「3月先物の大半が逆ザヤ」仮想通貨ビットコイン、暴落時のオプション出来高急増

現在の仮想通貨市場

新型コロナウイルスの感染拡大や原油価格の急落の影響を受け、全面的に価格が暴落する仮想通貨(暗号資産)市場で、ビットコイン(BTC)のオプション取引の出来高が12日に急増した。

この増加に貢献したのは、オプション取引市場で大きな占有率を誇る大手デリバティブ取引所Deribit。以下が出来高の推移を表したグラフだ。

出典:The Block

Deribitの最高執行責任者Marius Jansen氏はTheBlockに対し「この日は24時間で約3万5000の契約があった。取引額は合計で16億ドル超(約1680億円)に及んだ」と説明している。

Jansen氏は現在の相場について、「BTCの永久先物は、現物よりも割安になっており、ベーシス(現物価格と先物価格の価格差)が下がった。3月の先物については、ほとんどの市場が逆鞘で、決済期限が最も近い期近物が期先物に比べて高い状態だ」と解説している。

また現在の仮想通貨市場の弱気相場について、「Deribitを初めとする全デリバティブ市場で、発生したロスカットの影響を受けている。BTCがリスクオフの流れを受け、全ての資産で売りが加速した。BTCは安全資産としては機能していない」と語った。

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現在の状況は取引所のインフラへも負荷をかけている。高頻度取引を行うトレーダーMike van Rossum氏はTheBlockに対し、「FTXやHuobi、BitMEX、Deribitなど全ての大手取引所で、注文板の遅れなど技術的な問題が起きている」と話す。

実際にFTXのCEOが、「データベースの1つに過剰に負荷がかかり、注文板に遅れが生じている。機能を維持するために注文に制限をかけなくてはならない」とツイートしている。


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著者

Celia Wan

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