- 中国CACがbitchatを違法コンテンツと認定し削除要請
- bitchatは週間約8万4,000回DL、検閲耐性P2Pアプリ
アプリストアから削除
暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)関連サービスなどを提供するブロック社を率いるジャック・ドーシー氏は6日、中国のアップル社のアプリストアからビットチャット(bitchat)のアプリが削除されたことを発表した。
削除を要請したのは中国サイバースペース管理局(CAC)。削除の理由は、中国では違法なコンテンツを含んでおり、アップル社のアプリのガイドラインにも違反しているためだという。
ドーシー氏は6日にアップル社から送付された書面をXで公開。公開された書面によると、上述した内容が送付されたのは2026年2月28日で、この時点ではビットチャットがアプリストアから削除されることが予告されていた。
ビットチャットは、Bluetoothメッシュネットワーク上で稼働する分散型のP2Pメッセージアプリ。一時的なネットワークを介してメッセージがやりとりされ、安全にプライバシーと検閲耐性を確保できるように設計されている。
P2Pとは
専用のサーバーを介せず、接続されたコンピューター同士がコミュニケーションするネットワーク形態のこと。
2025年7月にはビットチャットのテストが開始されており、この時にビットコインの送信機能が実装されていることも明らかになっていた。
関連記事:ジャック・ドーシー、ビットコイン送信対応のオフグリッドメッセージアプリ「Bitchat」を発表
ジャック・ドーシー氏が先週末にビットチャットを開発。Bluetoothメッシュネットワークで完全分散型通信を実現。インターネット不要で検閲耐性を持つ。
削除理由について
アップル社が送付した書面には、アプリを提供する場所における全ての法的要件を満たす必要があることや、現地の法律に従うことはアプリ提供者の責任であることが記されている。
また、犯罪行為や明確に無謀な行動を助長するようなアプリは削除されることも説明。他にも、世論を反映する、または社会的動員を可能にするインターネット上の情報サービスの安全評価に関する中国の規定に違反しているとCACが指摘しているともアップル社は説明した。
その上で、さらなる情報を知りたい場合は、CACに直接連絡するように誘導している。
ビットチャットは、Chrome-Statsのデータによるとこの1週間で約8万4,000回ダウンロードされるなど、需要が増加している様子がこれまで伝えられている。
過去には、イランの抗議行動を鎮圧するためにインターネットが遮断された際に利用が急増したことなどが報じられており、中国当局が監視を強めている可能性がある。
関連記事:アップル、ビットコインの投げ銭機能を警告 分散型SNS「Damus」は反論
分散型SNSのDamusは、米アップル社のアプリストアからガイドライン違反を指摘されたことを公表。仮想通貨ビットコインの投げ銭機能が問題視されている。
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