ビットコイン暴落
仮想通貨ビットコインは、23:40頃にかけて一時前日比-8%近く暴落。96万円(8,900ドル)台まで下落した。21日時点で105.7万円を推移してたが、2日間で10万円幅値を下げた形となる。
イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)など主要アルトコインも全面安。一時前日比-5%以上の下落となった。半減期を終えたばかりのビットコイン(BTC)はブロック報酬が文字通り半減しており、このまま価格低迷が続くようであれば、採算ラインを割り込み事業撤退を余儀なくされる中小マイナーが続出する可能性もある。
関連:ビットコイン半減期で採掘事業の撤退事例 株式公開企業が破産申請へ
関連:ビットコイン半減期後、ハッシュレートとマイナー収入はどうなった?
大手デリバティブ取引所のBitMEXでは、21日から22日にかけての大幅下落に伴い、24時間で8,000BTC(80億円相当)を超えるロングポジションのロスカットが発生した。
BTCは96万円(8900ドル)のサポートラインで反発。約100ドル幅戻すなど、ボラティリティの急上昇が確認できる。(22日0:30時点)
海外トレーダーのJonny Moeは、チャネルを割り込んだ場合、6500〜7500ドルまで落ちる可能性もあるとの見方を示した。
If we lose the channel, I'm looking at this landing zone. $BTC pic.twitter.com/HJ6sGHkAW4
— Jonny Moe (@JonnyMoeTrades) May 21, 2020
一方、著名トレーダーのAngeloは、「$16k by October. The charts never lie.(10月までにBTC=16,000ドルに到達するだろう。チャートはウソを付かない)」と、短期的な下落は”意に介さない”とする、強気の見立てを披露している。
22日12時:追記
CoinPost関連記事の最新マーケットレポートで、今回の暴落の背景などを解説。