- 開発者向けプラットフォームをローンチ
- 米リップル社の投資部門「Xpring」が、開発者向けのプラットフォームをローンチ。XRPレジャーとインターレジャープロトコルを利用し、開発者がアプリに決済手段を取り入れる際の苦労や摩擦を解消することが狙いだ。
開発者向けプラットフォームをローンチ
米リップル社の投資部門「Xpring」が、開発者向けのプラットフォームをローンチした。
本プラットフォームは開発者に、XRPレジャーとインターレジャープロトコルを容易にアプリに統合できるツールを提供する。本プラットフォームを利用することによって、XRPだけでなく米ドルやビットコイン(BTC)など、どんな通貨でも全てのネットワークを通してシームレスにユーザーが送金できるようになると、Ripple社の吉川絵美氏もツイートした。アプリでお金を取り扱う時の苦労や摩擦を取り除くのが狙いだ。
Ripple's Xpring just launched a developer platform, which makes it easier for developers to send and receive payments in any currency, across any network, using the #XRP Ledger and #Interledger Protocol!
— Emi Yoshikawa 🌎 (@emy_wng) October 2, 2019
Xpring is the open platform for money. 💸💸💸 https://t.co/I6wP1aYMTz
リップル社は「リップルネットが金融機関のグローバルなネットワークであるのに対し、本プラットフォームは、開発者のグローバルなネットワークだ」と説明している。
本プラットフォームの活用で、支払いにかかる時間を減らし、何十年も前に作られた従来の決済システムよりもシンプルなネットワークを構築する。リップル社は「現在の決済システムは時代遅れで、現代のユーザーの要求を満たしていない。インターネットが情報を民主化して経済成長を促したように、お金をデジタル化することによって、『価値のインターネット』が経済的な価値を提供する」と意欲的だ。
「価値のインターネット」が実現できれば、世界中の何十億という人々が即座に金銭的な取引ができ、銀行に口座をもたない何百万という人が経済圏にアクセスできるようになる。それによって、最終的に新しいビジネスや産業を生むとリップル社は考えている。それには開発者の存在が重要であるという考えから、今回のプラットフォーム提供へ至った。
XRPレジャーとインターレジャープロトコルと合わせれば、ブロックチェーンをまたいだ取引だけでなく、マイクロペイメント(少額決済)や、メディアやゲームを初めとする多様な産業での収益化を可能にするという。リップル社は今回のプラットフォームのローンチは始まりに過ぎないと説明。Xpringはこれからも技術の開発や改良を重ね、開発者をサポートしていく。
参考資料 : Ripple