はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

底堅さを見せるビットコイン、足元では米ドルからの資金流入が大幅増|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●CryptoCompareで、米ドルからの資金流入が大幅増

●米大手コインベースのiOSアプリが大躍進、売上5000万ドル超え

金融市場と仮想通貨

24日の東京株式市場は、前日比33円安の21,117円と小幅安。米中貿易摩擦の深刻化懸念と各国の景気指標が軟調だったことで上値を重くした。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、長短まちまちとなった。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

BTC価格は下げ目線が強まり悲観論も台頭しつつあったが、23日18:00以降の反騰後に続伸し続け、その後に下値を試すも落ち切らず上昇したことで、一夜明けて景色が一変した。中国通信機器大手、ファーウェイ問題で米中貿易摩擦の懸念が強まっていることも影響している可能性がある。

今秋に大型アップデート「カタパルト」を控える仮想通貨ネムが、前日比14%高となるなど高騰したほか、8月前後に半減期を控えるライトコインも前日比で10%以上の上昇を見せている。

特に、5月中旬からサポートされている86万円付近を上抜けしたことで、目線が変化しつつある。当面は先日何度も跳ね返された89.5万円と、年初来高値の92万円付近を突破できるかどうかが最大の焦点となるだろう。

lschecker

LS比率では、先日逆転して以来の状態をキープしており、特に大きな変化は見られない。

この先の国内ファンダとしては、ヤフー子会社が出資する仮想通貨取引所TAOTAOのサービスが月末に開始されるほか、6月には楽天ウォレット取引所の開始も控えている。

米大手コインベースのiOSアプリが大躍進

仮想通貨市場の盛り上がりに伴い、コインベースに対して注目が集まっているようだ。

先週に、コインベースのiOSアプリがApp Storeでトレンド入りし、今週にはコインベースの商業アプリ「Coinbase Commerce」における、2018年2月のローンチからの売上が5000万ドル(約55億円)を超えた。

Coinbase Commerceは、加盟店へ仮想通貨による支払い受け入れ機能を提供し既存の支払いフローとの統合も可能にする。

Coinbase CommerceのプロダクトリーダーであるJustin O’Brien氏によると、売上は2019年の第2四半期に急上昇しはじめたという。これは、ビットコイン価格が急上昇し、取引トランザクション数も増加した時期と重なる。

Coinbase Commerceの躍進からは、今の業界の盛り上がりが単なる投機熱によるものだけでなく、仮想通貨の実用化も伴うものであることが推察できるだろう。ここ最近で話題になっていた、ビットコインの日間トランザクション数が過去最高値を記録したもそれを示唆しているのではないだろうか。

それらの要素を踏まえると、2017年のブームとはまた異なる様相の隆盛が、市場から伺える格好となっている。

米ドルからの資金流入が大幅増加

また、今年4月までの仮想通貨取引において、米ドルからの資金流入が大幅増加していることがわかった。仮想通貨のデータサービスを展開するクリプトコンペアが最新の調査報告書で明らかにした。

(CryptoCompareは、NasdaqやVanEckの仮想通貨先物に利用されるデータも提供している企業で、信頼性の高い取引データの提供を行なっている企業。)

公開データは直近の大底となった2月から3ヶ月間のデータを記録したものだ。米中貿易摩擦の影響もあってか、4月のドル建ての取引高が前月比で1.7倍弱まで増加傾向にある。

なお、ビットコインデリバティブ取引の出来高推移でも、米ドルに関連するデリバティブ商品の出来高推移は、上述した現物の出来高推移と比例して上昇。CMEのビットコイン先物取引では、263%の出来高増加が記録された。

一方で、bitFlyerを中心に日本のビットコインデリバティブ取引の出来高は4月に36%出来高が増加。現物市場とは異なり価格推移と比例して増加した。

これらの傾向から、米国が今回の価格上昇の牽引要因になっていた可能性が指摘されている。

なお、強気相場への関心がより高まった5月の統計データは公開されていないが、リアルタイム取引高の傾向を掲載するfiatleak.comのデータでも米ドルからの資金流入は依然高い傾向を維持。市場の先行指標となり得る米国で活発に取引される時間(日本の深夜から昼まで)の時間の市場の方向性は、直近の市場を見る上で参考指標となるかもしれない。

CoinPostの関連記事

財務省広報誌「ビットコイン先物が2017年仮想通貨バブル崩壊をもたらしたのか」
財務省は23日、財務総合政策研究所による研究レポートを公開した。不正・規制に係る学術研究のほか、ビットコイン先物と市場との相関性についても分析を進めた貴重な内容となる。
ビットコイン富豪の天才少年が「仮想通貨の積立投資アプリ」をローンチ
12才当時に始めたビットコイン投資と独自サービス売却益で4億円を稼ぎ出した天才少年が、BTC投資アプリをローンチした。教育熱心なスタンフォード大出身の両親との約束「18才までに1億円稼げたら大学に進学しなくて良い」も実現していた。

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/15 土曜日
13:55
続落するイーサリアム、長期保有者が1日4.5万ETH超を売却=グラスノード
グラスノードによると、イーサリアムの3年から10年保有者が1日あたり平均4万5000ETH超を売却している。イーサリアム現物ETFも13日に2億6000万ドルの純流出を記録し売圧を高めている。
13:20
リミックスポイント決算発表、仮想通貨評価益で売上高が大幅増加
リミックスポイントが2025年4~9月期決算を発表した。仮想通貨評価益で売上高が大幅増加している。同社はビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨を財務資産として蓄積している。
13:00
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者、ステーブルコインの展望を語る|CoinPostインタビュー
Visaアジア太平洋地域デジタル通貨責任者ニシント・サンガヴィ氏がCoinPostの独占インタビューに応じ、ステーブルコイン決済戦略の拡大、CBDCとの共存、米国ジーニアス法の影響について詳しく語った。4つのステーブルコインと4つのブロックチェーンをサポートし、2億2,500万ドル超の決済を実現。今後5年間のアジア太平洋地域におけるデジタル通貨の展望と、Visaが果たす役割について解説。
11:15
テクノロジー大手アリババが預金トークン決済を開発 中国当局のステーブルコイン懸念に対処か
中国アリババが預金トークン決済システムを開発している。当局によるステーブルコイン規制を回避することも背景とみられる。AI活用サービスも発表した。
10:30
ビットコイン急落、45日ルール通過とFOMC利下げ見送り観測で売り圧力が最大化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは足元で強い売り圧力に晒されているが、ヘッジファンドの45日ルール通過により解約売りの終了が期待される。ビットコイン長期保有者が直近1カ月で12兆円相当のBTCを売却したことは心理を悪化させていた。
09:50
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、売上高99億円に増加 決算発表 
トランプ一族の仮想通貨マイニング企業「アメリカン・ビットコイン」が2025年7~9月期決算を発表した。前年同期比で黒字転換し、ビットコイン保有量は4,090BTCに到達している。
09:35
ジャック・ドーシーのCash App、ステーブルコイン決済機能を導入
決済アプリのキャッシュアップがステーブルコインの送受信機能を含む11の新機能を発表した。ライトニングネットワークを使用したビットコイン決済機能も拡充している。
08:50
ソニー銀行の米銀免許申請、通貨監督庁にICBAが否認を要求
ソニー銀行が米国で信託銀行の国家免許を申請したことについて、米組織ICBAが強く反対すると表明。通貨監督庁に書簡を送付して反対理由を説明し、ソニー銀行の申請を認可しないように要求した。
07:45
バイナンス、ブラックロックのトークン化ファンド「BUIDL」を取引担保として受け入れ
仮想通貨取引所バイナンスがブラックロックの「BUIDL」を取引所外担保として統合した。BUIDLはBNBチェーンで新シェアクラスも立ち上げる。
06:50
ビットマイン、45億円相当のイーサリアムを追加購入 新CEOにHSBC元幹部を任命
ビットマインが3000万ドル相当の仮想通貨イーサリアムを追加購入した。同社は新CEOにHSBCアジアTMT投資銀行部門の元責任者を任命した。
06:25
ビットコイン長期保有者が1カ月で12兆円相当BTCを売却、初期投資家も2400BTCを取引所へ送金
ビットコインの長期保有者が過去1カ月で約81万5,000BTCを売却し、2024年1月以来の高水準となった。初期保有者のオーウェン・ガンデン氏も2400BTC以上を売却している。
05:50
ストラテジーのセイラー会長、6900億円相当のビットコイン売却の噂を否定
ストラテジーのマイケル・セイラー会長が47000BTCの売却憶測を否定した。オンチェーン上の動きは保管業者の入れ替えによるもので、実際に購入ペースを加速させていると説明。
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧