コインベースの日本求人
米最大手暗号資産(仮想通貨)取引所が日本進出に向けて、人材確保を加速させているようだ。
日本に関連した求人をホームページ上で掲載。Brian Armstrong CEOは、「日本で多数の職種に関する求人がある」とSNSで紹介した。
We have a number of open roles in Japan! https://t.co/dg2QGRG6EA
— Brian Armstrong (@brian_armstrong) November 4, 2020
Who do you know who we should get in touch with? (please forward this to them).
今回が初めての求人募集ではないが、求人の規模を拡大している。掲載されるポジションの勤務地はすべて「日本・東京」としており、以下のような職種(ポジション)の募集を行なっている。
- 口座オペレーションのサポートアナリスト
- ペイメントオペレーションのサポートアナリスト
- データサイエンティスト
- 内部監査責任者
- 財務アナリスト
- オフィスマネージャー
- テクノロジスト
- AML責任者
- マーケティング責任者
コインベースは今年の3月、金融庁から暗号資産(仮想通貨)交換業に係る認定資金決済事業者協会として認定を受ける「日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)」で、第二種会員として入会している。
第二種会員は、「資金決済法第63条の3に規定する仮想通貨交換業者登録の申請中の事業者又は申請を予定する事業者」の枠組みであることから、コインベースが日本で新たに交換業を目指す事業者であることが公式の動きからも明らかになった。
関連:コインベース、日本進出へ本腰か JVCEAの第二種会員に新規3社
同社は仮想通貨業界において歴史のある取引所で、業界初のユニコーン企業(未上場で企業評価額が10億ドルを超える企業)としても有名だ。利用者数も規制下で運営する仮想通貨取引所としては世界最大規模を誇る。
日本では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が、傘下の三菱UFJ銀行や三菱UFJキャピタルを通じて出資も行なっている。
大手取引所の日本進出については、Krakenが日本法人の暗号資産交換業者「Payward Asia株式会社」を通じて、取引サービスを開始したばかり。日本市場における取引所サービスにも、続々と海外資本の事業者が参加しつつある。