マイニング指標が過去最高値
ビットコイン(BTC)ハッシュレートが145.09 EH/sと、過去最高値を更新した。
堅調な仮想通貨・BTC市場推移や新規マシンの販売と納品、新規企業の参入などが、マイニング指標を後押しした。半減期後も右肩上がりの推移を続けるハッシュレートは、前年同月比で54%高と高い成長率を記録している。
新規企業の参入や規模の拡大事例では、ナスダック上場企業Riotブロックチェーンへの投資事例が代表例だ。
大手オンライン証券会社チャールズ・シュワブのほか、世界最大級の資産運用企業バンガード傘下のファンド(Vanguard IndexFundとVanguardValley Forge Index Fund)や、老舗金融サービスのフィデリティもマイニング事業への投資先として、Riotブロックチェーンへ資金を投じている。
これまで、中国などを中心に不透明性の強かったマイニング領域に米国などの上場企業が参入したことで、企業が資金を投じやすい環境へと変化したことが大きな要因とみられている。
大手資産運用会社のフィデリティ、バンガード、チャールズシュワブが仮想通貨マイニングの株式に投資している。また、各社ともに仮想通貨・ブロックチェーン分野に注力を始めているところだ。
難易度も過去最高値に
また、ビットコインネットワークは18日、最新の難易度調整を前回日+ 3.62 %で完了。ハッシュレートと同様、過去最高値を更新した。
難易度は20.00 T、該当期間の平均ハッシュレートは142.94 EH/s。難易度調整の基準になる平均ブロック生成時間は9分40秒とリターゲティング水準から20秒短い結果となった。
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週末の変動幅を織り込んだCME(米シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコイン先物は、135ドルの「窓(ギャップ)」で取引を開始した。先週末の終値11,370ドル(1,197,710円)に対し、始値が11,505ドル(1,211,930円)となった。