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米大統領選の結果予想で収益化 仮想通貨デリバティブ取引所が先物取引を開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米大統領選で先物取引

バイナンス出資のデリバティブ取引所FTXは、2020年米大統領選の結果予測を収益化できる先物取引を開始した。

今回新たに追加された商品は「TRUMP-2020(TRUMP)」。トランプ大統領が再選すれば1契約につき1ドル、他の候補者が当選すれば0ドルになるという仕組みだ

「TRUMP」の1契約の価格は、トランプ大統領が再選する可能性に連動する。例えば、再選の確率が50%だと予想した場合は、0.50ドルでの取引になる

また、「TRUMP」はFTXで他の先物取引と同様に取り扱われる。ユーザーはトランプ大統領の再選の可能性を自ら予測し、ロングかショートを選択。取引手数料は、規定の計算式で算出され、取引価格によって変動する。利益や損失の決済は米ドルで行なわれるという。

当選については、選挙人による投票を270以上獲得したかどうかで判断される。各州が公式の獲得票数を公表する前に、ニューヨークタイムズ、Fox、CNNなどの全大手メディアが勝者を予測した場合、その結果に応じて決済が行なわれる。

米大統領選に関する金融商品だが、FTXでは米国民は取引ができない。またEU、英国、香港、シンガポールなどの禁止指定地域も取引に参加できないルールになっている。

2020大統領選については、1州目としてアイオワ州で野党・民主党の候補者選びが始まっているが、集計の不手際で最終結果の発表に時間を要している。民主党全国委員会が集計結果を再点検するように求めており、確定がさらに遅れる可能性が浮上した。初戦の選挙結果は候補者選びの行方を大きく左右するだけに、幕開けとなったアイオワ州の戦況に注目が集まっている。

参考:FTX公式

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