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次世代ブラウザBraveから仮想通貨取引 米国規制下のGeminiが連携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

次世代ブラウザBraveがGeminiと提携

次世代ブラウザBraveが仮想通貨取引所Geminiと新たなパートナーシップを結んだ。

ユーザーはBraveブラウザからGeminiの取引ウィジェットにアクセスし、仮想通貨を購入、販売、保有が可能に。Braveブラウザのエコシステムから離れることなく、Geminiに上場している仮想通貨を取引し、Geminiアカウントの残高を確認することが可能になる。

Braveブラウザから仮想通貨取引が可能になる事例は、バイナンスに続く2例目。米国規制下(ビットライセンス)の取引所としては初めて。

現在はまだ、Braveのテスト・開発版であるBrave’s Nightlyバージョンのみでリリースされているが、今後数週間でBraveの一般バージョンでも公開される予定だ。

オンラインクリエイターのウォレットも提供

また、Braveブラウザから認定された米国のコンテンツクリエイターが報酬を受け取るクリエイターウォレットにGeminiが対応した。

Braveは、Googleアドセンスなど通常のオンライン広告をブロックする代わりに、インターネットユーザーが閲覧を選択できる独自の広告キャンペーンを実施していることで有名だ。

またクリエイターを支援する報酬プログラムを行っており、ウェブサイト、YouTube、Twitter、Githubなど様々なプラットフォームのコンテンツクリエイターは、Braveのクリエイターとして申請し承認されることで、Braveユーザーからトークンの寄付を受け取れる仕組みが採用されている。

報酬を受け取る際には、Braveの独自トークンBATと、BTC、ETH、XRPなどの仮想通貨、また各国の法定通貨の中から通貨を選択できる。

これまでクリエイターは、主にオンラインウォレット「Uphold(アップホールド)」でこの報酬を受け取っていたが、Geminiが利用できる国では今回Geminiのウォレットという新たな資金保管・引き出し方法が加わったことになる。

サムスン、トレーディングビューと提携するGemini

Geminiは、様々なプラットフォームとの提携を進めている。

5月には、大手家電・電子機器メーカーのサムスンと提携、米国とカナダにおいてサムスン携帯端末で仮想通貨の取引が行えるようになった。Galaxy S10やS20シリーズなど、サムスンのスマートフォンでは、ユーザーが資産を自己管理可能なブロックチェーンウォレットを搭載している。

提携によりGeminiカストディへ送金し、コールドストレージ(オフライン環境)に仮想通貨を保管しておくこともできる。

また、仮想通貨を含め様々な資産のチャートを閲覧できる人気サイト「トレーディングビュー」とも提携しており、Geminiユーザーが仮想通貨取引をトレーディングビューより行うことを実現した。

Braveは日本でビットフライヤーとウォレット開発を計画

一方、Braveは5月に大手仮想通貨取引所バイナンスともパートナーシップを締結。

ブラウザからバイナンスウィジェットを操作できるようになり、ユーザーは取引を行ったりバイナンスアカウントの資金残高を確認することができるようになった。米国版など、バイナンスが各地域で展開する取引所にも対応している。

日本においては仮想通貨取引所ビットフライヤーと共同して、Braveブラウザのユーザー向けに、仮想通貨ウォレット機能を開発することを発表した。Brave独自通貨のベーシックアテンショントークン(BAT)の保管・引き出し先も増えることから日本のユーザーにとっては朗報である。

ビットフライヤーやGMOコイン、DMMビットコイン(レバレッジのみ)はすでにBATの取り扱いを開始しているが、先日コインチェックも、BATを7月21日から新規上場の銘柄として発表している。

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