンドリーセン・ホロウィッツ(a16z)とベインキャピタル・クリプトに売却したと発表。両社は同プロジェクトの初期投資家で、今回の資金調達により米国およびグローバル展開の加速を図る。

現在2,600万人以上がWorld Networkを利用し、1,250万人が虹彩スキャン装置「Orb」による生体認証でWorld IDを取得済み。OpenAIのサム・アルトマンCEOが共同創設したこのプロジェクトは、AIの急速な進歩に対応する人間識別技術の必要性を背景に拡大を続けている。

関連:アルトマン氏のワールドコイン、WLD価格10%上昇 新たに200億円調達

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/03 火曜日
09:35
イーサリアム財団、研究開発チーム「プロトコル」新設
仮想通貨イーサリアムのイーサリアム財団は、プロトコルという名称の研究開発チームを新設したことを発表。創設の背景や目的を説明している。
08:55
ソラナミームコインBonk、初の公式ゲーム「Bonk Arena」リリース
人気ソラナミームコイン「Bonk」が初の公式ライセンスゲーム「Bonk Arena」を3日にリリース。
08:20
米国版バイナンス、Hyperliquid (HYPE)現物新規上場へ
バイナンスの米国版取引所Binance USは3日、Hyperliquidの独自仮想通貨「HYPE」の現物上場を発表した。
07:40
ノルウェー初のビットコイン保有上場企業、カルダノ基盤ステーブルコイン戦略を開始
ノルウェーの仮想通貨取引所NBXが、カルダノブロックチェーン上の唯一のMiCA準拠ステーブルコインUSDMの発行権を獲得。ビットコイン保有戦略を通じて新たな収益モデル構築へ。
07:24
ビットコイン300万ドル到達の可能性は? 著名アナリストトム・リーが予測
ファンドストラット社のトム・リー氏が仮想通貨ビットコインの2025年末25万ドル到達を予測。アーサー・ヘイズ氏も同様の強気見通しで一致。
07:05
イーサリアム投資商品、先週に約460億円の資金が純流入
仮想通貨投資企業CoinSharesは、先週におけるデジタル資産の投資商品への資金流入はイーサリアムが最も多かったと報告。一方、ビットコインの投資商品からは資金が純流出した。
06:40
テキサス州議会がビットコイン準備金法案を最終可決 知事署名待ちに
テキサス州議会が上院法案21号を24対7で可決し、州政府によるビットコイン準備金設立が実現へ。アボット知事の署名を経て全米3番目の仮想通貨保有州となる見通し。
06:25
香港物流テック企業リータル・ロジテック、2140億円規模のビットコイン購入計画
香港拠点の物流技術企業リータル・ロジテック・ホールディングスが最大15億ドル相当のビットコイン取得計画をSEC文書で開示。資金準備金強化が購入の目的に。
06:10
ソフトバンク出資の『21キャピタル』、3900億円相当のビットコイン受取
テザーとBitfinexがジャック・マラー氏の21キャピタルにビットコイン25,812BTCを送金。14,000BTC・4,812BTC・7,000BTCの3回のトランザクションで実行。
05:44
8週連続でビットコイン買い増し ストラテジー社、新たな優先株式発行も
マイケル・セイラーのストラテジー社は3日に、仮想通貨ビットコインの更なる追加購入のために年利10%の優先株式250万株のIPO実施を発表した。
06/02 月曜日
13:51
イーサリアムの「ペクトラ」アップグレードにセキュリティリスク発覚、Wintermuteが警告
イーサリアムのPectraアップグレードで導入されたEIP-7702が、利便性を高める一方で新たなリスクを生み出している。Wintermuteの分析によると、EIP-7702の委任先の94.7%が悪意のあるコントラクトに割り当てられており、資金を盗む「スイーパー攻撃」の危険性が潜む。ユーザーは委任時に注意が必要だ。
12:42
メタプラネット、ビットコイン168億円分追加購入
メタプラネットは仮想通貨ビットコイン1,088BTCを追加購入、総保有量は8,888BTCに。総額1,222億円、年末1万BTC目標の達成率は約89%に到達
12:28
イーロン・マスク、新機能「XChat」を発表
イーロン・マスク氏が新機能「XChat」を発表。暗号化や消失メッセージ、音声・ビデオ通話でプライバシー重視の万能アプリへ進化。
12:20
マイケル・セイラー「仮にストラテジー株価が1ドルになっても挽回は可能」Bitcoin 2025で言及
仮想通貨ビットコインの大量保有で知られる上場企業、米ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がBitcoin 2025に登壇。同社の株式が資産に対して大幅ディスカウントで取引された場合の対応策を説明した。
12:09
トランプ関税の懸念再燃で前週末にかけて仮想通貨急落、Hyperliquidで1億ドルの清算発生
米中貿易摩擦の再燃で、前週末にかけて株や暗号資産(仮想通貨)ビットコイン市場が急変、投資家心理が悪化した。関税政策への懸念から1日で6億ドルの資金流出が発生し、大口トレーダーの清算事件も重なる。市場分析とマクロ経済要因の影響を詳しく解説。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧