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ニュージーランドの退職基金、昨年10月のビットコイン投資を明かす

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ニュージーランドの退職基金もビットコインに投資

ニュージーランドの投資ファンドNew Zealand Wealth Funds Managementが退職口座の1つで、暗号資産(仮想通貨)ビットコインに投資していることが判明した。地元ニュースメディアStuffに対して同ファンドのJames Grigor CIO(最高投資責任者)がビットコインへの投資を明らかにした。

投資を行ったのは、New Zealand Wealth Funds Managementが運営する退職基金「KiwiSaver Growth Strategy」で、20年12月時点でこの基金は約380億円に相当する資産を運用していた。昨年10月にファンドの目論見書を改定したことでビットコインへの投資が可能となり、20年12月までにはポートフォリオの5%をビットコインに充てたという。

またビットコイン購入のタイミングも昨年10月だったため、1万ドル台で買いに入ったこともわかった。

New Zealand Wealth Funds ManagementのJames Grigor CIO(最高投資責任者)は地元ニュースメディアStuffに、ビットコインがゴールドに類似した点が投資の決め手だと説明。「ゴールドに投資しているなら、ビットコインを退けることはできないだろう」とコメントした。

また、新たにビットコインをポートフォリオに入れることに関して、KiwiSaverでは伝統資産がメインだが、ビットコインを加えることで投資家にベストな退職資金を提供し得ると見込んでいる。

反対する意見も

KiwiSaverが退職基金によるビットコイン投資の初めての事例ではない。米国の投資顧問企業DAiMやBitwage社も提供している。

また先日、モルガン・スタンレーが機関投資家クライアントに対し、ビットコイン関連ファンドへのアクセスを新たに提供し始めており、機関投資家からの需要は引き続き高まっている状況だ。米最大手のオプション取引所Cboe(シカゴ・オプション取引所)のEdward Tilly CEOも先日、機関投資家と個人投資家から仮想通貨投資への関心が高まっていることから、ビットコイン先物の再開などを示唆していた。

一方、ビットコイン投資をギャンブルとみなすファンドマネージャーもいる。KiwiSaverの1つのプロバイダーであるBooster社の責任者David Beattie氏は、現時点ではリスクリターンの面でメリットがないと指摘し、「投機的性質が高すぎる」と発言した。またビットコインの消費電力も懸念視する姿勢を示している。

Simplicity KiwiSaverの役員であるSam Stubbs氏は「ビットコインをKiwiSaverに入れるのはもはやギャンブルで、ファンドマネージャーがそれを許可したことに驚いた」と発言しており、ビットコインへの投資はファンド内でも物議を醸している。このためNZファンドはビットコインが今後も上昇する余地はあると見込むものの、「モメンタムがなくなったと考えたら、次の資産クラスに行くだろう」と述べている。

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